欧米で大人気のイヤホン、Opera Factory OS1Proの音質をレビュー

♨の人

-

スポンサーリンク

どうも、温泉の人(@otkZLQ2xGa4Fcqb)です。

本日は、WTSUN Audio様より出品中のイヤホン、Opera Factory OS1Proのレビューです。



それではどうぞ。





外箱や外観、付属品など



外箱はこんな感じです。一見すると中国感のないイヤホンに見えますね。


裏面を見るとしっかりと中国のイヤホンだということがわかります。


箱は蓋身式になっており、開けるとイヤホン本体が収められています。


イヤーピースは装着されておらず自分でつけるタイプ。ケーブルは既に装着済みです。


付属品はこんな感じ。イヤーピース、保証書、説明書です。


イヤホン本体です。クリアブラックのシェルに金色のラメが入っており、なんだかスーパーボールなんかを彷彿とさせます。

因みにグラフェンダイナミックドライバーというのは表面にグラフェンをコーティングしたドライバーのことで、グラフェンはダイヤモンド以上に炭素同士の結合が強く、ダイヤモンドより強い素材と考えられています。これを使用することで固くて軽い理想的な振動板を作ることが出来るとの事です。


表面はこんな感じ。ダイヤモンドカットのような加工がされており、表面にはロゴがプリントされています。好みは別れると思いますが、私はこの厨二っぽいプリントはUnique MelodyのMASONみたいで好きですよ。




ちなみにリケーブル端子は珍しい円形状の飛び出しがあるタイプ。これに合うリケーブルは無いんじゃないでしょうか。普通のカスタム2pinのリケーブルなら使用できますので、リケーブルを検討している方はご注意ください。TFZやQDCタイプは刺さりませんよ。







音質レビュー。重低音が特徴的なウォーム系サウンド



それでは音質のレビューに入っていきます。

アンプはいつもの通りmicro idsd BLを使用しました。





・己龍 無垢


このイヤホンの音を一言で表すとするなら、非常にマイルドでよく出来たドンシャリ、という感じです。

高音域の主張は昨今の低価格ハイブリッド型と比較するとそこまで激しくありませんが、低価格ハイブリッドによくある耳に刺さる特有のシャリシャリ感が全くありません。非常に聞きやすいです。

中音域は割と色艶の乗った響き方をしており、柔らかく聞きやすい音色です。ヴォーカルは艶があり、広がりの自然な聞こえ方がします。

低音域はベースラインの主張が激しくズンズンと響くのに、ドラムのキックは締まっているという感じです。低音域は非常に強いバランスで、バランス的にはKBEAR Robinを彷彿とさせます。

CCZ Melodyと比較すると、かなり音色が違うことに気が付きます。Melodyは高音域がもっと激しく出ており、音が全体的にシャープでOS1Proほど濃厚さがありません。





・Lynch. F.A.K.E


やはり、重低音が非常に激しいイヤホンです。その代わりに、ヴォーカルは少し引いた位置で定位します。

CCZ Emeraldと比較すると、Emeraldは低価格ハイブリッド型らしくかなり高音域が出ています。また、やはり音がシャープです。その代わり、重低音に関してはOS1Proにまるで敵いません。


また音の鳴り方もOS1Proの方が自然なように感じました。特にOS1Proは低音域が空気を伝うような自然な音場を表現するのに長けていると思います。




・アルルカン ダメ人間


この曲では、控えめだった高音域もよく出ていますね。低音域は相変わらず非常に立体感のあるいい響きです。このイヤホンは私がよく聞くような激しめの音楽によく会うようです。

BLON BL-Miniと比較すると、やはり重低音に関してはOS1Proの方が上です。しかし、解像度、空間の透明感はBLON BL-Miniの方が上を行っていますね。

ただ、聞き疲れしにくいのはOS1Proかなと感じます。





・反逆的同一性 -Rebellion Identity-


ここまで色んな曲を聴いてきて思うこととしては、このイヤホンは間違いなく低音ホンということです。それも、ドンシャリが多いと言われる低価格中華イヤホンの中でもトップクラスの低音の量感を持っています。

また低音の量感が多いからと言ってやたらとブーミーな音かというとそうではなく、キックやスネアドラムの音はきっちりと締まっており膨らみすぎることはありません。絶妙なバランスを保っています。

ヴォーカルは色艶が乗せられた音色で、多少遠目に定位しますがそれが特徴的な重低音と合わさって空間のホール感を演出しています。






高音域
高音域は昨今の低価格中華イヤホンと比較するとあまり出ている方ではありません。量感の不足は感じませんが、比較してしまうと大人しめな高音だなと感じると思います。


中音域
中音域には独特の艶と広がりがあり、カラッとした空間の透明感よりは音色の滑らかさを重視した音作りかなと思いました。それ故にホールのような反響のある空間を彷彿とさせる音場表現が得意です。


低音域
低音域は圧倒的に強いです。量感もさることながら、距離感とメリハリが非常に優れており、のっぺりとした印象を与えさせません。また、量感は多いのですがスネアドラムなどの小さな音の邪魔になっていないのは素晴らしいです。




リケーブルしてみた


今回も、ALO audioのTinsel Earphone Cableというケーブルにリケーブルしてみました。



このイヤホンですが、リケーブルすることで、空間の透明感が増してヴォーカルがより聞きやすくなりました。

また音場もより広くなり、純正ケーブルは比較してしまうとのっぺりとしたような音に聞こえます。このイヤホンはリケーブルで化けるタイプのイヤホンのようです。



あとがき


あとがきです。このイヤホンは強い重低音と滑らかな中音域が特徴的な音作りのイヤホンでした。

なかなか見ないようなデザインも相まって、非常に面白いイヤホンだと思います。

興味がある方は是非購入してみてください。

それでは、以上です。





ブログパーツ
関連記事

スポンサーリンク