ダイソーの新型TWS、TWS001。再販した1000円の完全ワイヤレスイヤホンの音質をレビュー【評価・使い方】

♨の人

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どうも、温泉の人(@otkZLQ2xGa4Fcqb)です。

本日は、ダイソーの新型完全ワイヤレスイヤホン、TWS001をレビューしていきたいと思います。

それではどうぞ。




パッケージ、外観、対応コーデック、スペックなど



パッケージはこんな感じです。コンパクトなパッケージで、「リズム際立つ、迫力の重低音」なんてことが書いてあります。

このキャッチコピーのダイソーの300円イヤホンがあまりにも酷い出来だったので、正直ちょっと躊躇してしまいますね。


一応Bluetooth5.0と最新の規格に対応しています。


●本製品を安全にご使用頂くために、ここに記載されている警告・注意事項をからなずお読みになり内容をよく理解された上でご使用ください。ここに記載の警告・注意事項を守らない場合、お客様や第三者の方々への危害(負傷・障害・死亡)、財産への損害(呼称・破損・破壊・損失)を与えたり、その原因となる可能性があります。本来の用途以外、本書に記載以外での方法での使用は絶対に行わないでください。
●自転車、オートバイ、または自動車などの運転中には絶対に使用しないでください。運転中に使用すると、交通事故の原因になります。
●運転中以外でも、踏切や駅のホーム、車道、工事現場など、周囲の音が聞こえないと危険な場所では使用しないでください。
●本品と接続するBluetooth機器や通信環境、周囲の状況によっては、雑音が入ったり、音が途切れたりすることがあります。
●お子様が使用する際は、保護者監督のもと使用してください。
●耳を刺激するような大音量で長時間続けて使用すると、聴力が大きく損なわれる恐れがあります。
●初めから音量を上げすぎると、突然大きな音が出て耳を痛めることがあります。音量は少しずつ上げて使用してください。
●着信音量をあげすぎないように注意してください。
●本品が触れる部分の肌に異常を感じた場合は直ちに使用を中止してください。
●落としたり、強い衝撃を加えないでください。
●水で濡らしたり、濡れている状態の手で操作したりしないでください。
●本品を次のような場所で使用・保管しないでください。強い磁気が発生する場所。静電気、電気的ノイズが発生する場所。結露する場所。漏電または漏水の危険がある場所。高温多湿の場所。直射日光の当たる場所。火器の周辺、または熱気のこもる場所。ホコリの多い場所。
●布団や、枕などの寝具で覆われている状態で使用しないでください。
●充電が完了した状態のまま放置しないでください。
●シンナー、ベンジン、アルコール等は付着させないでください。
●本品は、各国の電波法の適合または認証を取得している国でのみ使用できます。販売国以外では使用できません。
●航空機内でのワイヤレス機器の使用については、ご搭乗になられる航空会社に確認してください。
●本品は2.4GHz帯の周波数を使用しています。Bluetooth製品、無線LAN・わいふぁを使用する機器、デジタルコードレス電話、電子レンジなど、同じ2.4GHz帯の電波を使用する機器の影響によって音声が途切れることがあります。
●病院など電波使用が禁止されている場所では使用しないでくなさい。ペースメーカーなどの医療機器医療用電子機器に影響を及ぼす場合があります。
●使用する際は、接続機器の取扱説明書の指示に従ってください。本品は、携帯電話やパソコンなどと無線通信が可能ですが、接続先の機器によって設定方法や注意事項が異なります。
●分解や改造をしないでください。
●バッテリーは、正常に使用した場合でも劣化する消耗部品です。バッテリーの消耗は、特性であり故障ではありません。また、交換はできません。
●付属のマイクロUSB充電ケーブル以外で充電しないでください。
●一般ごみ(不燃ごみ)と一緒に廃棄しないでください。
●変形・破損した場合、直ちに使用を中止してください。
●火や熱源のそばに置かないでください。
●Bluetoothワールドマークとロゴは、Bluetooth SIG,Incの所有であり、ライセンスに基づきこのマークを使用しています。
●本製品のパッケージ等に記載されている商品名や社名等は一般に各社の商標および登録商標です。
●申し訳ありません。生産に万全を期しておりますが、万が一不良の場合にはお買い上げ店にてお取替えさせていただきます。本品使用目的以外の仕様に起因するなど、本品の欠陥に基づかない損害については当社では責任を負いかねます。あらかじめご了承の上お買い求めください。


