電動自転車とクロスバイクはどっちが楽?どっちが早い?乗り比べてわかったこと【Panasonic ティモS レビュー・口コミ】
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どうも、温泉の人です。
本日は、乗り比べてみてわかった電動アシスト自転車のメリットとデメリットについて解説していきます。
ちなみにクロスバイクはGIANTのEscape R3に乗っています。
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電動アシスト自転車はPanasonicのティモ・Sです。
ちなみにどちらもサイクルコンピュータ(走行速度などを図る機械)を取り付けてあります。
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それではどうぞ。
電動アシスト自転車はクロスバイクより楽か否か
まず、結論から言いますとクロスバイクより遥かに楽です。
というのも、電動アシスト自転車は脚力と体力が3倍になる魔法の自転車だからなんですね。
電動アシスト自転車は、ペダルを漕ぐ人力とモーターのアシスト力の比率が1:2になっています。
これはつまり自分の脚の力が3倍になったのと同じです。だから坂道もらくらく登れるというわけですね。
クロスバイクは電動アシスト自転車と比較して確かにペダリングは軽いものの、やはりスピードに乗るまでとそれを維持するにはそれなりの力は必要です。しかし、電動アシスト自転車の場合はモーターがアシストしてくれるので3分の1の力で自転車を漕ぐことができます。
それにより何が変わってくるかと言うと、単純な疲労感です。クロスバイクは非常に効率がよく作られているため確かにシティサイクルと比較して疲れにくいですが、やはりそれなりのスピードで乗っていると疲れてきます。特に平地ならまだしも、坂道や向かい風がある場合はスイスイ走る、なんてのはなかなか厳しいです。
対する電動アシスト自転車はある程度のスピードまではモーターがアシストしてくれるので、坂道などでも特に力を入れることなく同じスピードで走り続けられます。なので疲労感が驚くほど少なく、長距離の移動でも全く苦になりません。
ではまず電動アシスト自転車のメリットから解説していきましょう。
電動アシスト自転車は坂道が楽すぎる
電動アシスト自転車は坂道が本当に楽です。というか、多少の傾斜なら坂道を坂道と思わせません。かなりの傾斜でも疲労感は全くないです。ここだけは物理的にロードバイクですら電動アシスト自転車には叶わないでしょう。
試しにクロスバイクで走ると呼吸困難になるくらい坂道の続くコースを電動アシスト自転車で走ってみましたが、平地を走っているのと全く変わらないくらい楽でした。どんな坂であろうともアシストが効くのでスイスイ昇っていきます。これは軽く感動しました。
坂道では流石にスピードは2~3km/h落ちますが、ケイデンスは全く変わりません。坂道のあるコースを走るならクロスバイクより早く目的地に着くのではないでしょうか。
電動アシスト自転車はとにかく楽。20km/h巡航なら疲労度はクロスバイクの方が上
私の体感上ですが、20km/h巡航でどちらが疲労感が高いかと言うと、間違いなくクロスバイクでした。
電動アシスト自転車の場合本当にペダルが軽いので、全く疲労感を感じません。しかしクロスバイクの場合はいくらペダルが軽いと言ってもやはり人力なので体力は消耗します。
電動アシスト自転車はスペックとしては24km/hまでアシストするものとなっていますが、実際はアシストが体感できるのは16~17km/h当たりまでです。しかし、逆に言えばそこまではほとんどアシストの力なので少し漕げば20km/hは軽く出ます。
クロスバイクの場合20km/hはなんてことない速度ですが、それでも維持するのにはそれなりのパワーを使います。なので、疲労感は確実にクロスバイクの方が上でした。
電動アシスト自転車は荷物の運搬が可能。クロスバイクは荷物を積めない
通勤、通学に使う自転車として普及しているクロスバイクですが、クロスバイクの大きな問題として荷物が積めないという点があります。
リュックサックを背負えばいい話ではありますが、ふらっと帰り道に買い物などをした場合はやはり大荷物はクロスバイクで運搬するのには無理があります。また、夏場は背中の汗がどうしても気になります。
