音質、スペック共に最強クラスのポタアン、ifi audio micro idsd Black Labelを購入したのでnano idsd BLと比較レビュー

♨の人

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音質に定評のあるポタアン「iFI-Audio nano iDSD Black Label」をレビュー。スマートフォンとの比較と私の使い方

音質にこだわりの無い私だが、ポタアンを買ってしまったiFI-Audio アイファイオーディオ nano iDSD Black Label 高出力ポータブルヘッドホンアンプ【送料無料】 【1年保証】価格:29160円(税込、送料無料) (2020/8/22時点)楽天で購入3万円のポータブルアンプ。正直なところオーディオに興味ない人からすると3万円のイヤホンですら馬鹿げた話だと思いますが、これはさらにその上を行きますね。普通の人からするとドン引きレベルか...


数ヶ月前にnano idsd BLを購入したばかりなんですが、やはりケチってエントリー機種を買うとダメですね。どうしても上位機種が欲しくなってしまう。

というわけで、生産終了の少しレア物なベストセラー最強ポタアン、「ifi audio micro idsd Black Label」を購入しました。

メーカー希望小売価格約75000円。今では中古相場がほぼ新品まで値上がりして、新品相場は10万円まで上がってます。

ポンと出せる値段でもないのでかなり迷いましたが、もう手に入れるタイミングは今しかないと思ったので購入しました。


正直、ことオーディオに関しては正直自分でも少し金使いが荒くなったという自覚はあります。
初めて3万円のAONIC4を買った時は、何時間も迷って、レビューも見漁って、それこそ清水の舞台から飛び降りるという表現に見合うくらいの感じでやっとこさAmazonで購入しました。

それがどうでしょうか。
1ヶ月後に3万円のnano idsd BLをなんの躊躇もなく買い、2ヶ月後にRosieをなんの躊躇もなく買い、そして3ヶ月も立たぬうちに10万近いmicro idsd BLを気楽にポチる。
更にその後にLayla Universal fitなんていうド級ハイエンドイヤホンも買ってしまいました。

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AONIC4を買ってまだ3ヶ月も経ってないというのだから驚きです。

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まあ私は一気にハイエンドに行ったので、今後コレクターにでもならない限りは使う総額で言えばまだマシな方ですけど。勿論沼にズブズブな人は除いて。

というかnano idsd BLを買った時はそうでも無かったのに、一気に値上がりしましたねぇ。

生産終了したからと言って何故ここまで高騰するのか……Astell&Kernとか10ProとかJHユニバとか、オーディオの界隈見てると生産終了=値下がりってイメージしか無かったのでちょっと驚き。

あと基本的にAmazonでこれを売ってる業者は海外発送だけど、メーカー取寄せとか輸入とか言ってる日本の店は疑問です。

だってメーカー生産終わってますからね。
用意できないでしょそれ。多分知らないんだと思いますけど。

在庫もないのに出品なんて楽天市場みたいで嫌ですね。
どうせ買うなら在庫をちゃんと抱えた海外店の方が確実でしょうね。用意できませんキャンセルで~みたいなメールはマジでイライラしますよ。


因みに、私もAONIC4を最初に手にした時や、ポタアンを初めて導入した時に比べればブログ用の度重なる比較によってそれなりに耳は良くなっています。
ですから7万も出したけど下位機種との差がわからなかった、なんてことにはまあならないでしょう。

他のレビュアーの方の意見を見るにこのmicro idsd BLは非常に広大な音場が特徴のようですので、とても楽しみです。



micro idsd BLを買った理由は音質やスペックの他に、IEMatchの存在も大きい


私がifi audio社のポタアンで気に入っているのは、別で買うと1万円くらいするIEMatchというアッテネータのようなものを標準搭載しているところです。

私はヘッドホンを使用しないタイプの人間ですので、ポータブルアンプの高出力は不必要どころかむしろホワイトノイズやギャングエラーなどを引き起こす恐れのある手に余るものでした。

しかし、それらの問題はIEMatchを噛ますことで大幅に改善されます。

音質的にはDAPより有利だと言われるヘッドホンアンプや据え置きアンプ。
勿論この製品以外にも優れたものは沢山ありますし、家から持ち出さないのであればAC電源駆動の据え置きアンプなども視野に入れて検討していました。

