NOCTURNAL BLOODLUSTの新曲、「Thank You」はなぜ炎上したのか考える
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今回は、なぜこの曲が異例なまでの賛否両論を巻き起こし炎上してしまったのか?ということを考察していきたいと思う
公開初日からコメント欄は大荒れ、Twitterは過去のノクブラを懐かしむ悲しみと怒りのコメントで溢れた
久しぶりのNOCTURNAL BLOODLUSTのMVとのことで、投稿された際のインパクトは物凄いものだった。私もYouTubeのホームに新曲の動画が流れてきた時は目を疑ってしまったほどだ
NOCTURNAL BLOODLUSTといえば日本のデスコア・ビジュアル系を代表する超実力派バンドであり、ファンも当然コアな人間が多い。
また、NOCTURNAL BLOODLUSTはメンバーの脱退により活動が一時停止に近い状況にまであった。そのため、ファンなら誰しもがノクブラの再始動に歓喜したことだろう
しかし、それゆえに、結果として賛否両論を巻き起こすこととなってしまったのだ
曲としては悪くないが、圧倒的なまでのコレジャナイ感
NOCTURNAL BLOODLUSTは所謂エクストリームというジャンルに属しており、デスコアの中でも非常に重低音の強い方であった
またボーカルの尋のシャウトも独特のパワフルな音を持っており、歌詞は基本的に英詩。そしてビジュアル系の音楽性を合わせたメロディアスなサビとハードなデスパートの切り替え。
メロディアスかつ悲愴感溢れる激しい音楽性がノクブラの真骨頂だったと言えるだろう
しかし、久々の新曲である「Thank You」はこれまでのNOCTURNAL BLOODLUSTとは全く違うものだった
元々の持ち味であるメロディアスでダークな雰囲気はかなり薄まっており、デスパートはノリを重視したものに、クリーンは陰鬱で重々しいダウナーな雰囲気へと変化していた
ただ、それだけならここまで炎上することもなかっただろう。NOCTURNAL BLOODLUSTはこれまでも様々な方向性の曲を出してきたし、メンバーも変わったのだから雰囲気が変わってしまうのは必然だとも言える
では、なぜここまで炎上したのか?というと、それは恐らく歌詞が全編日本語に変わっていたせいだろう
それも「Thank You」はこれまでのようなビジュアル系らしい日本語歌詞ではなく、パンクロックを彷彿とさせるような言葉回しのヘイト詩。それも元メンバーへの当てつけとも取れなくもない歌詞であった
そこに引っかかりを感じたファン達は次第に悪い悪い方向へと流れて行った。メインコンポーザーであった二名へのヘイトとも取れる歌詞、そしてこれまでとは全く違う方向性の音楽
これらが合わさったことで、結果としてNOCTURNAL BLOODLUSTは完全に変わってしまった、しいては終わったとまで言われるようになってしまったのだ
これは好みの問題ではあるが、基本的に日本語でのシャウトと英語でのシャウトというのは聞こえ方がかなり変わってくる。
そこに曲調の変化も合わさり、NOCTURNAL BLOODLUSTのファンは曲全体の雰囲気にかなり違和感を感じてしまったことだろう
求めていたものとは違うコレジャナイ感。ここまで変化してしまえば、ファンとしては困惑せざるを得ないのも仕方ないことではないだろうか
勘違いして欲しくないのは、曲としての出来は非常にいいということ
当然ここまでの変化があったため、ノクブラの新曲がダサい、終わってるなどという声がTwitterやYouTubeのコメント欄では多く見受けられた
しかし、勘違いして欲しくないのは、ノクブラを度外視し単純に曲として見れば決して悪くないという点だ
重さをキープしたままのノリの良いデスパートに、自然と口ずさんでしまうようなダウナーなクリーンパート。もちろん歌詞などで好みの問題はあるかもしれないが、これは変化だ。曲だけを見た場合、普通に良曲の部類に入るだろう
現に評価は高評価が圧倒的に勝っていたし、NOCTURNAL BLOODLUSTのファン以外の人からの評価は概ね悪くないものだった
しかし、やはりNOCTURNAL BLOODLUSTのファンが求めていたものとは違う。
NOCTURNAL BLOODLUSTは、非常に洗練された唯一無二の世界観を持っていた。それ故に、ここまでの変化を受け入れ難かった人も多いだろう
また歌詞、そして曲名も、色々な問題があったことで悪い方向にしか取られなくなった。そこが炎上の一番のポイントだろう
NOCTURNAL BLOODLUSTのこれからの活動に期待
さて、今回はなぜNOCTURNAL BLOODLUSTの新曲が炎上したのかファン視点で語ってみたが如何だっただろうか。
NOCTURNAL BLOODLUSTのファンならば皆さんご存知だと思うが、今のNOCTURNAL BLOODLUSTはとある事件により非常に窮地に立たされている
しかし、だからといって終わった訳では無い。
メタルとは実力の世界なのだ。
例え何があろうと実力さえあればいくらでも這い上がれる。それがHR/HMの世界
それにNOCTURNAL BLOODLUSTが好きだと言う人の大半は、本当に音楽が好きな人だろう。そのような人達が求めているのは下らない体裁ではなく本物の音楽なのだ
純粋に音楽でバカしながら成長していきましょう💪🏻 https://t.co/kCjyzkauOL
— 尋 8/3渋谷WWW X (@hiro__NB) November 7, 2019
NOCTURNAL BLOODLUSTの1ファンとして、私は一刻も早い復活を心から望んでいる。その日が来るまで、私はいつまでも待ち続けるだろう
それでは
以上です
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