LGの2画面折りたたみスマホは可能性の塊。デュアルディスプレイスマホG8X ThinQが最高すぎるってレビュー

♨の人

-

スポンサーリンク

ガジェットが好きな人は、スマートフォンを何台か保有している人が多いと思います。

私もスマートフォンを数台所有しており、同時使用でYouTubeを見ながらブログを書いたりしています。

しかし、正直2台持ちは便利ではあれ、やはり別端末な訳ですから、データは共通ではありません。なので、PCのデュアルディスプレイのようには行かないんですね。
YouTube見ながらゲームとかそういう使い方なら十分ですが、マルチタスクで作業をするのには正直力不足。どうしてもスマートフォンを持ち替えて作業しているに過ぎない感が否めません。

他にもAndroidの画面分割モードも便利ではありますが、やはりスマートフォンの小さな画面では無理がある。もっと作業効率をあげるストレスフリーな方法は無いものかとずっと悩んでいました。

しかし、そんな私の悩みを解決するスマートフォンがLGエレクトロニクスから販売されていました。

それが確信的なデュアルディスプレイスマホ「LG G8X ThinQ」です。

今回はそんなG8X ThinQを実際に使ってみた感想となります。それではどうぞ




デュアルディスプレイスマホはスマートフォン2台持ちの完全上位互換


上で語ったように、私も昔からスマホを数台同時に使っています。なので当然スマホ2台持ちの便利さは理解しているつもりです。

しかし。このG8X ThinQの利便性はチンケな2台持ちなどとは正直比べ物になりません。




そもそもスマートフォンの2台持ちはあくまでも2台持ち。PCのようなデュアルウィンドウによるマルチタスクではありませんから、作業効率という点ではそこまで上昇するはずもないのです。



しかし。このG8X ThinQはディスプレイが2つある正真正銘のデュアルディスプレイスマホ。

あくまでもストレージやクリップボードなどスマホ本体のデータは共通で、画面を2つ自由に使える。当然アプリも2つ同時に立ち上げられます。

なので、2台持ちによくあるこれはこっちのスマホでこれはこっちで……みたいに煩わしい部分が皆無なのです。勿論デュアルディスプレイですから、スマートフォンを忙しく持ち変える必要性もありません。指一本さえあれば十分。


右画面でテキストをコピーして左画面でメモにペースト、左で加工した写真を右ですぐさま圧縮、みたいなパソコンのマルチウィンドウのようなことが簡単に可能。
これは実際に使ってみれば分かりますが、非常にストレスフリーですよ。

例えば片側でYouTubeなりゲームなりなんなりを開いて、もう片方でInstagramとかを開きます。
んで片方の画面は後ろに折りたためば勝手に消えるので折りたたむ。

開けば画面がまた点灯するので、返信が来たりした時に開けばメインのタスクを消すことなく円滑に返信が出来る。これホントめちゃくちゃ便利。

使ってみないとわかんないですよこれは。




これに慣れるとAndroid標準の画面分割モードがクソに見えるレベル


Androidの画面分割モードは確かに便利ではありますが、やはりデュアルディスプレイとは比べ物になりません。

例えば下画面で文字入力すれば上画面が押し上げられ見えなくなったり、ゲームアプリなどは画面分割したらまともに使えなくなったりと所詮はスマホといった感じ。更にはInstagramなど画面分割モードに対応していないアプリも普通にあります。

またAndroid9から画面分割モードの操作が面倒くさい仕様に変えられたのも相まって、まさにこのG8X ThinQのようなデュアルディスプレイスマホとは雲泥の差。足元にすら及びません。

このスマホを使った後に普通のスマホの画面分割モードを使うと、あまりの不便さに落胆する事請け合いです。





抑える所は抑え、個性で突き抜ける。まさに唯一無二のスマートフォン


最近はスマートフォン戦争も苛烈化の一途を辿り、色んなメーカーがこぞって高性能な端末を販売しています。

何処も彼処もまず第一に注目されるのはスペック。
私もAntutuベンチマークスコアが高いスマートフォンには非常に強い魅力を感じます。


しかし、私はゲームをしません。ですから高性能な端末に魅力こそ感じても、購入まで踏み切ることはまずありませんでした。何故ならば私に高性能は必要が無いからです。

ゲームをしない私からすればAntutu15万点のスマホも、Antutu40万点のスマホも大して変わらないと思っているからですね。


それに、スマートフォンの性能に関しては高性能なパーツさえ組み込めばいくらでも高くすることができます。なので例えSnapdragon865を搭載してようが、RAMが12GBだろうが、個性があるかと言われると微妙。