しかし、やはり最終的な結論として、世のヘッドホンアンプはIEMなどには出力が強すぎて相性が宜しくありません。

その根拠として、私が所有するイヤホンのRosieはインピーダンスこそ17Ωと平均的ですが、あまり高出力でもないnano idsd BLですら通常の3.5mmヘッドホンジャックに刺すとホワイトノイズが盛大に出ます。

ポータブルのアンプですらこの始末なのですから、据え置きのヘッドホンアンプなんて購入した日にはノイズまみれで結局使えなかった、なんて事にもなりかねません。

また据え置きのヘッドホンアンプはその名の通りヘッドホンに使うことを想定されたアンプであり、IEMのような好感度なイヤホンを使用することを想定しているとは思えません。ですから出力インピーダンスが高く設計されており、まともに使えないという可能性も高い。そんなものに何万も出すのは怖すぎる。

このmicro idsd BLはスイッチにてIEMatchを切り替える機能が付いており、ゲインの切り替えも行えるため高感度なIEMでも十分に余裕を持って鳴らすことができます。

またIEMatchはifi audio社が自社で制作、販売しているアクセサリー。それを内蔵するとなると相性問題や音のチューニングなども拘って制作されて居るでしょうから、他社製のアンプに繋ぐよりも音の破綻などが少なくなると予想できるでしょう。

ポータブルアンプという音質面でのコストパフォーマンスの良い製品であり、尚且つイヤホンを鳴らすことを考慮した設計になっている。

そして現状最強クラスのスペックを持つハイエンドポタアン。ここまで条件が揃っているのはこの機種しかありません。
ついでにデュアルDACですし。

にしてもPCM 768kHzってほんと冗談みたいな数値ですね……




開封。重さも大きさも別次元


外箱はこんな感じ。

nano idsd BLと比較すると、かなり巨大です。


存在感が凄いですね。

重さも凄いです。LG G8X ThinQ並の重量感。

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サイズももはやポータブルとは到底言えぬ馬鹿げた大きさ。まあスペックからしたら仕方ないのかもしれませんが……

付属品はnano idsd BL以上に色々入っていました。ケーブル類、光変換ジャック、3.5mm変換アダプタ、シリコンバンドやシリコンシートなどですね。
あとはこのmicro idsd BLは自分で底にシリコンの足を貼る方式となっていますので、それも4つ入っていました。

因みにインターフェースはこんな感じです。

・6.35mmヘッドホンジャック
・RCA出力
・3.5mm入力
・USB (オスA)入力
・同軸S/PDIF(RCA)入出力
・光S/PDIF(3.5mm)入力
・USB給電用出力


いろんな入出力が出来るので、DAPにAUXで接続してアナログポタアンとして使ったり、PCと接続してRCA出力してUSB-DACとして使用したり色んな使い方ができます。
(↓真空管プリアンプのアナログアンプとして使用した例)




Thank youだそうです。
手に入れるのにはそこそこ苦労しましたので、こちらもありがとうと言いたいですね。



操作方法は分かりにくい。機能性も高くない


このmicro idsd BLは、その優れた音質の代わりに機能性はあまり高くないと言われております。

それはもはやポータブルの枠を超えた大きさ、重さも然る事乍ら、曲者なのが色んな位置に配置されたゲインの切り替えスイッチ。これが厄介なもので、特に本体下部のスイッチは勝手に切り替わってしまう事がかなり多いようです。

そしてその下部のスイッチというのが、よりにもよってIEMatch。ふとした衝撃で切り替わり、とんでもない大音量が出る……なんて事がたまにあるらしい。

というわけで、私はティッシュでも窪みに詰めてスイッチが切り替わらないようにしたいと思います。精神衛生上頂けないので。

なにもそこまでしなくてもという声も聞こえてきそうですが、実際にFitEarの視聴機がMOJOで壊れたって前例もありますし、このmicro idsd BLの最大出力はMOJOを遥かに上回るので色んな偶然が重なってもしMAX出力モードに切り替わったりしたらイヤホンなんて確実に壊れてしまうでしょう。

ならどうせIEMatchしか使わないんですし、切り替えることも無いから封印してしまおうよと。見た目がクソなこと以外は実質メリットしかないです。

あと、これは下位機種のnano idsd BLでも思ったのですが、やはりボリュームノブが回りやすすぎる。
滑らかなのはいいですが、何かが軽く触れただけでも音量がコロコロ変わってしまってとてもポータブル用途で使えるような代物では無いと思います。ロック機能が欲しくなりますね。

