アイマスハイレゾ音源レビュー。デレマスのハイレゾ版の音質の感想

♨の人

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はじめに。筆者はライトなプアオーディオマニアです


とりあえず、軽く筆者のことについて書いていきたいと思います。

私は聞く音楽のジャンルがメタル、メタルコア、V系、そしてアイマスのみになっています。普段からアイマスの曲(デレマスが9割)を聞きまくっています。そしてオーディオが趣味であり、普段はイヤホンやヘッドホンのレビューをやっています。

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(因みに普段好んで聞いている曲はこんな感じです)

そんな私がアイマスのハイレゾ音源のレビューをしよう、というのがこの記事です。

ちなみに今のところ(2021 7/25)の所有機種はこんな感じです。

ifi audio micro idsd BL

FOSTEX HP-A4BL

FX-AUDIO- TUBE-01J

JH Audio Layla Universal fit

JH Audio Rosie

Campfire Audio ANDROMEDA 2020

Shure AONIC4

beyerdynamic T5P 2nd Generation

FOSTEX T60RP

STAX SRS-002

その他中華イヤホン多数




高垣楓 こいかぜ




使用ヘッドホン
beyerdynamic T5P 2nd


まず、この音源は通常版でも十分すぎるくらい高音質なのですが、ハイレゾ音源では更に高音質になっています。

通常版ではヴォーカルが少し響きすぎており音像の定位が少し甘く、更にほんの少し篭ったような印象を受けます。それがハイレゾ版では音の分離が向上しており、それぞれの音の定位が明瞭になっています。それにより個々の楽器の粒立ちが向上しており、音場も広くなっています。

また、ハイレゾバージョンは音圧が弱くなっているので、その分声の歪み感が減少しており透明感を生み出しています。聴き比べてみるとその差は明瞭に感じられるので、CD音源を所有している人でもハイレゾ版を購入する価値は十二分にあると感じました。ラストの合唱の差は鳥肌モノです。





CINDERELLA PROJECT GOIN'!!!




使用イヤホン
Campfire Audio ANDROMEDA 2020 Final Eタイプ


音のメリハリが全然違います。と言うより、明らかにそういうふうになるように作りこんであります。曲のダイナミックレンジがとても広くなっており、所々で急に音圧が上がるライブのような表現がこの楽曲ではなされているようです。所謂フォルテシモというやつでしょうか。

ただ、これは少し好みが別れそうです。

まず、CD音源版は音が響いており、全ての音が交わっているような印象を受けます。なので、音の分離感、透明感としては明らかにハイレゾ版の方が高いです。個々の声まで鮮明に聞き取れるような感覚はハイレゾ音源でしか味わえない楽しみでしょう。

ただ、マスタリングが変更されているので当然といえば当然ですが、この曲ではそれがより顕著なようでベースの音圧がまるで違います。具体的には、CD音源の方がベースなどの低音楽器がズンズンと響いており、逆にハイレゾ版ではベースはあくまでも土台を支えているだけでメインはヴォーカルになっています。

この曲はメロではベースがメイン楽器と躍り出ているので、それが少し弱まっているのは残念だ、なんて感じる人もいるかもしれません。しかし、全体的な音のクオリティは段違いに高いので、購入事態はおすすめします。特に、普段から平面的なポピュラー音楽を聴いている人はこのダイナミックレンジの広さに驚くことでしょう。ただ、多少やりすぎなダイナミックレンジ感はあるので、これは上位互換というより別バージョンとして楽しむというのがいいかもしれません。




神崎蘭子 夢幻ノ救憐唱 堕チル星ノ調ベ




仕様イヤホン
Layla Universal fit 低音調整12時 スパイラルドットSF


この曲はそこまで大きな変化は感じませんでした。歯擦音が少し弱まって、バックの金物の鳴りが多少繊細になっているくらいでしょうか。全体的な音は多少ソリッドになっているのですが、これは気付く人と気付かない人が別れそうです。

具体的には、シンバル類の鳴り方がかなり変わっており、CD音源版はかなり硬質なカリカリとした音色なのに対し、ハイレゾ音源版はかなり精密に分解された音色になっています。また、やはりハイレゾ音源は中低域の濁りを除去されており、それぞれの音の分離感が向上しています。