何処も彼処も同じような高性能チップセットに同じような値段。となると性能で個性を出すことはXiaomiくらい安くしない限りまあ無理かなという印象でした。



勿論メーカーもそれは理解しているので、それぞれ自分の強い分野に力を入れた製品を開発しています。

例えばXperiaだと4KディスプレイにHSコントロール、AQUOSなら240Hzディスプレイ、Huaweiなら100倍ズームとかですね。


しかし……どれも10万円近いお金を出してまで欲しいか?と言われると私は微妙でした。
なので、これまで私は迷うことはあれど実際に現行の高額端末を購入するまでには至らなかったのです。


ですが、このG8X ThinQは違いました。

デュアルディスプレイという唯一無二の機能を搭載する事により、利便性という最強の個性を身につけていたのです。

この端末はイヤホンジャックもmicroSDスロットも搭載。性能も拡張性も申し分なくて、更にはそこに利便性を最高峰まで高めるデュアルディスプレイが付く。

こんなの、買わない理由が見当たりませんでした。
DSDSには対応していないものの、利便性で言うならば普通に上記のふたつの方が高いはずです。

それはまさしく一目惚れ。長い期間悩んで結局買わない事の多い私が、見かけたその日に購入してしまいました。

それほどデュアルディスプレイというのは革新的で魅力的だったのです。


購入してからも、購入前の印象を軽く上回る利便性をこの端末は発揮してくれました。


高性能でどんな処理でもヌルサクに動いてくれますし、デュアルディスプレイはとても細部まで作り込まれており不満点が見当たらないくらい。ここまで私を満足させたスマートフォンはこのG8X ThinQのみです。

恐らくは、ここ数年で買ったものの中で一番有益な商品だと思いますね。




フォルダブルスマホよりもデュアルディスプレイスマホの方が利便性は高い


最近だとGALAXYやHuaweiのMateシリーズにディスプレイが折り曲げられるフォルダブルスマホがありますが、あれもまあ確信的であり便利ではあるものの、正直画面が大きくなるだけならタブレットでよくねって感じが強いです。

フォルダブルスマホはあくまでも折り曲げられるスマートフォンでしかありません。要は折り曲げられるタブレットPC。それ以上でもそれ以下でもありません。

しかし、このG8Xはその名の通りモノホンのデュアルディスプレイ。つまり画面が2つあることで、それぞれの画面にて別のタスクを行うことが可能。そもそものコンセプトが全然違うのです。
当然、OSもデュアルディスプレイを前提にカスタマイズされています。

どう考えても利便性はこのような2画面方式の方が高いのではないかと思いますね。
フォルダブルはあくまでも携帯性重視ってとこでしょうか。







スペックのテスト。3Dソシャゲもヌルヌル動く


とりあえず性能を確かめるため、重いと噂のデレステを入れてみました。
中居くんがCMしてたアレです。
(YOSHIKIのやつはシャニマスなんで別ゲー)



まあ結果としては流石Snapdragon855。全く重さを感じさせず3Dリッチでもヌルヌルでした。

負荷が高そうな演出時でも、関節とかの動きはヌルヌルを維持。全くカクカクしませんでした。
(まあこれと同じスペックのV-50では上でデレステ、下でミリシタみたいなとんでもないこともやってたので当然っちや当然ですけど)


というか、私ソシャゲやらない勢だったのでスマホゲーらしいスマホゲーをやったのもほぼこれが初めてなんですけど、有名とはいえこんな重そうな演出してたんですね。
城の中をカメラがぐるんぐるん。見るからに重そうでベンチマークか何か?と思いました(小並感)


ちなみに音ゲーもほぼほぼ初めてみたいなもんなので難易度はREGULARです。これがもっと高難易度になるとSnapdragon865とか必要になるんですかね?

