KBEAR KS1をレビュー。ダイナミック一機の小細工無し中華イヤホンの音質は如何に

♨の人

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※「Easy Earphones」様より提供頂きました。ありがとうございます。

なんというか、ついに私もここまで来たかという気がしますね。
ブログを始めた当初から提供というものに憧れを抱いていたので、今回初めての機会を提供して頂けたEasy Earphones様に深く感謝致します。

さて、まずEasy Earphonesが何かという話から入りますが、こちらはイヤホンのメーカーとかそういう訳ではなく、KZ(Knowledge Zenith)やCCAなどのいわゆる中華イヤホンを販売しているイヤホンセラーというものになります。販売代理店ですね。

私も詳しくは無いのですが、今話題の中華イヤホン、例えばKZやCCAなどのブランドはYinyooというのが元締になっているようで、それらを販売しているのがEasy Earphonesです。
ちなみにWikipediaによると、CCAはKZのOEMらしいですよ。なんかややこしいですね。

Easy EarphonesはWTSUN Audioという名前でAmazonにおいても精力的に活動しているようで、AmazonでKZなどの中華イヤホンを買おうとするとだいたい販売はWTSUN Audioなので割とおなじみのセラーみたいです。Twitterにて定期的にイヤホンのプレゼント企画もやっていたりと、距離感の近いセラーという印象ですね。







パッケージは小型。不透明のシェルが高級感あり



パッケージです。配送は中国から、日本ではAliExpress、Amazonにて購入できます。



スペックはこんな感じです。インピーダンスは16Ωで感度も高めなので、鳴らしやすいイヤホンですね。


スライド式の箱を開けるとプラスチックのカバーがあり、その下にブリスターパックに収められたイヤホン本体が収められています。


付属品はイヤーピースとケーブルと説明書です。イヤーピースはKZ系の特殊な模様の付いたアレではなく、普通のシリコン製のイヤーピースでした。


ケーブル黒のツイストケーブルで、細めで柔らかく取り回しは良好です。イヤーフックはワイヤーなどではなく形状記憶の柔らかいチューブになっています。
プラグは三極金メッキで、黒のアルマイト素材で出来ています。

因みに中華イヤホンのケーブルが臭い、というようなことがたまに言われますが、確かに開封して臭ってみると新品のビニール袋のような匂いがしましたが私は全く嫌だとは感じませんでした。


シェル本体です。なかなかに私好みのデザインです。
今回私は白を選択したのですが、落ち着いた色味がなんとなくお高めのIEMっぽくて好印象です。
シェルの裏面にはダイナミックドライバーを円滑に駆動するためのベントが空いています。これにより完全密閉のIEMと比較すると遮音性は若干落ちますが、鼓膜が圧迫されているような密閉感が少なく長時間のリスニングに向いた開放的な鳴り方が期待できます。

共振による高音域のクセなどを排除するためか、ノズル部分は金属製です。メッシュは細かい金属のフィルターとなっています。



SoundsGood SE01と比較


プラのクリアパーツと違って金型の肉抜き穴みたいなのが見えにくいのでそれも高級感に影響していると思います。低価格中華イヤホンと言うとだいたい派手すぎるのでこういう落ち着いたルックスは新鮮ですね。もちろんプラスチックなので何万円もするようなモデルと比較すると見劣りしますが、不透明のシンプルなシェルなので安っぽさは微塵もありません。


コネクターは2pinなのですが、ピン径が0.78mmなのでKZなどの0.75mm規格とは互換性がありません。リケーブルなどをする際は注意が必要です。

コネクタはシェルから完全に飛び出しているタイプなので、社外品にリケーブルする際も選択肢が豊富だと思います。

ちなみに二重磁気回路ダイナミックドライバーというのは、コイルとチャンバーをそれぞれ2つ設けることにより、ダイナミック型でありながらハイブリッド構成のように帯域を分けて広く再生することが可能なドライバーらしいです。他の中華イヤホンに採用されているデュアル磁気回路ダイナミックドライバーの説明を読んだだけなので間違っているかもしれませんが、その辺はご了承ください。





