オーディオテクニカのポータブルヘッドホン ATH-SR50の音質をレビュー。バランス対応ハイレゾヘッドホン
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本日は、オーディオテクニカのハイレゾ対応ヘッドホン、ATHSR50のレビューです。

引用:https://www.tutorsort.top/index.php?main_page=product_info&products_id=643
オーディオテクニカというと日本ではSONYと並ぶ有名国産メーカーですが、私は正直なところそこまで興味無いというかノーマークのメーカーだったので、どんな音を鳴らすのか非常に気になります。
それではどうぞ。
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価格:9200円
(価格は2022年1月4日 午前0時00分の情報です)
装着感、値段、スペックなど
このヘッドホンは発売時の価格は2万円クラスのヘッドホンでしたが、今は1万円前後で手に入るようです。
付属品には4.4mmバランスプラグと3.5mmステレオプラグ2種類のケーブルが入っています。この価格で2種類のケーブルが付属しているというのはお得感がありますね。
形式は一般的な密閉型で、イヤーパッドはポータブル型だけあって楕円の小さな形。しかし装着してみると装着感は良好で窮屈さなどは感じませんでした。重量も229gと軽く、長時間付けていてもストレスになりにくいと思います。
スペックはドライバーが45mmダイナミックドライバー、出力音圧レベルが100dB/mW、再生周波数帯域が5~45000Hz、最大入力が1500mW、インピーダンスが47Ω、入力端子は3.5mmステレオミニジャックです。
音質。かなりソリッドなドンシャリサウンド
それでは音質のレビューに入っていきます。
アンプはmicro idsd BLを使用しました。
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・己龍 鬼祭-再録
このヘッドホンの音を一言で表すなら、アタックが非常にソリッドなドンシャリ、という感じです。
高音域はそこまで強くはないものの、非常に綺麗に分解された音色が出ています。
中音域はクリアですが、少しだけ歯擦音が気になる人もいるかもしれません。
低音域は非常にソリッドです。キックのアタック感がとても強く、かなりスピーディーな印象を受けますね。
・キズ 天誅
やはり、このヘッドホンはかなりアタックがソリッドなドンシャリです。このソリッドさをどう捉えるかで評価が別れそうな気がします。
高音域はやはり主張は激しくないものの、非常に分解された音色が出ています。僅かにシルキーさも感じますね。
中音域は非常にクリアです。ヴォーカルの声に透明感があり、音像は近めに定位します。その分音場は広くはありません。
ギターの音色は非常にエッジが立っており、分離感も高めかと思います。
低音域はやはり非常にソリッド。私は普段から中華イヤホンでアタックがソリッドな機種に慣れているのでまあまあ好きですが、重低音がドスドス鳴るようなヘッドホンを求めているのならこのヘッドホンは相応しくないでしょう。あとは音に艶感がないので、そういうのを求める人にも向いていません。
・Lynch. CREATURE
このヘッドホンですが、ここまで聞いてきた印象を一言で言うならかなり刺激的な音色の機種です。
高音域は結構細かく高いところまで出ていて、中音域も非常にクリア。低音域は非常にソリッドで、なんならこの曲では音圧に耳が負けるくらいです。
高音域はやはり主張はそこまで激しくないものの、非常に細かく出ており、比較的綺麗な高音だと思います。
中音域はかなりクリア。ヴォーカルの声が曇りなく聞き取れます。そしてギターの音色の分離感もよし。
そして低音域。ここが好みが別れそうなところです。丸さが全くないソリッドな音色で、もう少し低音が強い方が聞きやすいんじゃないのかな、なんて気もするくらいです。
試しにmicro idsd BLのXBassスイッチをONにしてみると非常に私好みになりました。やはり低音域は不足していると見て間違いないでしょう。
・イケナイGO AHEAD
このヘッドホンはアタックのソリッドさ、音のクリアさに全振りしたモデルです。そういう意味ではポータブルヘッドホンながらモニターライクとも言えるでしょう。
音像はやはり非常に近くに定位します。ヴォーカルのクリアさも相まって、ヴォーカルを綺麗に聞きたいという人にはうってつけのヘッドホンなのでは無いでしょうか。
ただ、低音域を重視するような人にはこのヘッドホンは間違いなく合わないでしょうね。他には音場の広さなどを求める人にも合わないと思います。
あとはポータブルヘッドホンながら、低音域の量感でごり押すヘッドホンでないのは珍しいと思います。外で使う場合は低音域が騒音によって聞こえにくくなるので、例えばBeatsとかBOSEだとかみたいにもっと低音を盛るのですが、このヘッドホンはそのような脚色を全くしていません。これが吉と出るか凶と出るかは長期間騒音下で使ってみないと分からないと思いますが、ボリュームを上げないと満足のいく音にならないのは間違いないと思います。この手の音を野外で低音量で聞いた場合スッカスカの音色に聞こえることでしょう。
あとがき
というわけで、オーテクのATH-SR50のレビューでした。
私は普段この価格帯のヘッドホンを聞くことはほとんど無いのですが、思っていたよりはちゃんと作り込まれていて意外でした。このクオリティならモニターヘッドホンとしても使えると思います。
というわけで、本日はここまでとなります。
それでは、以上です。
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価格:9200円
(価格は2022年1月4日 午前0時00分の情報です)
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