エスプレッソのカフェイン量が少ないは嘘。本当はドリップコーヒーよりも含有量は全然多い

♨の人

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カフェインには要注意

どうも、となぶろ運営者の♨の人です


本日は、巷で言われているようにエスプレッソのカフェイン量は本当にドリップコーヒーより少ないのか?ということについて触れていきたいと思います

それではどうぞ




そもそもエスプレッソとは?カフェイン量はドリップコーヒーより少ないって本当?



エスプレッソとは、コーヒーの抽出方法の一種、およびその抽出方法で淹れたコーヒーを指します


エスプレッソはコーヒー豆を極細挽きにし、エスプレッソマシンにて9気圧ほどの圧力をかけ、お湯をコーヒーの粉の中に瞬間的に通し抽出するコーヒーです

この際の蒸気の温度は90度ほどになります



一般的なコーヒーは味の好みや抽出方法にもよりますが、だいたい85度前後が一般的です

で、ドリップコーヒーに比べると抽出時間が短いのでカフェインがお湯に溶け出しにくく、深煎り豆を使うことも多い為にカフェインが焙煎時に揮発しており、実はドリップコーヒーよりもカフェイン含有量が少ない

などと説明してあるサイトがとても多いです




はっきりと言います。エスプレッソのカフェイン量は普通にドリップコーヒーより全然多いです


エスプレッソのカフェイン含有量が100gあたり212mgであるのに対し、ドリップコーヒーに含まれるカフェイン量はわずか40~60mgほど

3倍以上ものカフェインが含まれているんです




では、なぜエスプレッソはドリップコーヒーに比べてカフェイン量が少ないなどと言われるようになってしまったのでしょうか?

次の項目ではそれについて書いていきたいと思います





 

エスプレッソのカフェイン量が少ないと言われるようになったのは飲み方が原因



エスプレッソのカフェイン量が少ないと言われるようになった原因は、恐らくはエスプレッソの飲み方にあると思われます

エスプレッソは一般的なマグカップなどではなく、本来はデミタスカップやエスプレッソカップというとても小さなカップで飲むのが普通です

容量としてはデミタスカップが60~80mlで、エスプレッソカップが20~30mlです


そのため100mlあたり200mg以上ものカフェインが含まれるエスプレッソでも、エスプレッソカップで飲めばその20ml分しか摂取しないことになるので40mgしか摂取しないことになるんです


ドリップコーヒーは基本的に200~300mgは一度に飲むので、60gのカフェイン量でも120~180mgものカフェインを接種してしまいます

なので、含有量自体はエスプレッソの方が何倍も多くとも、摂取量は少なくなる、という考え方です





 

深煎り豆を使うためにカフェイン量が少ないと考えられている



エスプレッソのカフェイン量が少ないと言われるようになったもう一つの理由には、深煎り豆を使用しているためカフェイン量が減っているというものがあります

しかし、これには計算の方法による差が生じています


コーヒー豆は深炒りすると、水分が蒸発したり成分が気化して軽くなります

しかし、一方で焙煎することにより少し膨れるため、容積は増えていきます
具体的には生豆と比較した場合中煎りは1.3から1.4倍、深煎りならば1.5から1.7倍ほどに増えます

つまりは容積が増えているため、計量スプーンなどで同じ量を測った場合カフェイン量が少なくなっているという訳です




しかし、焙煎して水分量が減り軽くなる分、グラム当たりのカフェイン含有量は増えています

そのためにカフェインが焙煎で多少昇華していたとしても、電子計量器で測った場合グラム当たりの豆の粒数が増えるためカフェイン含有量は殆ど変わらないということになるのです


また深煎り豆を使うとカフェイン量が減るという話自体は嘘ではなくとも、上でも言った通りグラムあたりの含有量はほとんど変わらないということ

また普通にエスプレッソ100mlに212mgものカフェインが含まれている時点でこの場合はほとんど当てにならないと思っていいでしょう





これらの部分が誤解され、または詳しく説明されずいくつかのコーヒーサイトなどに掲載されているため、誤解してしまう人が多いのだと思います






 

キュレーションサイトの増殖によりさらに誤解が広まった



世の中にはキュレーションサイト、という所謂まとめサイトが沢山存在しており、そういうサイトの運営者は主にお金儲けのためにブログを運営しています
今現在はどんな情報でも調べればすぐに手に入りますが、それはこのようなキュレーションサイトビジネスがあるからです

情報を提供する代わりに、広告掲載費で儲ける、といったビジネスですね




しかし、そういう人達はサイト運営やSEOなどに対する知識はあれども、特に記事の題材に対しての特別深い知識などはないことが多いです




また、キュレーションサイトは基本的に記事をクラウドソージングなどで外注しています


当然外注先のライターもたいていの人はバイト替わりにやっているため深い知識などは持ち合わせていなく、仮に持っていたとしてもそれで書くには範囲が狭く時間もかかるため、大抵の人は依頼題材にて適当にGoogleで検索して出てきたサイトの情報を軽く書き換えて記事を作り、それを納品します