ただ、GOIN'!!!やこいかぜほどの変化は無いので、これはマニア向けのハイレゾ音源と言えるでしょう。個人的にはこの曲は歯擦音が結構キツイので、それをどうにかしてくれたら満点でした。





LiPPS TULIP




使用イヤホン

Layla Universal fit

古い音源なこともあってか、なかなか音質的には向上しています。中低域の濁りが上手い具合に解消され、まさにリマスター音源という感じの音質向上ですね。

特に顕著なのがヴォーカルとピアノで、CD音源版は響きに多少曇りのようなものを感じるのですが、ハイレゾ音源版ではそれが解消されより臨場感を感じられます。

また、やはり楽器の音色が一新されたような印象を受けます。ドラムのスナッピーの弾ける音やシンバル類のきめ細やかな音がハイレゾ版ではより分解されて聞こえます。

どちらかと言うとマニア向けですが、何となく聴いても違いはそれなりに感じられるクオリティだと思いました。



白坂小梅 Bloody Festa




使用イヤホン JH Audio Rosie 低音調整3時 スパイラルドットSF

ヴォーカルのクリアさがまるで違います。CD音源版はRosieの低音に他の帯域が多い隠されたようなモヤっとした印象を受けるのですが、ハイレゾ音源ではコーラスから楽器隊の細かな旋律まで余すことなく聞き取れます。

特にウィスパーボイスのコーラスなどは本当に戦慄するほどの違いが現れています。具体的には、CD音源版はあくまでも加工された楽器のような線の定まらぬ音なのに対し、ハイレゾ版は明らかに人間の声だと認識でき、更には耳にかかる吐息のような感覚も感じられます。これは間違いなく買いでしょう。

ただ、低音の圧力自体はCD音源版の方が強いです。アタックの繊細さ、粒立ちはハイレゾ音源版の方が強いのですが、CD音源版は低音全体が覆いかぶさってくるような感覚が味わえます。

あくまでも全体的なクオリティはハイレゾ版の方が圧倒的に高いのですが、CD音源版にはCD音源版の良さがあると感じました。

というより、これくらい音が変化してくれていないとハイレゾ版は楽しくないです。そういう意味では、GOIN'!!!などと同じようなこれぞリマスター、という楽しみ方のできるとてもいいハイレゾ音源だと思います。




KBKYZD Lunatic show




使用イヤホン Layla Universal fit 低音調整3時 スパイラルドットSF

比較すると、ハイレゾ版の方が明らかに音がソリッドになっています。それにより、個々の楽器の音のメリハリや繊細さだったりが潰れることなく聞き取れます。

また、CD音源版は音圧がサビで飽和しているような印象を受けるのですが、ハイレゾ音源版ではそれが解消されており非常に聞きやすい音になっていますね。

その違いがいちばんわかりやすいのがサビでのブラストビートとユニゾンでしょう。ハイレゾ音源版ではユニゾンそれぞれの個々の声を明瞭に聞き取れますし、ブラストビートの音が潰れることなく、アタックとして明瞭に聞き取れるようになっています。

どうしても多人数ヴォーカルというとモヤっとしがちなのですが、ハイレゾ音源版ではそれをまるで感じないクオリティに仕上がっています。





ストレイライト hide&attack




使用イヤホン Campfire Audio ANDROMEDA 2020 Final Eタイプ

こちらはレーベルがコロムビアからランティスに変わります。

この曲では、ハイレゾ音源版は明らかに音がソリッドになっています。

具体的には、CD版は低音域がかなり主張が強くずんずんとしているのですが、ハイレゾ版ではどちらかと言うとソリッドな高音域の微細成分を余すことなく描写しているようなブライトな印象です。

サビでの高音圧部分やメロのヴォーカルなど、比較するとハイレゾ音源の方が聞きやすいです。ただ、これまでの曲と比較するとそこまで驚くような変化はないと言うか、確かに音は違うけど音質が向上しているか、というとそこまで特筆するべき向上は見つかりませんでした。