裏面には色々な注意事項が書いてあります。バッテリーを搭載したワイヤレスイヤホンということで書くことも増えているんでしょうね。ところどころツッコミどころ満載な部分もありますが、まあこういうのはそういうものでしょう。
あと多分この項目を読んで入力したのはこれを作った人と私くらいでしょうね。


【通信方式】Bluetooth標準規格 Ver5.0
【出力】Bluetooth標準規格 Power Class 2
【通信距離】見通し距離 約10m
【対応Bluetoothプロファイル】A2DP,AVRCP,HFP,HSP
【対応コーデック】SBC
【対応コンテンツ保護】SCMS-T方式
【伝送帯域】20Hz~20,000Hz
【電池持続時間】連続再生:4時間
【充電ケース使用時】最大:約10時間(イヤホン4時間+充電ケース6時間)
【連続待ち受け時間】約70時間*使用条件等により異なります。
【イヤホンバッテリーの容量】50mAh×2
【充電ケースバッテリーの容量】300mAh
【バッテリーの種類】リチウムイオンポリマー
【充電時間】約1時間30分(イヤホン)
【充電時間】約4時間(イヤホン+充電ケース)

ヘッドホン部分
【型式】ダイナミック型
【ドライバー】Φ7.5mm
【出力音圧レベル】92±3db
【再生周波数帯域】20Hz~20,000Hz
【インピーダンス】32Ω
【付属品】充電ケース、マイクロUSB充電ケーブル(充電用)×1、取扱説明書×1


側面にはスペックが書いてあります。対応コーデックはSBCのみ。まあこの値段でaptXを期待する方が間違いでしょう。

バッテリー容量は本体が50mAh、ケースが200mAhで、再生時間は本体が4時間、ケース含めて10時間。まあ最近のワイヤレスイヤホンとしてはかなり短いですね。

インピーダンスは32Ω。まあ一般的ですが、完全ワイヤレスイヤホンには全く関係ない項目ではあります。再生周波数帯域は20~20000Hz。出力音圧レベルは92±3dbです。


イヤホンはブリスターパックに入っています。


イヤホン本体です。非常にプラスチッキーですね。接着面なども目立ち、この辺はさすがに高クオリティとは言えずまさに安物のイヤホン、という感じ。しかしボタンの質感はやたらと良く、推し心地が非常にいいです。スマホの電源ボタンみたいな感じ、といえば伝わるでしょうか。
あとはプラスチッキーとは言っても一応マットなつや消しの色になっているので、遠目から見れば安っぽさは8割ごまかせます。


デザイン自体は小さめで悪くないですね。耳への装着感も良く、フィット感は良好だと思います。


ノズルはTWSの例に漏れず細め&短めで、フィルターとして金属メッシュが貼られています。


充電ケースは横長のコンパクトなタイプ。


蓋は磁石などではなくヒンジと留め具で固定するタイプです。この辺もコストカットされていますね。


裏面には充電状態を示すランプがあります。


ちなみにイヤホン本体にもランプが付いています。





説明書、ペアリング方法


説明書は簡素ですが、一通りのことは書いてありました。
ペアリング方法は簡単で、ケースから取り出すだけでペアリングモードに入るので、あとはスマホでTWS001を選択するだけです。

以降はケースから出すだけで自動でペアリングされます。この辺は普通のワイヤレスイヤホンと同じですね。マルチポイント接続には非対応です。

ボタン操作はこんな感じ。
再生、停止・着信受話、終話LかR1回押し
曲戻しL2回押し
曲送りR2回押し
音量を上げるR3回押し
音量を下げるL3回押し
音声アシスタントの起動LかR長押し
着信拒否着信時LかR長押し
 






音質。重低音の迫力とクリーンな中音域が特徴


・己龍 鵺


このイヤホンの音質ですが、思っていたほど悪くないので驚きました。

過去にダイソーの500円Bluetoothイヤホンをレビューした時はあまりの酷い音質に使用を断念したのですが、このイヤホンはまともに聞けるレベルに仕上がっています。

全体的なサウンドとしては重低音が強めで、その他の帯域は控えめなバランス。しかし、ヴォーカル大域がその低音にマスキングされておらず迫力とクリアさを両立できています。