あえてハイブリッド型からダイナミック型にマニナーアップデート


今回提供頂いたKBEAR KS1ですが、こちらは昨年発売されたKBEAR KS2というモデルの兄弟機です。



前機種のKBEAR KS2は1BA+1DDの中華イヤホンでよくあるハイブリッド構成なのですが、今回はそのモデルからBAドライバを取り除き1DDにした新商品のようです。


私の低価格中華イヤホンのイメージは高域を繊細なBAで、低音をどっしりしたDDで出すことにより日本の同価格帯イヤホンと音色の差別化を測っているというものでしたが、こちらは高域から低域まで全てDDに担当させるという中華にしては結構珍しいモデルですね。

ダイナミックドライバーというと全帯域の繋がりが滑らかな一方で、適当に詰め込んでもそれなりの音が出るBAドライバーと違いそこそこ製造もチューニングも難しかったと思うのですが、この価格帯で果たしてどのような音を出してくれるのでしょうか。

というよりも、そこそこ評判のいいハイブリッドのKBEAR KS2からわざわざBAドライバーを取り除いて同じような値段で発売するという面白い試みなので、どんな音がするのか非常に楽しみなところです。かなり争いの熾烈化した今になって出すというのは相当の自信が窺えますから、音には期待できますね。


因みに黒色バージョンの方が高級感があります。





マイルドでオールマイティなナチュラルサウンド


とりあえず、ファーストインプレッションにて感じたことを書いていきます。アンプはmicro idsd BLを使用しました。


数千円のイヤホンに何万円もするアンプを組み合わせるのはアンバランスに思えるかもしれませんが、やはりレビューするからにはそのイヤホンのポテンシャルを最大限引き出したいと私は思っています。なので、基本的には私は値段に関わらず高出力なアンプを使用しています。

このモデルはシングルドライバーで、なおかつダイナミックドライバーのイヤホンというのはインピーダンスの上下が緩やかなのでアンプの違いがマルチBAやハイブリッドと比較すると出にくいです。なのでスマホなどの低出力な機器でもそれなりの音質が期待できるでしょう。

因みに私の中ではダイナミックドライバーはアンプが高出力になればなるほど、サウンドイメージは変わらず音の質感が向上するという印象です。

なんにせよ今現在スマホやパソコンに直挿ししているという人も、安くてもいいのでアンプはひとつは持っておくのがオススメですよ。


価格:13200円
(価格は2021年3月2日 午前8時00分の情報です)

ちなみに私はエージング否定派なのですが、さすがに今回は提供品なので1~2時間ぐらい音楽を流しっぱなしにしておきました。意味は無いとは思いますが免罪符みたいなもんです。



・Lynch. lightning

なるほど。ダイナミックドライバーらしい非常に全帯域のバランスの整った音色です。

SE01のような高音域の派手さや圧倒的なクリアサは無いのですが、全帯域のバランスがよく非常にマイルドでいくら聞いても聞き疲れしないような、中華からイメージされる音とはかなり離れたサウンドだと思います。有名メーカーの高品質なダイナミックドライバーイヤホンと言われても全く疑わないようなサウンドです。

バランスとしてはBA機と比較すると多少ウォーム寄りで、高音が少し弱めのフラットなバランスでしょうか。高音が刺さるとかそういうことはまず無いと思います。低中音域もそこまで主張が激しいタイプではないので、いわゆる低音寄りのDDホンでもないと思います。

高音が弱めと言うと解像度の低い篭った音色と思われるかもしれませんが、このイヤホンは高音の主張は穏やかなのですが高音域に歪みっぽさがまるで感じられず、細かく分解された無難で素直なバランスの、真の意味で高解像度な高音が鳴っています。主張の強い低中域に隠れてしまっていますが、高音の質だけ見ればダイナミックドライバーらしく非常に温厚でマイルドな分解された音を聞くことができます。

低中域はこちらもダイナミックドライバーらしく、ある程度輪郭は淡く太めです。アタックは少々重めですが、派手さはありません。

少しだけ感じた点としては、BAドライバーを搭載した機種と比較すると、全帯域の繋がりがいいだけに分離があと少しのところで甘く、ヴォーカルが少しだけ埋もれているような気もしました。