しかしその際は参考にしたサイトの文章を丸々コピペするわけではないので、言い回しが変わっていて誤解を産むようになっていたり、大事な部分が説明されていなかったり、独自の解釈が入り情報の質が落ちていることが多いです


で、それがキュレーションサイトに掲載され、あとは負のループです



こういう原因があり、誤情報や正確性に欠ける情報がインターネットには溢れています

なので皆さんも大事なことを調べる際は注意が必要ですよ




独り歩きした「エスプレッソはカフェイン量が少ない」という情報を鵜呑みにして、カフェインが普通のコーヒーより少ないんだ~とか勘違いして普通のマグカップやタンブラーでエスプレッソを400mlも飲んだらとんでもないことになりますよ

カフェイン800mg以上ですからね。とんでもない量です
モンスターエナジー4本を軽く超えるカフェイン量ですよ


健康的な成人の一日に接種していいカフェイン総量は食品安全委員会が400mgまでと言っているので、その倍もの量を接種してしまっていることになります



この場合カフェインによる頭痛や吐き気、胃痛などを引き起こす恐れがありますし、なによりもそんな量のカフェインを接種し続けていればカフェイン中毒になってしまうことは必至です

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まあエスプレッソは味も苦味もコクも非常に強いコーヒーなので、流石にそこまでガバガバ飲む人はいないとは思いますけどね


 




本場イタリアではエスプレッソをブラックで飲まない?ブラックコーヒーは砂糖が入っていてもいい?



これは豆知識なんですが、日本ではコーヒー通はエスプレッソをブラックで飲む、というような風潮がありますが、本場イタリアではエスプレッソには砂糖を大量に入れて自分好みの味にして飲むのが普通です

中には小さなデミタスカップに溶けきらないほどの砂糖を入れてその砂糖を最後にスプーンで掬って食べるような人もいます



基本的にイタリア人はコーヒーに対するこだわりが強く、抽出された時点のエスプレッソは未完成と捉えているそう

そこに砂糖を入れることにより、まろやかさや香りのバランスを取り自分の好みの1杯にして楽しむそうです

まあエスプレッソはカフェイン量もかなり多いですし、深煎り豆を使うために非常に苦味が強いため、味のバランスを取るのならば普通は砂糖を加えますよね





ちなみにコーヒーの苦さに耐えられるのが大人、という風潮もありますが、一般的に人間は大人になるにつれて味覚が鈍っていくためにコーヒーの苦さを感じにくくなるという理由もあります


またスーパーテイスターと呼ばれる常人の倍以上もの味覚を有するタイプの人は、苦味に特に敏感だそうでコーヒーが苦手な人も多いとの事

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また日本ではブラックコーヒーと言えば砂糖もミルクも入れていないコーヒー、というのが一般的ですが、海外及び厳密にはミルクの入っていないコーヒーをブラックと呼ぶために、砂糖が入っていてもミルクが入っていなければそれはブラックコーヒーになるそうです









直火式エスプレッソであるマキネッタ・モカエキスプレスにも注意が必要



最後ですが、カフェイン含有量が多いコーヒーはなにもマシン式のエスプレッソだけではありません

所謂直火式エスプレッソであるマキネッタも、ドリップコーヒーに比べてカフェイン含有量は多いです




マキネッタはエスプレッソと良く混合されますが、実際は構造上1気圧から2気圧で抽出するためかなり厳密にはエスプレッソではありません


ならばカフェイン量は少ないのか?というとそうではなく、これも普通のドリップコーヒーよりは多くなります



モカエキスプレスで淹れられたコーヒーは直火式エスプレッソと呼ばれており、マキネッタは高圧で湯と蒸気が混合し、その温度は100°C以上に達します

それによりコーヒー粉からカフェインと風味を効果的に抽出し一般的なドリップコーヒーと比べかなり濃厚なエスプレッソが淹れられます


つまりはドリップコーヒーよりカフェイン量は自ずと多くなるという訳です


なのでマキネッタで入れたコーヒーもエスプレッソ同様ドリップコーヒーよりカフェイン含有量は多いということになるので、注意が必要ですよ





ちなみにカフェインの含まれていないコーヒーであるカフェインレス、デカフェと呼ばれる製品も今は多数販売していたりします

カフェインレスコーヒーはコーヒー豆から特殊な方法でカフェインを除去したものから、たんぽぽの根っこで作ったたんぽぽコーヒーや玄米を使用した玄米コーヒーなどの代用飲料などと色々な種類があります





主にこれらはカフェインの摂取を控えたいがコーヒーを飲みたいという人や、同じような理由で妊婦の方などが飲んでいたりします

カフェインを経ちたいと思った方にはカフェインレスコーヒーへの乗り換えもオススメです

もちろんコーヒー豆を使用していないものは味は完全なコーヒーとまでは行かないでしょうけど、カフェインは経ちたいけど少しでも気分を味わいたいとかなら選択肢に入れてみてもいいかもしれません





またエスプレッソはコーヒーの種類ではなくあくまでも淹れ方の名前ですので、紅茶やノンカフェイン豆なんかでもエスプレッソを入れることは可能だったりもします







それではここまで読んでくださり誠にありがとうございました

以上です。


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