USB DACで音質は変わらない?おすすめイヤホン変換プラグの音質をAndroidスマホと比較してみた

♨の人

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イヤホンをレビューしたいもののネタがないので、本日は私が普段使いしている一般的なドングル型のUSB-DACの音質がどんなもんなのか軽くレビューしていきたいと思います。



ESR 2in1タイプCイヤホン変換ケーブルの音質をスマホと比較


私が所有しているのはこの製品です。


この製品は普通のUSB-DACとしても使え、更にそこに充電用のタイプCポートを儲けた2in1の製品です。充電しながら使えます。便利。
充電しながら使えるtype-CのUSB-DACをAmazonで調べると、一番最初に出てくるのがこちらなのでそれなりに売れているようです。値段もお手頃ですし、今回はこの製品をオーソドックスなUSB-DACとしてスマホ直指しとどういう違いがあるのか見ていきたいと思います。






ホワイトノイズが若干ある


まず、この製品を使ってみて思った事なのですが、多少のホワイトノイズがあります。スマホ直指しではノイズは皆無なので、この辺は静かな音楽を聞く人には気になりそうです。

この製品には一応充電用の回路は組み込まれていますが、その回路は充電しなければ動作しないので恐らくはこの手の製品はこういうものなんだと思います。ノイズが嫌ならもっと高価なDC03とかを買わなければならないようですね。


ちなみに充電すると電源ノイズが盛大に乗ります。この辺は仕方ないと割り切るしかありません。一応ノイズの少ないUSBアダプタ付き5VACアダプターがifi audioから出ていますが、この製品の何倍もする価格なのでさすがに買う人はいないでしょうし説明も省きます。




ヘッドホンを使ってYouTubeでDAPと比較



とりあえず、カジュアルな使用が前提の製品だと思うのでYouTubeで音楽を再生してみました。

画質は480p、ヘッドホンはbeyerdynamic T5P 2nd Generationです。



まず、体感としてはそこまで悪くは無いけど良くもない、という感じですね。

ホワイトノイズがあったのでそれが心配でしたが、音楽を再生すると聞こえないレベルまで下がるのでそこは大丈夫です。

しかし、後述のG8X ThinQと比較すると、全体的に音が軽い印象が否めず、なんとなくもう少しヴォーカルなどにピントがしっかりあってくれるといいな、と思いました。

LG G8X ThinQは音が太くメリハリもあり立体感があります。また、ヴォーカルの解像度、分離がこちらの方がワンランク上でした。

基本的にDACやアンプは性能が良くなるにつれ暴れていた音が締まり切れ味や分離が良くなるので、この変化はその系統の変化にとても違いです。



ちなみにこのLG G8X ThinQというスマホはESS 9218PというオールインワンDACを内蔵しており、1~2万そこらのミニDAPと同じ程度の音質があります。

なので負けても当然というか、むしろこの手の中華製品にしては割と検討していて驚きました。




型落ちハイエンドAndroidスマホ、Snapdragon855と比較


次はSnapdragon855と音質を比較してみます。スマホはLG G8X ThinQですが、今度はQuad DAC機能をオフにしているので、多少型落ちしたそこらのハイエンドスマホと同じ程度の音質です。


曲はLynch. CREATUREを聴きました。


まずスマホとの音質差についてですが、正直この程度なら大して変わらないですね。ほぼ気にしなくていいレベルです。

その差を具体的に説明すると、スマホは音がソリッドでシャープな代わりに歯擦音が刺さります。結構シャリついていました。
USB DACはその部分が少しマイルドで、細部がぼやける事でマイルドかつ温厚な音色になっています。

差としてはUSBケーブルより少ない程度の小さなものなので全く気にしなくていいレベルですが、私がもしどちらかを選ぶとしたらUSB DACですね。こちらの方が音がマイルドで好みでした。

因みにパワーはスマホよりはあるようですが、この程度だと32Ω程度のヘッドホンが限界でしょうね。








スマホ直と音質はほぼ変わらないか若干良くなる


というわけで、安価なUSB DACの音質はスマホ直指しとほぼ同じ、少しだけ上、という結果となりました。
この値段でハイエンドスマホとどっこいどっこいの音質なら、まあ思ってたよりはいい方なんじゃないでしょうか。

さすがに専門機には叶わないようで、1~2万のmicroDAPにボロ負けしてしまいましたが、まあこの値段ならそれも致し方なし。普通にこの製品はおすすめできるものだと感じます。




高級ポタアンと比較してみた。ポタアンはいいぞ


最後にmicro idsd BLと比較してみました。販売価格75000円、一時期は10万円近くまで値上がりしたベストセラー的立ち位置のifi audio旧フラッグシップポタアンです。



まあ音質的には比較するまでも無いですね。音のレベルが全く違います。

全く刺さりもなく、音に厚みもあり、分離も再現性も段違いで高いです。また音場がやはり非常に広く、高音域に歪みっぽい変なシャリ付きもありません。金物の鳴り方がまるで違います。

今回はYouTubeの480pということで音質的にはかなり圧縮されたものとなっていますが、これでこの差なのだからCD音源とかならもっと差は大きく開くと思います。

これは差があって当然というか、いいポタアンを使うと音質はもっと良くなるよ、ということを布教したいがためにちょっと比較してみました。

さすがにこのレベルのポタアンはデカい重い高いの三重苦でカジュアルユーザーには必要ないと思うので、私はZEN DACやnano idsd BLをオススメします。



それでも高いというのならFiioのQ1MarkⅡや、FX-AUDIOのPH-01Jをオススメします。

価格:4580円
(価格は2021年3月10日 午前0時00分の情報です)



あなたも是非オーディオ沼に足を踏み入れてみてください。楽しいですよ。

以上です。


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