ただそれを踏まえても、元値3000円、実売価格2000程度と考えると非常に品質のいい、誰にでもおすすめできるようなダイナミックドライバーイヤホンだと思います。





中華イヤホンKZ ZSTのジェネリック、SoundsGood SE01と比較


今回は同じくらいの値段の中華イヤホン、SoundsGood SE01と比較してレビューしていきたいと思います。


このイヤホンはKZ ZSTの独自カスタム品の1BA+1DDハイブリッドイヤホンで、まさに中華代表みたいな面白く個性的な音のイヤホンです。あえてBAを省き1DDにしたKBEAR KS1とどのような違いが出るのか非常に楽しみです。

それでは同じ曲を聞いてみます。



・Lynch. lightning

・SE01

やはり非常に派手なサウンドです。比較するとBAの粒子的な高音と、ダイナミックドライバーの沈み込むような重い低音をこれでもかと言うほど押し出しており、非常に刺激的で面白い癖になりそうなサウンドです。

沈み込むような低音と同時に、バスドラムの高い帯域をBAが出すので、重くもソリッドなアタック感を出せるのはハイブリッド型の強みだと思います。尚且つKS1と比較するとヴォーカル帯域がクリアで、一つ一つの音の分離がいいです。

しかし、高音が少々固く、刺さり気味なのが気になりました。また、やはり1DDのKS1と比較すると定位の自然さに関してはやはり叶わないと思います。

ただ、私はこの曲ではSE01の方が好きでした。アタック感がソリッドで、音の分離もよくカラッとしているので気持ちいいです。それと比較するとKS1は無難なので決め手に欠けると感じました。







・高垣楓 こいかぜ(ハイレゾ版)



・KS1
やはりダイナミックドライバーらしく、音場がとにかく自然です。また、空間を震わせる低音のリアルな再現能力も非常に優れていると思いました。真の意味の重低音である、聞こえないくらい低い帯域が鼓膜を重く揺らしています。

ヴォーカルが埋もれているような感覚もこの曲では感じられず、音像の定位もハッキリしておりやはり非常にバランスのいいイヤホンだな、と感じました。高音域の主張は相変わらず控えめなのですが、それが気にならないくらいこの曲では気持ちのいい自然な奥行きのある低音が聞けます。BAを搭載したイヤモニのような、全ての帯域を細かく分解した精密な分解図のような音ではありませんが、ダイナミック型の利点である自然な空間表現と低音が非常にリアルな臨場感を生み出しています。




・SE01
やはりハイブリッド故か高音域がカッチリとしているので、一聴しただけの感覚ではヴォーカルの輪郭も鮮明でこちらの方が断然クリアで高解像度に聞こえます。

しかし、やはり定位感というか、BA型の担当するヴォーカル帯域の残響成分の少なさと、重く沈むダイナミックドライバーのふくよかな低音がなんとなくアンバランスな感覚を生み出してしまっています。lightningのようなロックではそれも個性となるのですが、こういう生楽器を多用したオーケストラだとダイナミックドライバーの繋がりの悪さが露呈してしまうようです。

またやはり高音ドライバーがノズルに埋め込んである影響か、高音楽器の主張が激しすぎる気がします。中~低域のバランスから高音域だけ飛び抜けて主張が激しいので、刺さるほどとは言いませんがやはり音場に違和感を感じてしまいました。高音、ヴォーカル、低音でそれぞれ別々の空間で鳴っているような非現実的な感覚です。

これは確実にKS1の方が自然だと思いますし、私もKS1の方が好きでした。





・聖飢魔II 悪魔のメリークリスマス 完結編



・KS1
やはり非常に自然という感想が出ます。ダイナミックドライバーらしくどの帯域を見てもおかしい部分が見つからないので、普通にいいイヤホン、という評価がまさに適切でしょう。

高音域はとても細かく鳴らせているのですが、やはり刺さるということは全くありません。

このイヤホンの個性としては、低音の空間再現能力の高さだと思います。こう書くとボンボンしたブーミーな音を想像されるかもしれませんが、このイヤホンはこの値段のダイナミック型イヤホンにしては中低域の分離は比較的すっきりしていて、アタックはそこそこソリッドです。しかし、聞こえないくらいの低い音、つまり真の意味での重低音の再生能力が高いのか、低音の押し出しが強くそれが音場の自然さ、臨場感の高さに繋がっています。なので中高音域を余計な音でマスクすることなく、迫力のある低音を再生することが出来ています。



