ハイレゾ対応イヤホンだから音質がいいという詐欺について?ハイレゾマークはなんの意味もない

♨の人

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ハイレゾ対応イヤホン。私が大嫌いなキャッチコピーの1つです。

今回は、そんなハイレゾ対応イヤホンが如何に無意味で意味の無いものか説明していきたいと思います。



ハイレゾが音がいいとされる理由


私は今でも懐疑派なのですが、一応ハイレゾが音がいいとされる理由について解説していきます。

まず、ハイレゾ音源というのはビット深度が深く、そしてCD音源では録音されていない高音が収録されている音源を指します。

しかし、これらが音質に与える影響は未だに明確な科学的根拠がなく、ほとんどのハイレゾの音の差はマスタリングの差で起こっているというのが通説です。

その次に再生するデータによるDACの内部演算の違いだったりがあり、その次くらいに嘘か誠か、ビット深度と高周波の有無が音質に影響を与えているとされているのです。

まあこの辺の話はいつまで経っても平行線ですので語るのはやめておきますが、今回着目するのはハイレゾ音源に含まれる高周波というところです。




ハイレゾ対応の必要があるのはデジタル段のみ


ハイレゾ音源というのはデジタルデータですから、デジタル機器ではハイレゾ対応か非対応か、というのは重要です。

しかし、ハイレゾ対応である必要があるものというのはあくまでもデジタルのDACまでであり、アナログアンプは愚かイヤホンやヘッドホンの振動板というものにはハイレゾに対応もクソもないのです。これらはあくまでも入力されたアナログデータを再生する。それだけのものだからです。





イヤホンの再生周波数帯域はあくまでもメーカーがその範囲で測っただけの数値


イヤホンの再生周波数帯域というのは、あくまでも人間の可聴域を考えて、メーカーがその範囲で測った数値に過ぎません。

つまり、ハイレゾ対応イヤホンというのは40khz以上の高音を測ったイヤホン、というだけでしかないのです。

つまりハイレゾ非対応イヤホンというのはメーカー側が図る意味が無いと考えているだけで、出そうと思えばこの世のほとんどのイヤホン及びスピーカーはメーカーが言うところのハイレゾ対応と言えます。



いくら高周波が出ていても、人間の耳では聞き取れない


では、なぜハイレゾ対応が何故音質に全く関係ないのか説明していきましょう。

まず、上でも語ったようにハイレゾ対応イヤホンというものがあまりにも馬鹿らしいということは置いておいて、そもそも人間は可聴域外の音を聞き取ることはできません。

なので、可聴域外の音をどれだけチューニングしたとしても、我々の耳はせいぜい化け物クラスの人でも20khzまでしか聴き取れないのですから音質に与える影響は皆無なのです。

例え40khzで盛大な歪みがあろうが、それが綺麗な波形だろうが、強かろうが弱かろうが私たちの耳はそれを聴き取れないのです。つまり、ハイレゾ対応か非対応かという概念がもしあったとしても、可聴域外の音が私たちの聴覚に与える影響はないのです。

ハイレゾ対応イヤホンだから高音域が綺麗~みたいなのは具の骨頂と言えるでしょう。私たちが高音と言っているような音など20khzですら全て賄えてしまうのですから、それより上がどうとか全く関係ありません。




マスタリングの優秀なハイレゾ音源は買う価値あり


ではハイレゾ音源が無意味なのか?というと、それはまた違う話になってきます。

まず、上でも語ったようにハイレゾ音源というのはそもそもマスタリングが違います。なので、ハイレゾ音源は基本的に高音質であることが多いです。
(CD音源をアップサンプリングしただけの所謂ニセレゾは同じ音です)

なので、ハイレゾ音源に価値がないという訳では無いのは言っておきます。

私なんかハイレゾ非対応イヤホンでハイレゾ音源を聴いてますからね。




あとがき


高級、安物関係なく、ハイレゾ非対応イヤホン・ヘッドホンというのは世の中に溢れています。

ハイレゾなどという謎企画に騙されず、きちんとレビューを見たり視聴して選ぶことをおすすめします。

それでは、以上です。

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