ifi audio micro idsd BLの片耳、片方の音が出ない不具合発生。故障?修理?ファームウェアのアップデートで治るかも

♨の人

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私が購入してからずっと愛用している、最強クラスのポータブルヘッドホンアンプ micro idsd BL。



そんなmicro idsd BLが、とある時を境にデジタル入力で音声の片側が全く出ないという不具合に見舞われたので、それを直した方法を備忘録として書いておきます。全ての人がこれで治るとは限りませんが、一応何かの参考になれば幸いです。




トラブルは唐突に。Rチャンネルの音が急に出なくなった


トラブルは唐突に起こりました。スマホのアナログ接続とデジタル入力の音質の差を聴き比べて遊んでいたら、急にデジタル接続時にイヤホンの片側が鳴らなくなりました。

その時はスマホのバッテリーが9%程度だったので、スマホがバッテリー保護のためOTGの制限でもかけたのかな?と特に何も考えず別の端末に付け替えたのですが、なんとそちらでも音が出ない。

おかしいなと思って今度はType-Cの端末やPCに接続してみるも、やはり音が出ず……この時点でバッテリー不足という線は消えました。

その時はまずはイヤホンを疑いました。まさかLaylaがぶっ壊れたか?と。しかし、スマホのイヤホンジャックに刺すと普通に両耳からちゃんと音が鳴りました。というわけでイヤホンの故障ではありません。

次に疑ったのはUSBケーブルの断線です。なので、OTGケーブルとUSBケーブルを新品に交換してみました。しかし、やはり片耳だけ音が出ない。

ならばRチャンネルの電解コンデンサやらの内部パーツが壊れたのか?と思って、アナログ接続して聞いてみる。しかし、それだと両方普通に鳴ります。

となると疑わしきはUSBオスジャック。しかし、内部断線やハンダ割れ、接触不良などがあったとしてアナログステレオジャックと違いUSBはデジタルです。D/A変換前のただのデジタルデータの片側の音声のみ綺麗に伝送できないなど有り得るか?というわけでこちらも除外。

他にも6.25mm→3.5mm変換ジャックや各種ボタン類など疑わしい部分は全て探りましたが、どれも全滅。アナログ入力だと両方音が鳴るのに、デジタル入力の片方が全く鳴らないという謎の不具合を抱えてしまいました。

この場合考えられる原因としてはRチャンネルのDACチップの破損です。
私は海外から取り寄せたので、日本ifi audioの修理を受け付けることができません。つまり打つ手なし。最悪の結果です。






弄り回すと治ったという声もあるが、レバガチャは効果なし。本体再起動や充電しても症状は変わらず


とりあえずは慌てずに、本体の電源を落として再起動してみました。

しかし、やはり当然のごとく正常に動作しない。他にもIEMatchやデジタルフィルタースイッチなど全てを切りかえてみるも、全くうんともすんとも言いません。


調べてみると、私と同じ症状が出ている人がTwitterに居ました。



その人は、弄り倒していると自然に治ったということ。なので、私もボリュームノブを回しまくったりスイッチ類を切り替えまくったりしたものの、やはり症状は変わらない。

これはもうお手上げか……そう思っていたのですが、ひとつだけやっていないことがあることを思い出しました。





公式サイトの最新ファームウェアにアップデートで治った。インストール方法を説明


簡潔に言うと、ファームウェアをアップデートすることで無事に両方のチャンネルからちゃんと音声が出力されるようになりました。

内部のトランジスタやDACなどの故障ではなく、端末のバグによる不具合(それも致命的かつ突発的、永続的な)だったようです。原因は分かりませんが、治って良かったです。かなり肝を冷やしました。

というわけで、この項目では私が行ったアップデートの方法を紹介したいと思います。

まず、ifiの公式サイトから最新のファームウェアをダウンロードします。対応機種を間違えないように注意してください。

ファームウェア

英iFi audio製品 ファームウェアップデート掲載ページ



私は「5.3C(サブバージョン)- GTOデジタルフィルター/MQA/DSD256」をダウンロードしました。MQAに対応するバージョンです。

注意事項として、S/PDIF出力(光デジタル音声端子(オプティカル)、同軸デジタル音声端子)が無効化され、DSD512(Windows), DSD256(Mac)は再生できなくなります。まあDSDはともかく、同軸や光出力廃止は殆どの人は困らないのではないでしょうか。