L.M.B.G ハイファイ☆デイズ




使用イヤホン
Layla Universal fit

ハイレゾ音源版は中低域の曇りが少し晴れ、定位感が向上したような印象を受けます。また、比較するとサビでのユニゾンの分離感が明らかに向上しているのに気づきます。

具体的には、CD音源版はサビが明らかに音圧過多で、多少歪みっぽい成分を感じるのですが、ハイレゾ版ではそれが解消され、メンバーそれぞれの声を明確に聞き分けられる、という感じです。

また、CD音源版はギターソロ前のギターの音色が明らかに音圧過多で割れているのですが、ハイレゾ版ではそれも多少マシになっています。

ただ、この音源に関してはCD音源版がコロムビアにしては珍しく酷いマスタリングなので、ハイレゾ音源版が高音質と言うよりはCD版が低音質と言う受け取り方をした方がいいでしょう。



アイドルマスターミリオンライブ 創造は始まりの風を連れて




使用イヤホン
Layla Universal fit

こちらはレーベルがランティスに変わります。

CD音源と比較すると、ハイレゾ音源版はそれぞれの音の繊細さが増し、そしてギターの音色がかなり高いレベルで向上しています。

メロやラスサビ前ではギターのブリッジミュートの低音域の量感が強いのですが、ハイレゾ音源版ではピッキングの繊細な音色、ギターの音のエッジをより強く感じられる仕上がりになっており、音のメリハリ、粒立ちが段違いです。具体的には、CD音源版はどちらかと言うとベースのようなボンボンとした掴みどころのない丸い音色なのに対し、ハイレゾ音源版はギターの弦の震える音がより鮮明に聞き取れるという感じです。

サビでは細かな音がより繊細に、逆に他の帯域に被る余計な音はカットされているような印象を受けました。つまるところは分離感、透明感が向上していると感じます。

明確な上位互換として君臨する、いいハイレゾ音源だと思いました。




可惜夜月 義勇忍侠花吹雪




使用イヤホン
Layla Universal fit

やはりハイレゾ音源はヴォーカルの繊細さ、音のメリハリが良くなる傾向にあるようですね。ドラムのソリッドな粒立ち、クリアなヴォーカル、煌びやかかつシルキーな金物類。CD音源版と比較して、音質はかなり向上しています。

CD音源版は比較すると、多少音圧が高く高音域が歪みっぽく刺さるような印象を受けます。また、ヴォーカルの分離も曖昧で、音像の定位が甘いです。

サビでのユニゾンは明らかに分離感、透明感が向上しており、それぞれの音が明確に分離して、そしてよりそれぞれの距離感を感じられるメリハリのある音色になっています。ドラムのキックがヴォーカルの膜を突き破ってくるような迫力は圧巻の一言。比較してしまうと、CD音源が中音域の曇ったドンシャリに聞こえてしまうのだから恐ろしいです。




イケナイGO AHEAD



使用イヤホン
Layla Universal fit 低音調整1時 スパイラルドットsf

まず、一聴しただけで違いが分かりますね。ヴォーカルの響きがより広くなっており、また各楽器のバランスも再調整されているようです。
この曲は元々ヴォーカルが少し遠めに定位するバランスだったのですが、ハイレゾ版ではヴォーカルが少し近くなっており、またギターやドラムの音の粒立ちがより良くなっています。分離感が向上したとでも言いましょうか。

ただ、多少響きが強すぎる印象も否めないため、音抜けのいいイヤホン、ヘッドホンの方が合う気がします。私の所有する機種の中ではLaylaよりはあれが合う気がします。

というわけで使用するイヤホンを変えてみます。

使用イヤホン
STAX SRS-002


やはり私の予想通り、このイヤホンの開放的な音とこの楽曲の相性は抜群です。こちらの方がヴォーカルの息遣いまで繊細に聞き取れますね。この曲には開放型ヘッドホンや音の線が細めの繊細なイヤホンが合うようです。例えばSENNHEISER IE900とかはこの曲との相性がバッチリなのではないでしょうか。他にはIE 100 PROとかも合いそうです。ただbeyerdynamic T5P 2ndだと少し歯擦音がキツかったです。因みに歯擦音の感じ方は人それぞれですが、私はどちらかと言うと過敏なタイプです。

