高コスパノイズキャンセリングワイヤレスイヤホン、Acefast T2の音質、機能性などレビュー

♨の人

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どうも、温泉の人(@otkZLQ2xGa4Fcqb)です。

本日は、アンダー1万円でノイズキャンセリング搭載の高コスパTWS、「Acefast T2」のレビューになります。

それではどうぞ。

※Acefast様よりご提供頂きました。ありがとうございます。







Acefastはガジェット、オーディオを専門とするガジェットメーカー


今回レビューするT2の製造販売元であるAcefastは、深セン設立のイヤホン、ケーブル、無線充電器などのガジェット関連用品を販売するメーカーです。

最近日本に正式参入してきた会社で、アジア、アメリカ、ヨーロッパなど30カ国で販売実績のあるグローバルな企業のようですね。








開封。最大35時間再生可能のロングバッテリー





外箱はこんな感じ。結構コンパクトです。


蓋身式の化粧箱になっており、開けるとイヤホン本体と付属品の入った箱が現れます。


本体である充電ケースはこんな感じ。この手のワイヤレスイヤホンとしてはまあ普通なサイズ感。ケースには330mAhのバッテリーを搭載しており、充電ケース併用で最大35時間の連続再生が可能のロングバッテリーを搭載しています。

この製品の特徴の一つとして、バッテリー持ちの良さが挙げられます。音楽再生なら連続7時間再生可能という、なかなかのハイパワーバッテリーを搭載。
なおノイズキャンセリングをONにした場合は4時間と大幅に使用時間が削られますが、それでも4時間もあればケース併用で一日中使ってもバッテリー切れに困ることはなさそうです。

ケースはシボ加工が施されており、指紋や汚れなどが目立ちにくいデザイン。非常に軽く、持ち運ぶのは容易そうです。


蓋はバネと磁石で開閉するタイプ。最初は絶縁シートが入っています。


絶縁シートを外すとこんな感じ。磁石でイヤホンを保持してくれます。


イヤホン本体はこんな感じ。両耳で9gと軽量なので、フィット感は軽く良好です。
IEMタイプのイヤホンのように外耳道をがっちりと密閉するような閉塞感がないので、長時間付けていても不快感などはありませんでした。


ノズルはこの手のイヤホンにしては太め+長めです。

TWSはケースと併用するためかどうかは分かりませんが、やたらとノズルが細かったり短かったりしてイヤーピースの制約が多い機種がたまにあるので、ここはチェックしておきたいポイントですね。


付属品はイヤーピースとType-Cケーブル。microUSBじゃないのはガジェットとしては高評価ポイント。




ペアリング方法、使い方


T2は蓋を開ければ自動的にペアリングモードに入るので、あとはスマートフォンから「ACEFAST T2」を選択して接続すればペアリング完了です。

またこの製品は片耳でも接続が可能。左右どちらかを充電ケースにしまった状態でも使用できるので、片耳だけで使用したいといったニーズにも対応できます。


イヤホンの操作は、イヤホンのスティック部分の先端をタップすることで行います。
多機能ボタン
音楽再生タップ
次の曲右2回タップ
前の曲左2回タップ
モード切替(ANC、外音
取り込み、OFF)
2秒長押し
電話応答2回タップ
電話終了2回タップ
着信拒否2秒長押し
 





ノイズキャンセリング効果、外音取り込み品質



私のノイズキャンセリングはSONYのノイズキャンセリングヘッドホン、WH-1000XM4が基準になっているためそれを前提として語りますが、このイヤホンのノイズキャンセリング機能はだいたい中~僅かに中の上くらいの効き目と言った感じ。

扇風機くらいの音ならかき消してくれ、ノイズキャンセリング効果はしっかりと感じられます。全ての音を圧倒的にかき消すというよりは、どちらかと言うと圧迫感の少ない自然なノイズキャンセリングでしょうか。

音の鳴る耳栓と名高いShureのIEM、AONIC4と比較すると多少劣るかなという感じです。ただAONIC4は閉塞感が強いので、長時間心地よく付けられるのはT2の方でしょうか。

あとはノイズキャンセリングの特性上、AONIC4は低音域がカットしきれていないのに対し、T2は低音域のカットがなかなか強くノイズキャンセリングの効果はしっかりと感じられました。この値段としては驚異的です。