・SE01
やはり音のエッジが非常に立っており、まさにドンシャリと呼ぶに相応しい音色です。

アタックはソリッドで、高音域の主張も激しく、非常にカラッとしたそれぞれの音の主張の激しい音です。KS1のように自然な音場や温かみなどはなく平面的な冷たい印象ですが、とにかく音がクリアでそれぞれの音がきちんと分離して聞こえます。音の粒立ちがとにかく良く、どの帯域に目を当てても即座に個別の音にピントの合う多ドラらしい鳴り方です。

これは高音がよく出ているからかもしれませんが、SE01はKS1と比較して低音の主張をあまり感じないのが意外でした。以前レビューした際はハイブリッドなので低音自体はかなり出ていると感じたましたし、聞いている今でも低音は非常にしっかりと出ていると思うのですが、KS1のように音に奥行きというか厚みがないのです。

大袈裟な表現ではありますが、SE01がIEM的な音なら、KS1はなんとなく低音の鳴らし方などがどこかヘッドホン的だと感じました。それくらい空間表現に差があります。

もちろんどちらがいいかは好みによるのですが、私はこの曲を聴く限り低音のスケール感の大きいKS1の方が好きでした。







低音の臨場感と自然な音場の広さが印象的な、多ドラにもまるで劣らぬダイナミック型イヤホン


総評として、KS1はダイナミック一機なので、生楽器の自然な音色、聞き疲れしない落ち着いた音色、広々とした自然な音場表現を求める人にはぴったりだと思います。

しかしいかにもハイブリッドという中華っぽい刺激的な音色を求めると、あまりにも無難すぎてつまらない音色と感じてしまうかもしれません。

個人的に感じたこととして、SE01は平面的な音楽に合っていて、KS1はオールマイティながら空間表現の豊かな音楽に合っているイヤホン、と思いました。

例えば音数の多いエレクトロニカとか、現代的なポップス、ロックを聞くのならSE01のような典型的なドンシャリ中華イヤホンの方が適任だと思います。BA型らしく音の分離と粒立ちがいいので、聞いていてテンションが上がるというか、深く聴き込まなくとも全ての音を目の前に列挙してくれるので音の粒に圧倒されるような色濃い音楽体験ができます。

ただ、空間表現の豊かなオーケストラの歌モノとか古めかしいHR/HMとかだとKS1の方が明らかに上です。音の繋がりが自然なので空間の残響成分などが幾重にも重なった豊かな音場と、持ち前の低音再生能力の高さにより分析的に聞くのではない、音に包み込まれるような音楽的な臨場感を得られます。

中華イヤホンなのにダイナミックドライバー1発なんてあまり購買意欲を掻き立てられないかも知れませんが、このイヤホンは多ドラでは出せない魅力を持ったいいイヤホンです。特にハイブリッドやマルチBAの音色に慣れた人にじっくりと聞いてみて欲しいイヤホンだと思いました。


・高音域の解像度
★★★★★★★★ 8/10
・高音域の量感
●●●●●● 6/10

・中音域の解像度
★★★★★★ 6/10
・中音域の量感
●●●●●●● 7/10

・低音域の解像度
★★★★★★★★★ 9/10
・低音域の量感
●●●●●●●● 8/10

      アタック感
ソリッドーーーー★ーーーーーーマイルド

  軽いーーーーーーーーー★ー重い

    立ち上がりから減衰
  早いーーーーーー★ーーーー遅い

       艶・伸び
 ドライーーーーーーー★ーーーウエット

        音場
  狭いーーーーーーー★ーーー広い






あとがき。高級機や国産品にはない魅力が中華イヤホンにはある


あとがきですが、個人的に思う事として、中華イヤホンの一番の強みは見た目のかっこよさだと思います。

コンビニで叩き売られるような価格である、2000円前後のイヤホンにはとても見えません


IEMデザインを採用することで、安価なプラスチック製ながら値段からしたらありえないくらい高級感が出ています。

もちろん素材は値段なりなので、高価なIEMのアクリルシェルのような高級感はなく、実物はわりと玩具っぽさもあるプラスチッキーな質感です。
しかし、それを差し引いたとしてもやはり中華イヤホン特有の一貫したIEMデザインには強く心を惹かれます。もし国産のイヤホンと中華イヤホンのどっちが欲しいか見た目で決めてくれと言われたら、たとえ国産品がアルミハウジングだとしてもまず間違いなく私は中華イヤホンを選ぶでしょう。