ちなみに私の個体は当たり前ですが初期ロットでは無かったです。初期ロットはボリュームノブにオレンジ色のラインが印刷されていないそうなので。

あとはやっぱ操作方法がわかりにくいですね。私はこの方のブログ記事を参考にしました。

この方の記事は非常に内容が深く、オーディオに興味があるのならぜひ読んで欲しいブログのひとつです。特にケーブルやアンプのインピーダンスに関しての記事は必見ですよ。
ここさえ見てればオカルトに騙されることもないかと思います。





凄まじい高音質。nano idsd BLとの違い


今回は、JH Audio Rosie、JH Audio Layla Universal fitで聞いてみたいと思います。




とりあえずは音場の広さが特徴ってことなので、音場の広い機材で聴くと化けるなと思った曲、こいかぜを聞いてみたいと思います。

まずはいつも聞いてるRosieで聞いてみましたが、確かにこれは凄い。

nano idsd BLと比較して、非常にパワーのある印象です。
特に低域の膨らみ感、そしてヴォーカルの広さ、そして近さ、解像度、つまり透明度が圧倒的に向上している。

nano idsd BLと聴き比べてみましたが、全然違いますねコレ。
nano idsd BLは音が軽めで荒いんですよ。そして低域もmicroほど沈みこんでいません。

なにより、一聴した瞬間に感じるのが音の膨らみ。音像はハッキリしたまま音が膨らむので、さらに音楽的なリスニングが可能になっています。これは凄い。

これに関しては、スマートフォンとnano idsd BLの変化より全然凄いと思います。ハイエンドとはいえまさかここまで凄いとは思いませんでした。買った後悔も一瞬で吹き飛ぶ音質です。

3D+とXBass+をかけたら、更に音の広がり、低域のパワーを感じられました。
もはや生ライブのような音になりますよ。圧倒的に立体的なんです。
特にXBass+は低域楽器の響きの再現度がさらに向上するイメージです。解像度を保ったまま響きを付与したこのリアルな音は本当に聞いてみないと分かりませんよ。

しかし、たしかに凄いとはいえ音を弄っているのは確かなので、これは気分で付け替えるのが良さそうです。常にこの音で聞くのもなんか違うかなぁという感じはしますので。


お次は私の大好きなヘヴィメタルバンド、聖飢魔II、XXX -THE ULTIMATE WORST-から「EL:DORADO(BL ver.)」を聞いてみましょう。

こちらはLayla Universal fitで聞いてみたいと思います。

この曲は聖飢魔IIの中でも一二を争うほどの人気の曲で、私もこの曲には特別な思い入れがあります。さて、この曲がどれだけ化けるのか、非常に楽しみです。

これも凄い。
圧倒的な解像度。ベースからハイハットまで、全ての音を余すことなく、細かく聞き取れます。
ヴォーカルはかなり膨らみます。こちらもホールで聞いているような印象ですね。
それでいてドラムのアタック感はパワーがありつつとてもソリッドで、粒立ちは良すぎるくらいです。

ギターソロの艶感はもはや感嘆もの。これを聴いてなんとも思わない聖飢魔II信者は居ないでしょう。音の余韻も解像度もまるで別次元。
今まで聞いてきた音はなんだったのかと思わせられるほどです。
今まで聞こえなかった音が聞こえる、なんて表現は私は好きでは無いのですが、これは確かにそう言わざるを得ません。

nano idsd BLはやはり数段劣りますね。音がとにかく軽い。音の粒の解像度も落ちており、やはりmicro idsd BLから切り替えると違和感が凄いです。
音の距離感、透明度、音の厚みなどが全然違うんですよ。あとはそれぞれの音がダマになっているような感覚もあります。
ここまで違いがあると相互に聞き比べる必要すらない。

そしてギターソロ。なんというか、込められていた感情表現や微妙なニュアンスなどが全て無くなってしまい、淡々とした音になっています。
ハイハットの鳴りもかなり抑えてありますね。まるで音の繊細さが段違いです。



