Blon BL-07の音質をレビュー。非常に美しいシェルと金属筐体故の音色が美しいイヤホン

♨の人

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どうも、温泉の人(@otkZLQ2xGa4Fcqb)です。

本日は、BLON BL-07というイヤホンのレビューです。

それではどうぞ。



アリエクスプレス↓
https://m.ja.aliexpress.com/item/1005003637895020.html?spm=a2g0n.productlist.0.0.33406478bQnlVh&browser_id=197d3330fe504889a6b8f590174ecb0e&aff_trace_key=ccd2c9cf358d4329afb6ae1a376749be-1642253369592-09358-UneMJZVf&aff_platform=msite&m_page_id=r2ndgjskuh8cayvq17e6a1c24b21eb4f25f34740a9&gclid=





スペック、外観など。非常に美しいシェルが特徴的



外箱です。いつものBlonシリーズと同じく、シンプルなデザインのパッケージですね。


裏面にはスペックなどが記載されています。


蓋身式の箱を開けると、イヤホン本体が現れます。

Blonというといつも特殊なデザインの金属筐体で楽しませてくれるブランドですが、今回のイヤホンは今までのシルバーアクセサリーのような無骨なデザインとは一味違います。

Blon BL-07にはカラーバリエーションが3種類あるのですが、パープルが特に高級感溢れる仕上がりだと個人的には思います。

まるでヘマタイトを彷彿とさせるラメの入った艶のある質感はハイエンドイヤホンにも勝るとも劣らない高級感ですね。写真より実物はかなり綺麗です。


イヤホン本体はこんな感じ。コネクタ形状はBlon BL-MAXと同じく特殊な形状をしており、一応TFZタイプが刺さるものの最後まで刺さらない形になっています。


付属品はこんな感じ。これもいつものBlonシリーズと同じ感じです。


ケーブルを装着するとこんな感じです。

スペックはインピーダンスが16Ω、音圧感度が115dB、再生周波数帯域が20~20kHzです。

ドライバーには10mmダイナミックドライバーが搭載されており、ケーブルは銀メッキ線だそうです。

装着感に関しては非常に良好で、ダイナミックドライバーのイヤホンらしく閉塞感は非常に少ないです。耳栓感が苦手という人にもおすすめ出来そうですね。ただ何故かBlonシリーズは最初はとても小さなイヤーピースが着いているので、交換せずに聴いてしまうとスカスカなサウンドに感じることでしょう。





音質。高音域の量感が多いBlonサウンド


それでは音質のレビューに入っていきます。

アンプはmicro idsd BLを使用しました。


・NOCTURNAL BLOODLUST Obligation

このイヤホンの音質を一言で言うなら、これまでのBlonシリーズとは少し違う、ソリッド寄りの音が特徴的なイヤホン、という感じです。

高音域が比較的強めに出ており、音の粒が細かくそれでいて荒いノイジーなサウンドです。特にギターサウンドやシンバル類の音色でそれを強く感じられます。

これまでの暖色系だったBlonシリーズとは違い、高音域にソリッドさと硬質さを加えた、寒色系に近いドンシャリとなっていますね。Blon BL-MAXと比較すると、そもそもの鳴り方がかなり違うので驚きます。


具体的にはBL-07は音がそれぞれ一歩引いたような鳴り方で、ヴォーカルなどそれぞれの楽器隊の音像が遠目に定位します。それでいて音がかなりソリッドで、僅かに刺さりっぽさを感じます。

高音域は非常に細かく、それでいてノイジーです。高音好きの人にはたまらないのでは無いでしょうか。

中音域、ヴォーカルラインは少し遠目に定位します。中高音域はギターの音色が非常にソリッドで解像度はとても高く感じますね。

低音域はこれまでのBlonシリーズ同様不足なく出ています。



・己龍 天照


やはり、高音域に独特の硬さを感じられるサウンドが特徴的です。シンバル類の鳴り方、スネアドラムのアタック、ヴォーカルの歯擦音などが目立つチューニングになっています。