後付けできるカゴなどもありますが、そもそもクロスバイクの車体はそのような用途で作られていないので選択肢も限られますし重い荷物は載せられません。
対する電動アシスト自転車はほとんど車体はママチャリですから、当然カゴも標準搭載です。そこに荷物を載せれば運搬も用意ですし、そもそも様々な体重の人が乗ることを想定した自転車なので重い荷物だろうがアシストでスイスイ進みます。買い物にも使う、というのなら選択肢は電動アシスト自転車で間違いないでしょう。
電動アシスト自転車はおしりが痛くなりにくい
クロスバイクはギア比にもよりますが、それなりに早く走ろうと思った場合それなりのケイデンス(1分間のクランク回転数のこと)で漕ぐ必要があります。
そうなると必然的におしりや股間の摩擦が増え、擦れて痛くなってしまうという問題が発生します。
対する電動アシスト自転車は電動アシストが効いているため、重いギア比でもそこまで早いケイデンスで漕ぐ必要がありません。またサドルの形状もママチャリと同様にクッション性の高い幅広な形になっているため、おしりや股間の痛みとは無縁です。
実際にクロスバイクと電動アシスト自転車で同じ距離を走行してみましたが、電動アシスト自転車は殆どおしりや会陰部の痛みがありませんでした。
電動アシスト自転車のデメリット
ここまでの項目を見ると電動アシスト自転車は完全無欠の自転車のように思えます。しかし、電動アシスト自転車はクロスバイクと比較して大きなデメリットもいくつか存在します。ここからはそれを書いて行きます。
電動アシスト自転車はロングライドは不可
電動アシスト自転車はバッテリーの制約があるので、クロスバイクのように長距離のロングライドは不可能です。
例えば私の乗っているティモ・Sはバッテリー容量が比較的多めのモデルですが、それでもパワーモード(20km/h巡航が可能なモード)で59km、オートマチックモードで70km、ロングモードで100kmです。
これだけだとかなりの長い距離を走れるように思えますが、実際のところは電動アシスト自転車はバッテリーが切れたらただの重たいママチャリなのでバッテリーは往復分を考える必要があります。そのため、実際に走れる距離は往復で半分ということになります。そのため、普通に走れる距離は30km程度ということになります。
これがクロスバイクの場合、20~25km/h巡航なら片道50km走るのだって普通に可能です。これでも初心者レベルで、なんなら片道100kmだって頑張れば十分可能な範囲です。
あまりの長距離を走るという方は、電動アシスト自転車は向いていないでしょう。
予備のバッテリーを持ち運べば倍走れますが、そこまでする人も少ないでしょう。ちなみにバッテリーはとても重たいですが、電動アシスト自転車の場合はアシストが効くので大した負荷にはなりません。
電動アシスト自転車はスピードが出ない。トップスピードはクロスバイクが数段上
クロスバイクは、ちょっと本気で漕げば25~30km/hまであっという間に到達します。長い平地であれば最高速度は40km/h近くにもなります。本当に車やバイクと並走できるんですよね。
ただし当然飛ばせばそれ相応に疲れます。あくまでも30~40km/h出せるとは言っても、それは人体に換算すると全力疾走な訳ですから長くは持ちませんし息も切れます。
だいたい普通の人が街乗りする場合は20km/hが平均の巡航速度でしょうか。
しかし、クロスバイクの場合ギア比を重くして飛ばせば25km/h巡航も可能です。電動アシスト自転車でも平地であれば23~25km/hは出すことができますが、加速まで時間がかかりますし疲労度はクロスバイクと同じくらいという印象です。
上でも書いた通り、電動アシスト自転車はあくまでもスペック上は24km/hまでアシスト可能と言っても実際は16~17km/hまでくらいしか実感できるアシスト効果はありません。そこから先はとても重たい車体を普通に走らせる程度のアシスト力しかないので、とてもじゃないですがクロスバイクのように高速巡航などできません。
実際私も電動アシスト自転車に乗っている時は急いでいる時に限らず、もう少しスピード出ないのかな、なんて思うことが多々ありました。
電動自転車はそこまで速度は出ません。私の場合アシストをパワーモードにして17~21km/h巡航という所でしょうか。