高音域はあまり出ておらず、奥の方でシャンシャンと鳴っている感じの音色。高音域の煌びやかさなどは期待できませんが、そこま不足している印象もありません。

中音域はクリアで、強い低域にもマスキングされない芯の強さがあります。ヴォーカルの声が非常に聞き取りやすく、1000円のイヤホンとして見れば中華イヤホンなどの例外的な存在を除けば有線だとしてもまあ満足できる音色です。

低音域は非常にパワフルで、サブベースからミッドベースまで満遍なく持ち上げられた大迫力のサウンドです。空気が震えるようなベース音などが非常に力強く、迫力は申し分内でしょう。



・NoGoD Arlequin


やはり重低音が非常に強いバランスです。しかし、篭ったような印象は受けずそれなりに高音質なリスニングが可能です。

また分離感もそこそこあるようで、低音のキックのズシンと響く音色とスネアドラムの硬く鋭い音色がきちんとそれぞれ分離して聞こえ、リズム感をしっかりと感じられ気持ちがいいです。

音場表現はまあこの値段のイヤホンにつける文句ではありませんが少し平坦です。しかし、低音域が空間を伝うような振動ははっきりと描写できているため、メリハリの強いサウンドだと感じました。





・アルルカン ラズルダズル

1000円という値段から見くびっていたのですが、このイヤホン、今の私の中での評価は非常に高いです。1000円のTWSでよくもまあこのクオリティまで持っていけたな、という言葉しか出ません。流石はダイソー、コスパの化け物ですね。

この曲ではやはり低音域が強めなバランス。しかし、中音域や高音域はクリアに聞き取れ、それと低音の迫力が合わさり臨場感の高いサウンドが奏でられています。

低音域はブーミーな部類に入ると思いますが、ツーバスのドコドコ音もきちんと分離して聞き取れます。またベースラインの音ともきちんと分離しているので、そこがこの音の透明感の秘訣だと思います。また全体的に音圧が高めで、鼓膜が刺激されるようなサウンドなので臨場感も抜群という感じ。

ヴォーカル帯域はこの曲では少し輪郭の甘い感じですが、透明感はきちんとあります。他の帯域に被ることなく、鮮明な音像を描けているのは流石としか言いようがありませんね。何度も言うようですが1000円でこの音のクオリティなら文句の付けようがありません。



・Lunatic show


この曲では、控えめだった高音域が比較的強めに出ています。質感は柔らかく、聞きやすいタイプの高音だと思います。注目すべきはスネアドラムの音の質感の高さで、リズム感が損なわれることなく、全体的な音の解像感も高めています。

ヴォーカル帯域は複数人歌唱にも関わらずぼやけた印象もなく、やはり聞き取りやすくなかなか満足な仕上がり。欲を言えばもう少しヴォーカルの定位が近ければもっと良かっただろうな、という感じですが、このレベルで不満を語るような人はそこまで多くないでしょう。

低音域は相変わらず非常に力強く、ベースやキックの振動がビリビリと耳を伝って胸に響くようなサウンド。ベースの音色が伸びやかで、それが迫力に貢献しているのだと思います。

音の粒立ちも比較的悪くなく、1000円のワイヤレスイヤホンとしては非常にクオリティの高い仕上がりだと思います。



・Lynch. EVOKE

この曲では、少し高音域がシャリッとした解像度の高めなサウンドに聞こえます。低音域は相変わらずどっしりとした音圧高めのサウンドですが、ギターのサウンドがシャープでエッジの効いたサウンドなためそう感じるのでしょう。

ヴォーカル帯域はラズルダズルと同じく少し輪郭の甘い音像。しかし表現の難しいデスボイスも音の粒の細かな部分まで聞き取れます。

低音域もしっかり迫力と粒立ちを両立していますね。ベースサウンドとキックもはっきり分離して聞こえ、リズムを刻むスネアドラムの音が心地いい。フィルインなんかも音のスピード感が崩れることなく表現されており、私は好きな部類のサウンドです。






あとがき。口コミ通りの高コスパイヤホン


あとがきです。このイヤホン、普通にめちゃくちゃいいです。
ダイソーのTWSとかゴミ確定だなと思っていた自分を恥じています。まさかここまでのクオリティに仕上げてくるとは、いやはや驚きました。

1000円でこの音のTWSを出されたら、他のメーカーは太刀打ちできるのでしょうか。私はワイヤレスイヤホンにはあまり詳しくは無いのですが、1000~2000円クラスのTWSなら最強クラスだと言ってしまってもいいと思います。

というわけで、安価なTWSをお探しの方は是非とも購入してみてください。

それでは、以上です。

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