まあ流石にないか。YouTubeだとP20 Liteでもリッチ以外なら動いてましたしね。



このスレによると重めの曲だという双翼の独奏歌を3Dリッチで動かしてみましたが、普通にSnapdragon855でもヌルヌルでした。

【デレステ】デレステの中でも一番重たいMVってなんだろう?【雑談】 | デレステ攻略速報

まあ腐ってもハイエンドCPUですね。未だにSnapdragon720G搭載端末が高性能レベルってところを見るに、向こう数年はハイエンド~ミドルレンジとして使える代物だと思います。


あ、ちなみにガチャはこんな感じでした



フミカサンカワイイヤッタ-!
ピックアップ限定SS、S3枚。それなりなんじゃないですかね?知らんけど。



デメリットらしいデメリットは重さのみ


このG8X、本当に完成度の高い端末でデメリットがほとんど見当たらないのですが、それでもいくつかはデメリットが存在します。


まず、一番見過ごせないのが本体の重さです。

別に単体時は193gとそうでもないのですが、2画面時の重さは約331gとスマートフォンとしては相当なものです。
(ディスプレイ2枚なので当然ですけど)

こんだけ重いと多分落としたら確実に無事じゃすみません。少なくともどっちかのディスプレイがバキバキになると思います。タブレットくらいの重さありますからね。

多分割れる確率はデュアルディスプレイの方が高いでしょうね。本体はカバーにて覆われているのに対し、こちらは5mmというかなり薄いディスプレイがむき出しですので。

専用デュアルディスプレイカバーはLGによると交換で2万円らしいです。有機ELディスプレイなのでまあ当然かもしれませんが結構高いので注意。

しかし、故障部分によっては修理に出さなくても大丈夫です。
故障部分が「デュアルスクリーン」か「充電コネクタ」なら、買い換えることができます。
 
LGコールセンターに問い合わせるとこんな値段。

LGデュアルスクリーンのみで20,500円(税別)

充電コネクタのみで2,000円(税別)

とデュアルスクリーンだけで、本体価格のおよそ4割を占めてますね。
 
本体価格は55,440円なので、デュアルスクリーンは意外と高額でした。
10,000円ぐらいだと勝手に思ってました。(笑)


【LG G8X ThinQ】スマホが不具合・故障した時の解決策!

ぐらとLG G8X ThinQが調子悪い!壊れた!そんなお悩み解決します。 2画面で便利なLG G8X ThinQですが、実は壊れやすいスマホなんです。僕は使っていて不具合などありませんが、お客さんでデュアルスクリーンかつかないなどの不具合



というか、カバーが2万なら本体の実質価格って3万5000円くらいなのか……(困惑)
Snapdragon855/RAM6GBで3万とかRedmi Note 9S並、もしくはそれ以上のとんでもない化け物じゃん。
2画面スマホを普及させるためあえてこのモデルは安くしたという面もあるんでしょうが、それでも恐れ入りましたよLG様。





他です。スクリーンショットを撮影するのに、この端末は電源ボタンと音量ボタンを1秒押さなければなりません。

HuaweiやSamsungの端末は少し押しただけでスクリーンショットが撮影できるので、これは撮影のタイミングを逃したりする恐れもありますしデメリットですね。


その他にはデュアルスクリーン装着時の充電アダプターが外れやすいこと。磁石でくっ付けてるので当然ですけど、ちょっと押したくらいでも外れかけてしまいます。これもデメリット。


あとはデュアルディスプレイ用のケースがないこと。
そもそもデュアルスクリーン自体がケースみたいになってるので必要ないっちゃ必要ないですが、一応時刻とかを表示してる背面の液晶部分は剥き出しなのでそこだけでも覆うTPUケースとかはあってもいいかな~と思いました。
(G8Xのデュアルスクリーンは裏表どちらもガラスの液晶)



最後に指紋認証がやはり画面内なのでセンサーに比べて劣ること。速度は普通でたまーに失敗するので、Huaweiとかの爆速指紋認証に比べるとどうしても見劣りします。




思いつくデメリットはこのくらいですね

それ以外はほぼ何も文句はありません。

あとはヒンジ部分の強度が気になりますが、内部は2in1タブレットとかノートパソコンと同じような感じでしょうし、まあ大丈夫じゃないですかね。
見た感じあくまでもtype-Cから映像出力してるだけっぽいですしそこまで神経質になるほどのもんでも無いかと。

ちなみにデュアルスクリーンはバスパワー(本体から給電)です。なので接続すれば当然本体の充電の減りは早くはなりますよ。
それでもバッテリーはそこそこ持つほうだとは思います。








高いスペックとデュアルディスプレイならば、2画面同時ソシャゲプレイも可能


ちなみに巷ではポケモンGOとドラクエウォークの同時プレイが話題になっていたので、私も2つのソシャゲを動かしてみました。

どうすかこれ。
上でデレステ、下でアズレン。こんなの出来る端末他に見た事あります?