お次は私のリファレンスのひとつ、インディヴィジュアルズの∀NSWERを聞いてみましょう。
こちらはいつも聞いてるRosieで。

シンセサイザーとベースがかなり主張の強いエレクトロニコア。nano idsd BLでも低域のアタック感が凄まじすぎるこの曲をmicro idsd BLで聞いたらどうなってしまうのか……

なるほどね。
まあ凄いですよ。凄すぎる。Rosieにここまでポテンシャルがあったのかと。

いつも聞いていたこの凄すぎるアタック感。それがパワーを上げて、更に解像度を上げて迫ってきます。
もうヤバい。そう表現するしかない感じです。
ブーミーさは全くない。なのにこのアタック感は一体なんなんだよと。

そしてnano idsd BL。やはり音が少し軽く、やはり音が少しダマになっているような感じもあります。パワーが落ちたせいかシンセサウンドが少しギラついており、比較すると何段階か劣りますね。

そしてmicro idsd BLのXBass+をONにすると……ベースの解像度がさらに向上して、迫力はもはや別次元になります。
音色自体は変わらず超低域がさらに出るようになるという感じですかね。この曲とは相性がいいようです。


他にも色んな曲を聞いてみましたけど、やっぱ解像度とパワーが段違いなんですよね。microで聞いてる時にnanoに付け替えると「こんな変な音だっけ?」ってなるレベルです。
ここまでの差があればこの価格差も全然許容できますよ。

いや、凄いですねコレ。
私もここまで変化があるとは思いませんでした。
せいぜいプラスアルファかと思ったら完全に別物でしたね。

個人的には、初めてスマホではなくnano idsd BLを使った時の変化具合が3だとしたら、このmicro idsd BLとnano idsd BLの変化は軽く10はあります。
このレベルだと正直最初からmicro idsd BLを買っておけばよかったと思ってしまいますね。
やはりオーディオはケチるとよくない。

誰もがAKのフラッグシップみたいなバカ高いものを買う必要はないと思いますが、10万くらいは出した方がいいと思います。
廉価品を買っても私みたいにどうせハイエンドに手を出しちゃうんでね。

それなら総額は安くなった方がいいでしょ?

ちなみに難点もありました。音の初めが無音になることがあります。

これは全ての音の最初が消えるということではなく、音出しの最初が途切れるということです。途中で一時停止して再生しただけでは音切れは発生しませんが、一時停止した状態で長く放置するとまた最初が途切れます。
これはまあ触れられてたことなので気にしない。気になる人はファームウェアアップデートとかを試してみるといいと思います。



nano idsd BLはスマホと合体させてDAPにします


因みにmicro idsd BLは上位機種ですから、下位互換のnano idsd BLは完全なる無駄、タンスの肥やしになると思われるかもしれません。

しかし、私はこのnano idsd BLも今後も愛用していくつもりでいます。

私は外で有線イヤホンなどは使わないので、ポタアンを持ち歩くこともありません。
そもそもmicro idsd BLも据え置き用途で使うために購入しましたしね。

なので音質面でも、正直nano idsd BLをわざわざチョイスするという事はまずないかなと思います。

ではどうやって有効活用するのか?

それがこちらになります。

私の家に転がっていた、ほぼ全く使用していないSHARPの格安スマートフォン、AQUOSと合体させたなんちゃって2段DAPです。

このスマホ、SoCはSnapdragon430でYouTubeですらフリーズ、ディスプレイはフルHDにも満たない低画質、オマケにネットワークの掴みが異常に悪いという完全なるゴミで、更に元が格安なので売っても二束三文、一昔前にサブとして買ったはいいものの、私も正直処理に困っていました。

しかし、音楽を再生するくらいなら当然難なくできます。またほとんど使っていなかったのでバッテリーもまだまだ現役ですし、ディスプレイが小さいので軽くて小柄です。

というわけでこいつにnano idsd BLを地震防止のゲルでくっ付けて、OTGケーブルで接続。

あとはスマートフォンの側に安くなってる128GBのSDカードを挿入すれば、ネットワークありのAndroid搭載DAPが完成です。

見た目こそアレなものの、腐ってもnano idsd BL。ミドルクラスからミドルハイくらいのDAP並の音質はあるでしょう。

面倒な点といえばやはり双方のバッテリーを気にしなければいけないところですが、私はハイレゾファイルは聞かないのでnano idsd BLも10時間くらいは持ちます。どちらも毎日充電すれば無問題。