さて、イヤホン談義は置いておいて、やはり音的には各楽器の分離と粒立ちが良くなっています。特に顕著なのがバスドラムのキックとスネアで、ハイレゾ版ではよりそれぞれの音の高域部分が目立つマスタリングになっています。他にはベースの音色がより強く、鮮明に主張してきますね。ありすパートの「路上に光る~」辺りを聞き比べるとわかりやすいかと思います。

また全体的な音の厚みが増していて、よりパワーのあるリスニングが可能です。これはハイレゾ音源になることでダイナミックレンジが広がった影響でしょうか。

全体的に音質がワンランク上がったという印象。私が個人的に好きな曲ということもありますが、買って損は無いかと思います。







藤原肇 あらかねの器



使用ヘッドホン beyerdynamic T5P 2nd
アンプ micro idsd BL XBass ON

まずはCD音源から聞いていますが、正直なところCD音源でも十分高音質だとは思います。ただ、ハイレゾ音源は格が違いますね。まず、静寂感と音の分離がまるで違います。

比較してしまうと、CD音源版はヴォーカルばかりが目立っており、楽器隊の音色がそこまで鮮明に表現されていません。また、CD版はどちらかというとドンシャリな響きで、音に奥行きがなく、高音域が少しだけ歪みっぽく感じます。

また、比較するとCD音源版は音がやはり篭ったように感じられ、ハイレゾ音源版はより抜けがよくクリアなサウンドに感じられますね。更に、左右のセパレーションもハイレゾ版はかなり向上しています。

ただ、意外なことにこのハイレゾ音源、ダイナミックレンジ自体はそこまで大きく変わっていません。音量もハイレゾ音源らしからぬ大きさで、CD音源より1割程度小さい、と言うくらいに収められています。ハイレゾ音源というと音が小さいものと勝手に思い込んでいたので、これは意外でした。






二宮飛鳥 反逆的同一性 -Rebellion Identity-


使用ヘッドホン beyerdynamic T5P 2nd
アンプ micro idsd BL XBass ON

まず、この音源はCDでもかなり音がいいです。特にサブベースの再現性がとても高く、メロのストリングスの低音の振動が空間を伝うような感覚は鳥肌モノです。

ではハイレゾ版はどうかと言いますと、こちらは少しCD音源と違う表現になっています。まず、音がクリアになるのは他のハイレゾ音源と同様なのですが、こちらはストリングスの音色が強調されたマスタリングになっており、空間を伝うような低域は少し弱めになっています。

特に違いがわかりやすいのがスネアドラムとベースで、ハイレゾ音源版はより固く、音の芯がしっかりとした鳴り方になっています。

CD音源がウォームで低音寄り、ハイレゾ音源がブライトでニュートラルという感じでしょうか。好みは別れそうですが、音のクオリティ自体はハイレゾ音源版の方が明らかに高いと思います。

デレマスのハイレゾ音源の全体的な傾向として、余計な音が整理されて、無音状態からいきなり音が飛び出してくるような静と動の緩急が上手く表現されているというものがありますね。ただ、合わせるイヤホンやアンプによってはCD音源の方が迫力がある感じに聞こえるかもしれないというのが難しいところです。





フォーリンシーサイド Gaze and Gaze



使用イヤホン EMPIRE EARS ODIN Final Eタイプ Sサイズ

これは物凄い変化です。まるで同じ曲とは思えないくらい音の変化が凄まじいです。

ダイナミックレンジが大幅に広くなっており、また、ギターやベースの音色がとてもタイトになっています。ドラムの粒立ちもとても向上しており、一音一音が細かく正確に無音の空間から飛び出してくるような異様なほどの分解能です。

比較してしまうと、CD音源版はかなり籠ったというか、もたついた印象が否めません。ドラムのキックの連打とかを聞き比べるとわかりやすいですね。

このハイレゾ音源はラウド系の音楽が好きな人に合いそうな音作りだと思います。かなりハイ上がりなサウンドになっているので、スピード感が半端ないです。









あとがき


今後も気になったハイレゾ音源があれば随時更新予定です。

それでは、以上です。

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