……まあ流石にアズレンを触ればデレステはこうなりますけどね。





アズレンを自動戦闘ONにすれば普通にプレイ可能です。ただしBGMと曲が混じってもうてんやわんやですけどね()
性能的には動きもなめらかで全く問題なさそうでした。アズレンは30FPS、デレステは3Dリッチです。

アズレンのここの設定でBGMと効果音を切ればデレステを同時にやってもデレステの音しか出なくなるっぽいですね。

あ、あと、アズレンは画面分割対応っぽいですが、普通の画面分割だと別のアプリを触った瞬間に動作が止まってしまいました。しかしこのG8Xのマルチディスプレイならご覧の通り問題なくデレステやりながら動いてくれています。うーむ、ソフトの作り込みが細かいですね。






アズレンの周回に役に立ちすぎるスマホ。自動戦闘でYouTubeを見ながら燃料が尽きるまで周回ができる



アズレンをちょっと弄ってて気が付いたんですが、このスマホはYouTube見ながらアズレンの自動戦闘を走らせることができます。

これヤバくないですか?
(スマホ2台持ちしてる人は別端末でやってるんだろうけども)

これなら実質スマホ使ってる時はずっと周回できると言っても過言ではないですよね。
こういう使い方も出来るんですねぇ。


ちなみにアズレンはユニコーンちゃん貰えました。やったね!


大嘘サーン!






兄弟機 V-50 ThinQはレビューによると日本語対応だが設定の一部が韓国語?


G8X ThinQとほぼ同じスペックの端末である、LG V-50 ThinQ。

こちらは日本においては販売されておらず、Amazonなどで韓国から個人輸入する事により入手することができます。

仕様はほぼG8X ThinQと同等で、こちらは5Gに対応したモデル。G8Xが品薄である今、購入を検討している人も多いのではないかと思います。

しかし。この端末は日本語には対応しているものの、所々で韓国語が出てくるとの情報もあります。

これが少し気になったため、私は実際に所有している人に質問してみました。



それによると、韓国のプリインストールアプリや5G関連の設定画面にたまに出てくる程度で、普通に使用する分には殆ど困らないようです。ありがとうございます。



G8X ThinQはSoftBankの専売品だったのですが、今はもうどこの店にも在庫は残っていないようです。
となると2画面スマホを新品で手に入れるには、上位機種であるV-60を購入するか、こちらのV-50を購入するかしかありません。

V60はdocomo、ソフトバンクどちらも11万を超える高額端末であり、正直G8Xが6万円以下で手に入ったことを加味すると躊躇ってしまいますよね。
スペックもSnapdragonが855か865かくらいの違いしかありませんし、選択肢としてはV-50も一応ありだとは思いますよ。

勿論個人輸入品なので何かあっても私は責任をとれませんがね。まあXiaomiのMi9は大ヒットでしたし別に大丈夫だと思いますけど一応言っときます。





あとがき。こういう万能かつ変態的な端末を他メーカーにも作って欲しい


このデュアルディスプレイスマホ。見た目は色物ですしパッと見はこけ脅しのように見えるかもしれません。

しかし、このスマートフォンはイヤホンジャックもmicroSDスロットも搭載し、音質にも拘る。ベゼルは極限まで減らし、CPUもメモリもしっかりハイエンド。そういう妥協点が一切ない、単体として見ても非常に出来のいい端末なのです。

そこにデュアルディスプレイというとんでもない装備を付けたのが、このG8X ThinQというわけ。非の打ち所がないとはまさにこの事です。


この便利さに慣れてしまったらもう普通のスマホに戻れる気がしません。本当にLGの技術力には惚れ込みました。
今後デュアルディスプレイスマホが発売される限り、恒久的に私は買い続けると思います。

後継機にあたるV-60は今のところキャリアショップのみの取り扱いで11~13万円しますが、Snapdragon865搭載で2万相当のデュアルディスプレイが付いてくるなら全然高くは無いですね。
恐らくこのG8Xがヘタれて来る頃には新品未使用のSiMロック解除品が数万安くなって出回るので、私はそれを買うとしましょうかね。
(本当はメーカーを応援するって意味なら現行品買った方がいいんでしょうけど)

以上です
関連記事

スポンサーリンク