最近のNOCTURNAL BLOODLUSTは完全復活ではなく路線変更ではないのか?

♨の人

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やっぱりどうもなんかやきもきするので、今回は最近のNOCTURNAL BLOODLUSTについて少し自分の思うことを書いていきたいと思います。



崩壊寸前かと思われたが、圧倒的なクオリティの曲を続々放出


メインコンポーザーであるCazquiとDaichiが突然の脱退を発表してからと言うものの、NOCTURNAL BLOODLUSTは非常に低迷していた。

新体制になってからの久々の新曲、Thank Youの歌詞で大荒れし、アルバム「UNLEASH」もこれまでとは全く違う方向性でファンからは非難轟々。完全に終わったと思われていたし、私も正直なところそう思っていた。

しかしそこで終わらず、なんと新メンバーのLinが大麻取締法違反により逮捕。結果としてワンマンライブも全国ツアーも取り消され、再びNOCTURNAL BLOODLUSTはほぼ音沙汰のない期間が続いた。

さすがにここまでのことがあるともう完全にお通夜モードであり、確実にノクブラの息の根は止まったかのように思えた。



Life is Onceで完全復活。しかし、その後の新曲はどれもノクブラらしさに欠ける別ジャンルの音楽に


騒動があってからしばらくして、NOCTURNAL BLOODLUSTは新体制になり、新曲「Life is Once」が投稿された。



私はこの曲を聴いた時、あまりの興奮と感動に体が打ち震えるのを感じた。

前作の不満を全て打ち消すような、「これを求めていたんだ」というような圧倒的なノクブラ「らしさ」。もう心配はない、そう思っていた。


しかし、その後の新曲にはどうも「らしさ」が感じられない気がするのだ。






NOCTURNAL BLOODLUSTは、果てしないまでの絶望の縁から不死鳥のように輝かしい復活を遂げた。出す新曲はどれもこれも圧倒的なまでのクオリティで、私も非常にかっこいいと感じる。感じるのだが、今のノクブラを聞く度にどうしても昔のノクブラが脳裏を過ってしまうのだ。


恐らく体が勝手に昔のNOCTURNAL BLOODLUSTを求めてしまっているのだろう。
新曲が一貫した新体制ノクブラのテイストであればあるほど、曲自体はとてもカッコイイのになぜか寂寥感に苛まれてしまう。


現在の方向性もこれはこれでカッコイイし、日本のメタルコアシーンではトップクラスの実力を誇ることは間違いない。しかし、過去のノクブラらしさを求めた場合、残っているのは尋のシャウトくらいなんじゃないか?という気持ちがどうしても湧き上がってくるのだ。

多分このような感情を持っているのは私だけでは無いはずだ。

過去のノクブラ、例えばV.I.PやDESPERATE、GENESISあたりの音楽を求めている人間なら、恐らくは私と同意見だろう。

今のノクブラの曲は過去のようなエクストリームではなく「究極にクオリティの高いメタルコア」だからだ。







脱V系した今のノクブラにも「銃創」や「VENOM」を作曲した希望の種火、Masaが居る


幸い、希望が全て絶たれたかと言うとそうではなく、NOCTURNAL BLOODLUSTの代表的な曲であるVENOMや銃創を作曲したMasaは今も残っているし、最近のノクブラの曲の中では「Life is Once」は過去のノクブラらしさを非常に残していると感じる。

他にも新作ミニアルバム「The Wasteland」内のMasa作「REM」の最初のリフやギターソロ、ラスサビ前のフィルインを聞いた時は「まだ過去のノクブラの灯火は消えちゃいない」と自然と頬がにやけてしまったほどだ。


そして同じくMasa作曲の「Feel myself alive」は、もはや出せない、というより出すことがないと思っていた尋のあのクリーンボイスが聞ける。そして消えたと思っていたV系メタルの要素も所々に感じることが出来る。
「Libra」あたりが好きな人はドンピシャだろう。

当たり前といえば当たり前ではあるが、やはりMasaの曲はどれも非常にノクブラらしさがある。
なので最近のノクブラの方向性に少し付いて行けないと感じている人は、ぜひMasaの曲を聴いてみてほしい。レコチョクなら一曲単位で買えるし。

私のようにVenomや銃創の頃のノクブラを好んでいるなら、そこにはあなたの求めるものがあるはずだ。



今後はMasaに期待。変わったノクブラも嫌いではないのでそれはそれで


結局は今後に期待ということになるが、もし今後どんどんメタルコア方面に転換していくのだとしたら、恐らくはファン層は確実に入れ替わるだろう。

そもそも、新ギタリストの2名はインタビューで「自分らしいメタルコア」を作っていると明かしている。過去のノクブラに無理やり似せようとしているのではなく、今の自分が表現できる音楽をやっているのだ。

Masa うん。時間を置かず、まずは新曲を出したかったから、配信シングルを立て続けに出そうと思ったんです。1曲で勝負できる楽曲を用意して、リスナーの心をしっかりつかみたくて。
Yu-taro 作曲していたときは、とにかく自分らしい曲を作ろうと思ってましたね。オーソドックスなメタルコアをずっとやってきたので、そういう面をしっかり出したいなと。あまり考えずに自然と出てくるものを形にしただけなんですけど。
Valtz 僕も同じですね。「ONLY HUMAN」も、自然に出てきたとしか言いようがなくて。その都度、一番カッコいいと思うのものを出してるだけなんですよ、ホントに。



こんなの、ノクブラらしさを求める方が間違っているだろう。

しかし、Masaの曲はどの曲もノクブラらしさを充分に感じられる。尋のシャウトのパワーも上がっているし、今後はMasaが「待ってました!」と言えるようなノクブラらしさ全開の曲を作ってくれることを願っている。

だが昔のノクブラもメインコンポーザーはギタリスト2名が担当していたので、やはり過去のノクブラらしさを求めている人から見た「当たり曲」の割合が減るのは致し方ないのかもしれない。

過去のノクブラを聴きつつ、私は気長にMasaの新曲を待とうと思う。



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