外音取り込みモードは、遮音性の低いインナーイヤー型イヤホンを付けているかのような感覚になります。外の音をはっきりと聞き取ることが出来、安全性に配慮したリスニングが可能です。










音質。低音強めで開放的な抜け感のあるサウンド


・己龍 鵺


このイヤホンの音質を一言で言うなら、低音域強めのドンドン系サウンドでしょうか。

低音域のアタックが重く、ベースやキックなどが迫力のあるサウンドです。

中音域は僅かにぼやけた印象はあるものの、聞き取りにくいということはなくこの値段のワイヤレスイヤホンとしては及第点では無いでしょうか。

高音域はあまり伸びませんが、質感自体は硬質でドンシャリっぽいチューニングです。スネアドラムやハイハットの音色が固めなので、量感はそこまで無いのですが高音域の主張が弱いと感じることは無いと思います。




・NoGoD Arlequin


このイヤホンの特徴として感じられることとして、開放感のある音場というのが挙げられます。
装着感が軽いことも相まって、カナル型ながらインナーイヤー型のような抜け感のある音色です。それでいて低音域のアタックなどは重くしっかりとしているので、臨場感はなかなかのものがあります。

そして気になるノイズキャンセリングON時の音質ですが、このイヤホンはノイズキャンセリングをONにしても音質が全く変わりませんでした。

前回レビューしたSuperEQ S1はノイズキャンセリングをONにすることで音質がかなり変わってしまったので、これは意外です。


そもそもノイズキャンセリングをONにすることでなぜ音質が変わるのかという理屈については私はわかりませんが、これはノイズキャンセリングイヤホンとしては嬉しいポイントではないでしょうか。




・GOIN'!!!

このイヤホンはどちらかと言うと、女性ヴォーカルに向いているイヤホンのようです。男性ヴォーカルでは多少聞き取り辛かったヴォーカルラインが、この曲では非常に綺麗に聞き取れます。

低音域は相変わらず強めなものの、上記の2曲のような激しい音楽と比較すると控えめです。激しめな音楽よりは、アニメソングだったり女性ヴォーカルなどに向いているようですね。

音としては相変わらずフォーカス感が甘めで、個々の音をビシッと細部まで描写すると言うよりは、空気感だったり音の響きだったりといった臨場感を再現するのが得意なんだな、という感じのサウンド。高級なイヤホンを聞きなれた人からするといろいろ言いたいことも出てくるかもしれませんが、この値段のTWSとしては特に不満は感じません。





・義勇忍侠花吹雪

私がこのイヤホンでおすすめしたいのは高音成分の強い音楽です。このイヤホン自体低音寄りのチューニングなので、高音域が激しめの音楽を聞くことでいい具合にバランスのとれた音色になります。女性ヴォーカルのアニメソングやボーカロイド曲なんかがぴったりでは無いでしょうか。

逆に低音成分の強いV系、ラウド系なんかはそこまで合わないかな、なんて思いました。中音域のヴォーカルラインがどうしても低音成分と重なることで、ぼやけた印象を与えてしまいます。

ただ、この値段のTWS、それもノイズキャンセリング付きという事を考えれば、充分音質的には満足できる代物だと感じます。







残念なポイント



このイヤホンの残念なポイントとしては、イヤホンのみで音量調整ができない点でしょうか。

よくあるTWSでは右耳タップで音量アップ、左耳タップで音量ダウンが使えますが、このイヤホンにはその機能が搭載されていません。

実際のところ必要かどうかは人によると思いますが、私の場合は欲しかったかなという感じ。


あとは対応コーデックがAAC/SBCのみな所も少し残念。やはりAptXに対応していれば……と思ってしまうのはこの手のTWSあるある。

ですがWF-1000XM3みたいな例もあるので音質に与える影響は未知数ではあります。しかしスペックという絶対的な観点からすれば対応しているに越したことはないでしょう。






あとがき


一昔前は高級TWSのセールスポイントのひとつであったアクティブノイズキャンセリング。憧れの的だったノイズキャンイヤホンがこの値段で買えるなんて、最近はいい時代になりましたね。

というわけで、気になった方は是非とも購入をご検討ください。

それでは、以上です。



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