中華イヤホン交換用イヤーピース、KBEAR 07をレビュー
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本日は、WTSUN Audio (@Naruto88814) 様よりご提供頂いた、KBEAR 07というイヤーピースのレビューです。
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イヤーピースで音質は変わる。5サイズセットで自分に合うサイズを見極められる
イヤーピースというのは意外と見落とされがちですが、実はリケーブルに負けず劣らず音質に与える影響は大きかったりします。その辺は過去に記事にしたので、そちらをご覧下さい。
今回のイヤーピースは商品説明によると重低音強化との事で、本体は二層構造になっています。

口コミを見てみると低音の締りが良くなるとか音の抜けが向上するとか結構評判も良く、KBEARというブランドはKS1やNeonなどの優れたイヤホンをレビューしてきましたから、中華ブランドのイヤーピースと言っても侮ることはできません。

お値段はオールサイズ5セットで850円と、イヤーピースにしてはそこそこ安い値段で試せるのが嬉しいです。
SednaEarfit XELASTECやJVC スパイラルドット++なんかは単独サイズでの販売なので、自分に合うサイズが分からなければ迂闊に手を出すことができませんからね……
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二重構造でピッタリ密着する良好なフィット感
今回は、KBEAR KS1を使用して、標準イヤーピースと比較していきます。
まず、KS1は所謂格安中華イヤホンなので、付属のイヤーピースの品質は決して良くはありません。悪くもないですが、付属品は家電量販店などで売っている普通のイヤーピースと同じレベルの品質のものです。
それでもフィット感さえ得られれば装着感、音質ともに良好ですが、さらなる音質のアップグレードを図ろうとするなら真っ先にイヤーピースは交換するのか定石でしょう。

KBEAR 07に交換したKS1は、まずフィット感が向上します。標準イヤーピースは少し心もとない装着感だったのですが、KBEAR 07ではきちんと耳にピッタリと密着している感じが伝わってきます。
KS1の音質が更に向上。低音が良く出るようになり、全帯域のメリハリが良くなる
・アルルカン ラズルダズル
音質に関しても変化は大きく、明らかに低音のアタックが重く、ソリッドになりました。また、ベースラインがより鮮明にメリハリ良く聞き取れるようになっています。
その他の帯域においても、中低域の音の濁りが解消されることで個々の音に気付きやすくなるような印象を持ちます。
月並みな表現をするなら、音がクリアになり臨場感が上がるというのが適切でしょうか。
・聖飢魔II 地獄の皇太子
聖飢魔Ⅱの「地獄の皇太子」 をレコチョクでダウンロード。(iPhone/Androidアプリ対応)
この曲は一聴して誰でもわかるほどに違いが現れました。ベースの音圧が明らかに上がり、ドラムの粒立ちもかなり向上しています。
標準イヤーピースは比較すると、どうも音が抜けているような音圧不足感が否めなかったのですが、やはりそれは正しかったようでイヤーピース変更後は全帯域がくっきりと、かつ重く聞こえるようになりました。特に違いが顕著なのがギターソロで、比較すると音の艶と伸びがかなり変化しています。
・#HE4DSHOT
この曲では、低音域の量感の増加と共に音に立体感が生まれました。標準イヤーピースではどうも音が拡散しているような、もう少し音に近さというか立体感が欲しい感じが否めないのですが、イヤーピースを変更することでその問題が解決されています。また、標準イヤーピースは高域が少しジャリジャリと歪みっぽくなっていますね。
音質がいい、安い、ケース付き、オールサイズ同梱。コスパはかなり高い

この値段でオールサイズ+ケース付きというコストパフォーマンスの高さが非常に高評価できるイヤーピースだと思います。この部分は良くコスパが高いことで名が上がる、FinalのEタイプと同じレベルの水準にあると感じました。
色んなイヤーピースをコスパ良く揃えたい、という人にはとりあえずFinalのEタイプと一緒に買っておけ、と言えるイヤーピースでしょう。
とりあえず、今後の中華イヤホンレビューではこのイヤーピースをリファレンスとして使っていくつもりです。
ちなみに私が今一番気になっているイヤーピースはSpinFit CP230 ツインブレードです。
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それでは、以上です。
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