有線コンデンサー型イヤホンのおすすめ6選!静電型やESTなど

♨の人

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どうも、温泉の人です。

本日は、コンデンサー型イヤホンのオススメ6選ということで、私オススメのコンデンサー型イヤホンを紹介していきたいと思います。

それではどうぞ。




まずは静電型ドライバの仕組みを知ろう



引用:https://stax.co.jp/2021/04/24/aboutes/


コンデンサー型ドライバは、極薄の振動膜の両側に金属メッシュを配置して、そこに電圧を流すことで振動膜を振動させ音を出すという方式のドライバーになります。

コンデンサードライバはとんでもない高電圧が必要なので、一般的なダイナミック型ドライバと同じ出力では動かすことができません。なので音を発生させるために専用のアンプが必要になります。

そのため、基本的にコンデンサー型ドライバのイヤホンは専用アンプとセットの販売になっています。

ただし、最近では専用アンプの必要ない静電型イヤホンも沢山存在します。そのようなドライバは一般的にEST(エレクトロスタティック)ドライバと呼ばれています。

ESTドライバはバランスド・アーマチュアドライバの製造で有名なデンマークのSONION社が製造したドライバで、一般的なコンデンサー型ドライバと比較するとその性質は大きく異なります。


引用:https://nobleaudio.jp/sultan/

ESTドライバは従来の大型なコンデンサー型ドライバと比較すると非常に小型で軽量で、なおかつ専用の昇圧用トランスを搭載することで、一般的なヘッドホンアンプでの駆動が可能になりました。そのため、これまではある種の特別な存在だったコンデンサー型も今ではマルチドライバIEMの高音域用ツィーターとして使用されたりと大きな躍進を見せています。





コンデンサー型イヤホンの音質の特徴


コンデンサー型イヤホンの音は、従来のダイナミック型やバランスド・アーマチュア型のドライバと比較すると大きな違いがあります。

一般的にはダイナミック型と比較してシルキーで音の押し出されるパンチ感や刺激みたいなものが弱く、クリーンで開放的な空気感が特徴的です。

他にコンデンサ型は高音の解像度が高く、逆に重低音が出しにくい傾向にあるようです。

それでは次の項目からはイヤホンの紹介に入ります。




Shure KSE1500/1200



アメリカの超大手オーディオメーカー、Shureが2016年1月15日に発売した、世界初のカナル型コンデンサーイヤホンです。Shureはこれをコンデンサー型高遮音性イヤホンシステムと呼んでいます。

Shureが8年もの歳月をかけて開発したSE846を超えるフラッグシップモデル。カスタマイズ可能なイコライザー搭載の専用DACアンプとのセット品で、直販価格は388,800円と非常に高価になっています。

その音質はShure最高峰の音で、SE846の音をさらに強化したようなスタジオモニターの完成系に近い音。圧倒的にモニターライクな音色を求めているという人はぜひ試してみてください。

ちなみにKSE1500のアンプからDACのみを取り除いたKSE1200というモデルもあります。それについては過去記事をご覧下さい。




STAX SRS-002



静電型ヘッドホンで有名なあのSTAXが販売する、ポータブル型のイヤースピーカー、それがこのSRS-002です。



こちらもコンデンサー型のドライバーを採用しており、専用のアナログアンプとのセットになっています。また、この製品は従来のコンデンサー型の例に漏れずフラットケーブルを採用しています。

音質としては非常にクリアかつ抜けのいい、まるで開放型ヘッドホンを聞いているかのような圧倒的な開放感の音。高音域はシルキーで、ヴォーカルラインは非常にクリアに聞き取れます。
その分低音域は控えめですし、ダイナミック型のようなズシンとくる刺激、BA型のようなカチっとした高音は出ません。好みが分かれる音だとは思いますが、是非とも試してもらいたい一本です。





DUNU-TOPSOUND EST112



Sonion社製のESTドライバーを初めて採用した、トライブリッド型のイヤホンです。

ダイナミックドライバーには両面ベリリウムコーティングを施した13.5mmの大口径ドライバーが、バランスド・アーマチュアドライバにはKnowles社製のものがツィーターとして搭載されています。

ESTはスーパーツィーターとして2機搭載されているのですが、驚くのはそのお値段。なんと6万円と非常に高コスパに仕上がっています。

音質としてはダイナミック型、BA型、そしてESTそれぞれの良さを全て感じることの出来るワイドレンジなサウンドが特徴です。




EMPIRE EARS ODIN



アメリカ合衆国のジョージア州アトランタにて2015年に設立されたカスタムIEMメーカー、EMPIRE EARSのフラッグシップモデル。それがこのODINです。

Legend Xというイヤホンで一躍有名になったメーカーですね。

ダイナミックドライバーを2機、バランスド・アーマチュアドライバを5機、そしてESTドライバを4機も搭載した超ド級のトライブリッドイヤホンで、その音質は非常に高く評価されています。現時点で世界最強のイヤホンのひとつです。

高音域はコンデンサー型の特徴であるシルキーさと伸びやかさを持ち、中音域は圧倒的な解像度と分離感が特徴的。そして低音域はダイナミックドライバーの重厚な響きを楽しむことが出来る、どの角度から見ても無敵レベルのイヤホンです。その分価格もとんでもないことになっていますが、一度は聞いて欲しいイヤホンですね。





KZ ZEX



中国深センのイヤホンメーカー、Knowledge ZenithのEST搭載機種です。

6.8mm低電圧静電ドライバーと10mm二重磁気回路ダイナミックドライバーを搭載したハイブリッド型IEMです。

驚くべきはその値段。コスパの高さが話題になっており、実際安いくせにやたらと音がいい中華イヤホンではありますが、それにしてもEST搭載でこの値段はもはやおふざけのレベルです。

それまでもJH Layla並の他ドライヤホンをわずか1万円で出したりとやりたい放題のKZでしたが、CCA NRA然りここ最近になって今度はESTでやりたい放題しているみたいです。




TRI StarShine



中華イヤホンブランドTri Audioのハイエンドイヤホンです。

SONION社のESTユニットをツィーターとして2機、Knowlesのバランスド・アーマチュアドライバを2機搭載しており、そのお値段は中華の中ではかなりの高価格帯になります。

中華イヤホンにここまで出すなら......と侮るなかれ。TRI製品は非常に音質にも定評のあるブランドです。

興味がある人は是非とも購入してみてください。




あとがき



というわけで、温泉の人がオススメするコンデンサー型イヤホン6選でした。

コンデンサー型はダイナミック型やBA型とはまた違った魅力のある、面白いドライバです。オーディオマニアなら使い分けのためひとつは持っておきたいですね。

というわけで、本日はここまでとなります。

それでは、以上です。

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