実のところを言うと、コスパがいいと聞いてポタアンを買ったものの、正直取り回しの悪さにうんざりしかけていたんですね。

ゆっくりと腰かけて音楽を聴く時は気になりませんが、ちょっと聞きたい時にいちいち接続するのは非常に面倒。なので気軽に音楽を聴くためDAPも欲しいなと思っており、最初はmicro idsd BLではなくDAPを買うつもりでした。

しかし、正直DAPでmicro idsd BLレベルを求めたら15万から20万近くは軽く吹っ飛びます。さすがにそんなお金は無い。

かと言ってケチればいずれ上位機種が欲しくなるのは私の今までの行いからして明白です。
DAPにサブ機とかマジでどう足掻いても使い道はない。
ならば買うならハイエンド品を買う以外に選択肢はありません。

しかし、そんなお金も当然ない。

それなら7万でmicro idsd BLを据え置き用に買って、このnano idsd BLを半DAPにしちまえと頭の悪い発想で完成したのがこのDAPもどきです。

適当な発想で作った割には、取り回しもよくこれならDAP感覚で気軽に使えそうです。

というかよく考えたらDAPにポタアンを接続して使っている人って結構いるので、取り回し的にはそりゃ毎回スマートフォンなどに接続するよりは良好でしょうねっていう。
ポタアンとスマホ両方の操作は面倒臭いのでは?と思うかもしれませんが、実際は3秒ほどで終わります。接続の手間は音量調節くらいの感覚。

音楽を聴くだけならAQUOSの低性能さも全く気になりませんし、非常に有効活用できてるなと思います。
まあ音質面ではmicro idsd BLにボロ負けしてるのでその辺はキツいですけどね……



オーディオは完全なる沼。嫌悪感すらあった私が今やこの始末


オーディオは沼。というか麻薬ですね。一度手を出したが最後、行くとこまで行かないと止まりません。

私、つい半年前くらいまではダイソーの300円イヤホン使ってましたからね。高いイヤホンとか2000円でも有り得ない。イヤホンに1万円?馬鹿じゃねーのキモって思ってました。

そんな私が今やどうですよ?
総額45万超えのハイエンドシステムで音楽を聴いています。
(新品時の価格ですが)

これを麻薬と言わずなんて言おうか。

まあ全ての人がハイエンドに行くまで止まらない沼にハマるとは言いませんけれども、それでもやはり一度手を出すと上が気になってしまうものです。

というか、下を買って満足してても耳が鍛えられてくると上の商品の微妙な違いによる良さが分かるようになっちゃうんですよ。だから多少無理してでも買ってしまう。

なので、ダメージを減らすためには上位互換のあるようなミドル機種は買わない方がいいんじゃない?と今の私は思ってます。
例えばShureならSE535、Westoneならw40、ifi audioで言うならxDSDでしょうか。

こういうミドル機種は確かにエントリー機種より音が格段にいいものの、ハイエンドには劣ります。なので結局ハイエンド品を買い足しちゃう恐れがあるので。

それならエントリーモデルで耳を鍛えて、一気にハイエンドに行った方が金銭的ダメージは少ないんじゃないかなと思うんですよ。

使い分ければいいじゃない、なんて声も聞こえてきそうですが、オーオタでもない限りイヤホンを使い分けなんてあまりしません。基本は気に入った一本をメインで使うはずです。
実際私もRosieを買ってからAONIC4はほぼ使ってませんし。

それにミドル機種とハイエンド機種ってやっぱり音の厚みや個性とかがワンランク変わっちゃうので、使い分けると言うよりは気分転換的な使い方になると思いますしね。ならそんなの何個も持ってたって仕方ねえだろと。

まあアホみたいにインフレしてるJH AudioのユニバやAstell&KernのDAPくらいになると単純に高い=完全なる上位互換ってわけにも行かないので、その辺なら最上位を買わなくても沼にハマる危険は薄いのでいいと思いますけどね。




公式発表はないけど生産終了はマジ。eイヤホン、楽天市場共に品切れ


ifi audioの公式サイト、公式ウェブニュースブログのどこにも生産終了とは記載されておらず、Twitterにて生産終了したと言われているmicro idsd BL。