かなり高音域が鋭く強いので、その辺は人を選ぶかもしれません。またBL-MAXと比較すると明確にヴォーカルが遠く、かなりピーキーなサウンドに感じます。

ただその分中高域の解像度の高さは圧倒的で、全ての音を聞き漏らすことがないような音の細さを感じられます。

高音域は相変わらず主張がかなり激しく、刺さる一歩手前まで出ています。

中音域は多少遠さを感じますが、解像度は非常に高いですね。

低音域はしっかりと出ていますが、高音域の主張が激しいためそこまで強い印象は受けません。また分離感が非常に高いので、どこかハイブリッドっぽさも感じられますね。

なんだか高域の強さといいmicro idsd BLとの相性があまり良くないように感じられたので、アンプを変えてみました。TU-HP01という真空管ポタアンです。


こちらはmicro idsd BLのラインアウトから繋いでいます。

すると、高音域の暴れっぷりはなりを潜め、ヴォーカルラインもぐっと艶っぽくなりました。KBEAR Larkみたいに、高出力なアンプとはあまり相性が良くないイヤホンなのかもしれません。


TU-HP01で聞いてみた感想としては、かなりレベルの高いドンシャリサウンドに感じます。高音域は非常に細かく出ているものの、ハイブリッド機のような刺さりはありません。

中音域はヴォーカルに艶があり、中高域の分離感の高さが素晴らしいです。

低音域はmicro idsd BLよりも強く出ています。ミッドベースあたりが持ち上がった典型的なドンシャリという感じのサウンドですが、中高域の分離感の高さも相まって音の粒立ちが素晴らしいです。

BL-MAXと比較するとより解像度が高くソリッドなサウンドですね。BL-MAXはこの構成だと少しヴォーカルが曇り気味で、低域の粒立ちもBL-07に遠く及びません。ただ、流石に同じシリーズと言うだけあって似ている部分も結構見受けられます。



・アルルカン SynonyM[再録]

TU-HP01で聞くこのイヤホンの音はこれまでのBlonらしい暖色傾向と、高音域の細やかさを両立した面白い音ですね。

低音域の粒立ちや高音域の細さ、分離感の高さなどは寒色系イヤホンらしさを感じるのですが、中低域の太さやヴォーカルの艶感は暖色系イヤホンにも近いものを感じます。やはりハイブリッドらしい鳴り方というのがしっくり来ます。


BL-A8 Prometheusと比較すると、流石にヴォーカルのクリアさや音のメリハリなどは劣りますが、高音域の細さと量感の豊富さでは勝るとも劣らないクオリティですね。




・青空リレーション


これまでのBlonシリーズと同様、やはり金管楽器の音色には素晴らしいものを感じます。やはり金属筐体というのが影響しているのでしょうか。

また、これまでのBlonシリーズより高音域が強く主張してくるだけあって、今までのBlonシリーズの中では一番金管楽器の鳴り方が鋭く鮮烈です。この点ではBL-A8 Prometheusですら敵いません。

あとはやはり分離感の高さが特徴的ですね。ラスサビのトランペットの畳み掛けなどは鳥肌モノでした。





リケーブルしてみた


今回は、JSHiFi 白龍というケーブルにリケーブルしてみました。


するとより音がクリアかつ濃密になり、BL-A8 Prometheusに少し質感が近づいた気がします。

ただ、全帯域が少し濃密になっているにも関わらず、トランペットの音色は変わらず鮮烈に響きます。リケーブルの効果としては全体的に音が太くなる傾向にありました。

リケーブルすると確かに音に芯が付与されるのですが、純正ケーブルもなかなか悪くないな、というのが本音ですかね。




あとがき


というわけで、Blon BL-07のレビューでした。

これまでのBlonシリーズに似たサウンドと、高音域の鋭さを併せ持った面白いイヤホンだと思います。高出力では高域が少し暴れる傾向にあるので、DAP直やスマホ、他にはそれこそ真空管アンプとかとの組み合わせがオススメです。

個人的にBlonは金管楽器の音色が素晴らしいイヤホンを出してくるブランドだと思っているのですが、これはそういう意味で言うならかなりのハイクオリティイヤホンでしょう。金属筐体から織り成される鮮烈なトランペットの音色は一度聞いたら忘れられません。

というわけで、興味がありましたら是非購入してみてください。

それでは、以上です。



アリエクスプレス↓
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