これがクロスバイクなら20~25km/h巡航くらい出来るので、単純なスピードという点ではやはりクロスバイクに敵いません。
ただしスピードに乗るまでは電動自転車の方が早いので、信号の多い町中などを走る場合は大して時間の差は生まれないでしょう。信号がない長い平地などを走る場合、クロスバイクの方が1時間に5kmも長く走れる計算になります。
電動アシスト自転車はクロスバイクよりも高い
ルック車(見た目はスポーツバイクだが、性能が高くないもの)ではないクロスバイクというのは、だいたい最低でも5~6万円はします。
例えば私が乗ってるGIANTのEscape R3の最新モデルは61600円ですが、これでもクロスバイクの中では最低ライン、というよりこの位からじゃないとクロスバイクとは呼べない、なんて言われたりしている代物です。
更にクロスバイクには泥除けも鍵もライトも付いていません。なので別途購入する必要がありますが、全て揃えれば1万円はくだらないでしょう。
なのでクロスバイクを新たに購入する場合、大体予算は7~8万円を見ておく必要があります。
対する電動アシスト自転車ですが、こちらはまともなものを買いたいのなら更に高い10万円は確実に必要になってきます。私の乗っているPanasonic ティモ・Sは135000円です。
クロスバイクとは違いライトや鍵は標準搭載なので買い足すものはありません。本体価格とその他を見繕って10~15万円用意しておけば買えると思っていいでしょう。
10万円以下の電動自転車も探せば沢山あるのですが、バッテリー容量が小さく乗れる距離が短かったりします。バッテリー容量が小さいということは必然的にバッテリーの劣化も早まるので、長い目で見た場合やはり普及価格帯の電動アシスト自転車を買う方が良いと思います。
このように、値段的にはクロスバイクよりも電動アシスト自転車の方が断然高いです。
これは比較対象がクロスバイクの場合であって、普通のシティサイクルなどと比較した場合は本体価格だけで6~10倍もします。なんならルック車ではないロードバイクのエントリー価格帯とすら並ぶ超高級自転車です。この価格をどう取るか、という点で電動アシスト自転車の立ち位置は変わってくるでしょう。
電動アシスト自転車は重すぎて止める時が辛い
電動アシスト自転車を普通のクロスバイク感覚で乗っていると、泊まった時やサドルから降りた時にあまりの重さでコケそうになります。また、駐車する時もスタンドを出すのがかなり重くて辛いです。
私は昔からスポーツバイクに乗っていたため、電動アシスト自転車のサドルもかなり高い位置にしています。しかし、やはり車体が重たいのでクロスバイクと同じような乗り方はできません。この辺をどう思うかは人によって様々でしょうが、私はかなりのデメリットに感じました。
電動アシスト自転車は慣れるまで少し危ない
電動アシスト自転車は漕ぎ出し時のスピードが早すぎて、慣れていないと思わぬ事故に繋がりそうな気がします。例えばクロスバイク然り普通の自転車なら漕ぎ出しでペダルを少し踏んだくらいなら大した速度で進みませんが、電動アシスト自転車の場合モーターの力で一気に10km/h以上ものスピードで1mほど前進します。これを知らないと発進時に思わぬ加速でヒヤッとすることでしょう。
やはり電動ということで、自分の体で動かす普通の自転車と比べコントロールが難しいです。この辺は慣れの問題でしょうが、慣れないうちはアシストを弱くするなりなんらかの対処を怠るべきではないでしょう。
電動アシスト自転車はバッテリーの保管が面倒
電動アシスト自転車は、バッテリーの保管が面倒です。これもそれなりのデメリットに感じます。
リチウムイオン電池は高温に弱いです。そのため、冬場はいいですが真夏は屋外に放置しておく訳には行きません。そのため、駐車した後にバッテリーを取り外して屋内で保管する必要があります。
電動アシスト自転車のバッテリーはかなり重たく大きいので、それを毎回取り外して、取り付けてというのはかなり面倒です。あまりの面倒さにバッテリーを常時つけっぱなしにしている人も多いのでは?と思います。かく言う私も恐らくは長期間乗らない時以外はバッテリーを取り外さないんだろうなぁ、なんて思いますね。
電動アシスト自転車のよくある疑問
それでは、ここからは電動アシスト自転車によくある疑問について解説していきたいと思います。
思ったよりスピードが出ないって本当?