生産終了って情報の出処ってどこよ?ってずっと思ってたんですが、どうやら本当みたいですね。

まずAmazonのmicro idsd BLの相場が10万円ほどに上がったあとも、楽天市場ではifi audio製品正規取扱店のヤマダ電機が希望小売価格のまま販売していました。
しかし、今見ると商品ページが完全に削除されています。

これが単なる品切れなら兎も角、それまでヤマダ電機はメーカーお取り寄せの形を取っていました。つまり注文があってからifi audioから取り寄せるという方式です。
そしてこれが削除されているということは、メーカーがもう在庫切れであることを伝えたとしか考えられません。

どこにも生産終了したという情報は見つからないのに、どうやら本当に生産終了しているみたいです。

それにしても、正直いくら新製品が出るからとはいえ、micro idsd BLはまだ残していても良かったのでは?と思います。

新製品のmicro idsd signatureはアナログ入力を廃止しバランスに対応。しかしその他スペックはほぼ変わらず、それで値段は$649。

それならsignatureとBLはバランス、アンバランス、そしてアナログ入力あり、なしで十分に棲み分けできるんじゃないの?と思うんですがねぇ。
そしてsignatureは日本に来るかも分からない。

そもそもDAPが高音質になってポタアンがどんどん売れなくなっていると思うので、なんとも言えませんけどね……




流石にもうオーディオからは手を引きます


今回のmicro idsd BLで、私のオーディオへの投資も流石にもう本当に終わりになると思います。
イヤホンもハイエンド、ポタアンもハイエンド。ここまでになってくるともはや音質は一定ラインを完全に超えて、ここから上は「より良い音」を求めるというより、「より好みの音」を探求する路線にシフトするので。

そして私はオーオタでは無いので、そんな自分の好みを探すためにハイエンドイヤホンを何本も買ったりはしませんしできません。

例えるならフルHDディスプレイと4Kディスプレイを比較すると飛躍的に画質が良くなりますが、違う会社の4Kディスプレイを比較しても画質の差はあまり開きませんよね。
一定水準を超えたオーディオはまさにそんな感じ。私はそんな微々たる差の為にお金をかけようという気にはなれませんね。

なので本当にここで終わりです。

実際今でもA8000とかは欲しいですけど、それは欲しいだけであり実際に買おうとまではさすがに思いません。そこまでポンポン金は出せない。

イヤホンやポタアンが壊れでもしない限り、追加で何かを買うことは恐らくしばらくはないでしょう。

それに私の所有するRosieやLaylaは可変抵抗ケーブルで低域のみの量を調整することで、音質を変化させられるモデルです。

ですから今の音に飽きたりちょっと違う音を楽しみたい時は、それとイコライザーでも軽く使えば充分欲求は晴らせると思います。


しかし何度も何度も言いますが、やはりオーディオは麻薬ですね。
過去には300円イヤホンで満足していた私が、今や一万円前後のイヤホンをスマホに直差しでは間違いなく満足出来ない体になってしまいました。

散々いい音を聞いてもう記憶、感覚共に良質の概念が塗り替えられてしまっているので、今後は音で満足するためには上流下流合わせて最低でも10万円クラスの設備が必要になるでしょう。

一度上がった生活のレベルを落とすのは難しいなんて話がありますが、そんな感じですねほんと。
少なくとも買った当初はあれだけ高音質に聞こえた1万円のTWSが、もはや今は全くと言っていいほど高音質と思えません。なんというか粗ばかり見えるようになって、少し悲しい気持ちもあります。

というわけで私のオーディオ環境は、JH Audio Rosie&Layla Universal fit+ifi audio micro idsd BLで一旦打ち止めという事で。
(どれも生産終了しててレア物ってのがなんか面白いですね)

ここから先へはもう手を出す気はありません。

というわけで。

以上です。

ifi audio micro idsd BLの片耳、片方の音が出ない不具合発生。故障?修理?ファームウェアのアップデートで治るかも

私が購入してからずっと愛用している、最強クラスのポータブルヘッドホンアンプ micro idsd BL。音質、スペック共に最強クラスのポタアン、ifi audio micro idsd Black Labelを購入したのでnano idsd BLと比較レビューtonaburo.comそんなmicro idsd BLが、とある時を境にデジタル入力で音声の片側が全く出ないという不具合に見舞われたので、それを直した方法を備忘録として書いておきます。全ての人がこれで治るとは限りませんが...



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