さて、まずダウンロードした最新ファームウェアを起動する前に、ifiの公式サイトからドライバをインストールしておかなければなりません。

最近はもうUSB Audio Class 2.0に対応したWindows10が主流になってるので、手動でドライバをインストールしなくともポタアンなどはUSB接続するだけで使えてしまいます。なので、ドライバなどインストールしていない人も多いと思います。かく言う私もその一人です。

しかし、それだと公式サイトからダウンロードしたファームウェアアップデートのbinファイルを適応することができません。なので、まずは公式サイトの手順に従いドライバをインストールする必要があります。

Windows用ドライバー

英iFi audio製品 Windows用ドライバー掲載ページ



因みに公式サイトの説明には「すべてのUSBオーディオ用機器(USB DAC、プリンター、HDDなど)の接続をいったん外します。」とか書いてありますが、私はそれに気付かず普通にFOSTEX HP-A4BLを接続したままドライバのexeファイルを起動してインストールしました。大丈夫だと思いますけど、責任は取れないので心配ならUSB機器は外しておいてください。

ドライバのインストールが終わると、CドライブにあるProgram Filesフォルダを開きます。

そこからiFi>USB_HD_Audio_Driverと下の階層へ進み、そこにあるiFiHDUSBAudio_dfuapp.exeというファイルを起動します。

あとは公式サイトの手順に従って、ファームウェアのアップデートを行います。

私の場合数秒ほどでなんの問題も無く完了しました。あとは上でも書いたように全て正常に治ったわけです。

治ったあとでifiの公式サポートに今回の件を連絡してみると、動作が不安定になった場合ファームウェアのアップデートで不具合が治る事があるようです。
正直なところ期待はほとんどしていませんでしたが、10万円近く払って手に入れたので治ってくれて本当に良かったです。







並行輸入品や中古はある程度のリスクがある


不具合が出ていた時は、アナログ入力が生きてるなら、FOSTEX HP-A4BLとライン接続して使うか、もしくは間にFX-AUDIOの真空管プリアンプを繋いで使う専用のアナログアンプにして使うか、なんて考えてました。

10万くらい出して買ったポタアンが半年以下で使えなくなるというのは相当のダメージですが、私の場合はまだ使い道があるだけぶっ壊れても少しばかりマシでしたね。これで私みたいに多段環境とかに組み込んでないユーザーだったらまじで泣けるレベルの話だと思います。

因みに今回治らなかったらmicro idsd signatureをeイヤホンで購入するつもりでいました。

私はmicro idsd BLをかなり気に入っており、次に買うのもmicro idsd signatureと決めていましたので。音質は変わってしまうみたいですが、Sandal audioさんが言うには変化ではなく向上と言えるような違いらしいのでまあ普通に貯金崩して買ってたと思います。

これまで中古のイヤホンやヘッドホンを沢山買ってきましたが、今のところはどれも故障の前兆などなく普通に使えています。なので、私は中古品とか並行輸入品とかにもあまり抵抗はありません。

しかし、こういうことがあると少しだけ躊躇いの心が芽生えてしまいますね。正規代理店で新品で購入しておけばクロネコ延長保証で3年は無償修理して貰えますし、有償でも修理できるだけマシですからね。
(正規代理店以外のマーケットプレイスや並行輸入品、個人輸入品は海外のメーカーと直接のやり取りをしなければならず、配送料や手続きも面倒です)

特に単純な構造のイヤホンやヘッドホンはともかく、DAPやポータブルアンプとかは1万円程度の差なら新品を購入した方がいいと思いますよ。3万くらい差が出ると悩みますが……

とりあえず今回は無事に治ってくれて良かったです。この記事が何かの役に立てば幸いです。

それでは、以上です。

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