個人的に、中華イヤホンが日本の安価なイヤホンと一番差をつけているのがこの部分だと思います。日本の低価格DDイヤホンと言うとメーカー上位機種と比較していかにも下位機種ですよ~という見た目なので、あんまり心を引かれないんですよね。



日本の大手メーカー製イヤホンで見た目を考慮すると、最低でも5000円から1万円くらいは出さなければならないでしょう。しかし、中華イヤホンだと2~3000円もあれば高級機並みのデザイン&リケーブル対応モデルが買えます。
もちろん上でも書いたように中華イヤホンもプラスチックの質とか細部の作りは値段相応なので、高級感の8割くらいはIEMデザインと編み込みケーブルというハッタリではあります。

が、同じことを日本の大手メーカーがやれるかというと出来ないから国産イヤホンはあんな感じになってるのでしょう。

(一応国産大手メーカー製のエントリーモデルでも、見た目が中華イヤホンと同じコンセプトのものはありますが非常に珍しい部類です)

また、ドライバーの種類とか数とかで音質が決まる訳では無いですが、中華イヤホンは確かにスペックだけ見ればコストパフォーマンスは他の追随を許しません。ここでも大手国産メーカーを引き合いに出しますが、最低でも1万円は出さなければ手にすることの出来ぬバランスド・アーマチュアドライバ搭載の多ドラ機が2000円そこらで買えるというのは、もはや詐欺を疑ってしまうレベルでしょう。
前回SoundsGood SE01をレビューした時には、音の個性と完成度の高さに驚いたものです。

一応高価なBAイヤホンはknowlesとかSonionというメーカーのドライバーを搭載しているのに対し、中華イヤホンはbellsingや独自開発などのBAドライバーを搭載しているという違いはあります。しかし、そんなのそれなりに詳しい人じゃなきゃまず知らない事なので、中華イヤホンの沼にどっぷり落ちる人がいるのもまあ頷けますね。今ではKZが片耳10BAとかいうJHみたいなモデルも出してたりしますし。非常に気になります。

また、中華イヤホンの魅力を語るのに欠かせないのはやはりリケーブル可能という点でしょう。これも端子自体はタダみたいな値段なのではんだ付けの手間が少し増えるくらいで廉価モデルに採用すること自体は難しくもないのですが、国産品は1万を超えてこないとまあどれもケーブルはドライバー直付けです。

もちろんリケーブル可能にすることによるデメリットもあるにはあるのですが、ケーブルによる音質のカスタマイズが可能だとか断線した時に自分で修理できるだとかいうアドバンテージはデカいです。そしてなにより見た目がいい。

中華イヤホンはコスパがいいと良く言われますが、個人的に思うのはコスパ云々より売り方が上手いということです。

音質は別として、国産メーカーの2~5000円くらいのイヤホンでどれを買うか迷ってる人が「高級機みたいな見た目!BA搭載のハイブリッド!高純度OFCツイストケーブル付属でリケーブルも出来る!2000円!」なんてのを見たらそりゃあ飛びつきますわなって話ですよ。というか実際過去の私も飛びつきそうになりましたしね。

なんというか、中華イヤホンは普通のポータブルオーディオと少し毛色が違うので、レビューを書くのも思っていたより面白いですね。

レビューする意味あるのかっていうような大手メーカーの国産品とか、もはや品質は言うに及ばずの高級品と比較して、新製品が出るペースも早いですし情報が少ないので書いていて非常に楽しかったです。

とりあえず値段も安いので、試しに中華イヤホンに手を出してみるのは如何でしょうか。
少なくともスマホ付属のイヤホンだったり、コンビニで買えるようなイヤホンと比較すれば比較にならないほど面白くクオリティの高い音を奏でてくれますよ。

以上です。




今回紹介したイヤホンはAmazon、アリエクスプレスにて購入できます。↓

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