lightning変換アダプターKBEAR 4948の音質をレビュー。iPhone用ドングルUSBDAC
スポンサーリンク
本日はWTSUN Audio(@bairon98766334)様より販売中のiPhoneイヤホンジャック変換アダプター、KBEAR 4948をレビューしていきたいと思います。
リンク
それではどうぞ。
アルミ合金を使用した高級感のあるデザイン

パッケージです。いつものKBEARのジップロックに加えて、アルミのしっかりとしたケースに梱包されています。


アルミケースは内部が見えるようになっており、開封するとスポンジに収められた本体が現れます。

本体です。ケーブルの長さは12cmで、対応インピーダンスは6~100Ω、クロストークが<0.1%で重さが6gです。クロストークとは左右の音の混じり合いのことで、これが多いと音が濁ったような印象を受けてしまうため、少ないに超したことはありません。
この製品はAppleのMFI認証を受けており、Apple製品との互換性が保証されています。
本体は僅かに梨地になったマットな仕上げのアルミニウム合金製で、非常に高級感があります。
コードは単結晶銅線と純銀線を4芯ずつブレンドした計8芯構造になっており、こちらも非常に高級感がありますね。またツイストケーブルなため柔らかく取り回しも良好です。
DACチップには有名なAKMやESS、Cirrus Logicなどのものではなく、53a4というよく分からないものが使用されています。これに関しては調べてもよく分かりませんでした。独自開発のチップか何かでしょうか?
この製品は一応ハイレゾ対応になっています。ただしいわゆるハイレゾの基本形である24bit/96kHzを再生した場合は24bit/48kHzにダウンコンバートされるので、完全なハイレゾとはいかないようです。とは言ってもbit深度はハイレゾなので、あとはサンプリングレートの違いのみです。その違いを聞き分けられる人がどれだけいるのかというと……私はほとんどの人が分からないんじゃないかと思います。
音質。広い音場が特徴のUSB-DAC
それでは音質のレビューに入っていきます。
iPhoneにはイヤホンジャックがなく、私は純正の変換アダプターも今は所有しておりませんので、今回は比較としてAndroidスマートフォン、LG G8Xのイヤホンジャックとの音質を比較していきます。ちなみにSoCはSnapdragon855です。
使用するイヤホンはノイズなどの影響を受けやすい高感度なCampfire Audio ANDROMEDA 2020と、鳴らしにくい平面駆動型のヘッドホン、FOSTEX T60RPです。
・NOCTURNAL BLOODLUST Bury me
それではまずANDROMEDA 2020からですが、音量を最大にしてみるとまあ予想通り多少のホワイトノイズがあります。
ANDROMEDA 2020はかなり高感度なイヤホンなので、バックグラウンドノイズなどの影響をかなり受けやすいイヤホンです。恐らく結構な数のアンプ類はANDROMEDA 2020の前ではノイズマシーンと化すのではないでしょうか。そういう意味で言うならこのノイズもまあ普通かなという印象。リスニング音量を下げて曲を流せばほとんど気にならなくなります。
まず驚いたこととして、このKBEAR 4948、かなり音量が大きいです。非常にパワーがあることが頷けますね。特にアンドロメダほど高感度なイヤホンだと、メモリが1~2でもかなりの大音量でした。
音の違いについてですが、スマホと聞き比べると、より高音域がソリッドで、整理されたパワーのある音を鳴らす印象です。また音場が広めで、音に広がりのある印象を受けました。
この手のUSB-DACは私はあまり詳しくないのでわかりませんが、この値段でこの音ならコスパはいいと言えるのではないでしょうか。iPhone純正のものが1000円はするので、少しコストアップするだけでスマホよりいい音を聞けるというのなら文句はないでしょう。
では次はT60RPで聞いてみます。
やはり、スマホと比較して音場が横に広く、スマホと比較して鳴らしきれている感覚があります
比較した場合、より音に整理が付いています。流石に音にホワイトノイズは見られません。
このUSB-DACですが、手に入れる前はどんなもんかなと思っていたのですが、いざ聞いてみるとスマホよりは明らかに音がいいので驚きました。T60RPの場合音量の取れる量自体はそこまで変わらないのですが、音の広がりがまるで違います。特にバックの楽器を聴き比べてみるとその差は歴然でした。
さすがにQuad DAC機能をONにするとLG G8Xのほうが高音質ですが、その差はかなり小さいです。まさか安価なUSB-DACでここまで音がいいとは思ってもいなかったのでポテンシャルの高さに驚いています。
音としてはやはり音場が広いという印象を一番に受けますね。Quad DACと比較しても音場が一段階広いです。
パワーに関してはQuad DACの方が僅かに高いのかなという印象。より音にパワーがあるというか濃密な印象を受けるのはG8Xですね。
あとがき
というわけで、KBEAR 4948のレビューでした。
このUSB-DACの特徴は音場の広さです。スマートフォンと比較すると、明らかに音場の広さを感じられました。
音場が広いと音抜けの良さが高いように思えるため、音質の向上という意味では結構役に立つ代物だと思います。
というわけで本日はここまでとなります。
それでは、以上です。
リンク
- 関連記事
-
-
Amazonの中華イヤホン、DCMEKA A09 ウッドの音質をレビュー 2021/09/05
-
ダイナミック1発の中華イヤホン、NICEHCK DB1をレビュー。フラットな音色が特徴のHCKイヤホン 2021/12/16
-
アンプのバランス接続は無意味?プラシーボや嘘?音質は変わらないのか確かめてみた 2022/03/27
-
FitEar以外。珍しいメーカーのカスタムIEM(イヤモニ)を使っている日本人アーティストまとめ 2022/05/04
-
百均ダイソーの500円スマホ冷却ファン搭載コントローラー&スタンドをレビュー。Antutuベンチマークスコアは高くなるのか?熱暴走を防止 2021/03/26
-
iPhone付属イヤホン「EarPods」は音質いいの?音質悪いの?他の色んなイヤホンと聴き比べてみた 2020/08/13
-
eイヤホンのバーチャル視聴を超高級イヤホンでやってみた 2022/04/25
-
ハイレゾ対応イヤホンだから音質がいいという詐欺について?ハイレゾマークはなんの意味もない 2021/07/10
-
1000円以下で買える激安中華イヤホン、KZ EDXの音質レビュー 2021/09/08
-
音質、スペック共に最強クラスのポタアン、ifi audio micro idsd Black Labelを購入したのでnano idsd BLと比較レビュー 2020/10/26
-
スポンサーリンク