これはどの程度の速度を想定しているかわかりませんが、上で散々書いたように街乗りのクロスバイクと電動アシスト自転車ではスピードには大した差はありません。街でおじいちゃんなどが乗ってるママチャリのように10~15km/h程度しか出なくて思ってたのと違う、なんてことは確実にないと言いきれるでしょう。
バッテリーが切れるとただの重い自転車になるってホント?
本当です。アシストのない状態の電動アシスト自転車はただの重いママチャリという感じで、とてもでは無いですが長距離走れるような乗り物ではありません。クロスバイクと比較すると、坂道などに差し掛かった際には乗り捨ててしまいたいくらい本当に辛くスピードが出ません。
しかし、最近の電動自転車は100km走れるようなモデルも沢山あるので、そこまで気にする必要は無いでしょう。
私は普段アシストのいちばん強いモードで乗っていますが、それでも一度の充電で59km走れます。ある程度のサイクリングなら余裕でしょう。
バッテリー切れの心配は?バッテリーの維持費が高いって本当?
それなりのメーカーの普及価格帯の電動アシスト自転車である限り、バッテリー切れは心配しなくていいと思います。ちゃんとスペック通りの距離走れますし、私のモデルの場合上でも書いたように最低でも59km、長いと100kmは走れます。
バッテリーの維持費に関してですが、基本的なリチウムイオン電池のセオリーに則った場合500サイクルで半分から3分の2程度の性能になります。ということは、100km走れるモデルなら50000km走ったところでバッテリーの容量が少なくなってきたと実感出来ることでしょう。
こう書くと走行距離が短いようにも思えますが、50000kmというのは相当な距離です。地球一周で4万kmですからね。
ただしこれはあくまでも性能が低下するラインの話ですので、実際は走行距離が少し短くなるだけで普通に走れます。完全にバッテリーがダメになるまではそこから更に長い距離を走らなければダメでしょう。
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交換用バッテリーはだいたい楽天・Amazonで3万円前後でした。どのくらいの距離乗るかにはよりますが、そこまで気にするものでもないと思います。最新モデルの場合だいたい3~4年が目安らしいです。この程度の費用であれば、クロスバイクのメンテナンスにかかる費用やママチャリの寿命を考えれば大した出費ではないでしょう。
結論。電動アシスト自転車とクロスバイクは違う乗り物
クロスバイクがスポーツサイクルだとするなら、電動アシスト自転車は自転車ではなく半分モーターで動くバイクみたいなものです。それくらい乗り心地や疲労感は違います。
余程の高級車と乗り手の組み合わせ、そして平坦な道を高速巡航する、という組み合わせでもない限り、クロスバイクの方が楽だということは間違いなくありません。とにかく楽をしたいのなら間違いなく電動自転車を買うべきでしょう。
ただ、それでもやはり原付バイクに比べたら電動自転車は速度が出ない分通勤、通学に使う場合それなりの時間がかかると思ってください。あとはスピードを出す際は車道を走ること。電動アシスト自転車はとんでもなく重いので事故でも起こしたら大変ですから。それが出来ない場所ではスピードを抑えて走行しましょう。
さて、ここからは蛇足になるのですが、ふと思い返してみれば私がクロスバイクを選んだ理由というのが「ルック車やママチャリより軽いペダリングで走れるのが楽しいから」という理由でした。
つまり、クロスバイクでスピードを出したいとか、運動したいとかは考えておらず、ただ軽いペダリングでサイクリングするのが楽しくてクロスバイクを選んでいたわけです。
電動アシスト自転車は上でも散々語りましたが、クロスバイクに比べてペダリングは非常に軽いです。なんたって負荷のかかる漕ぎ出しからスピードが乗るまでずっと強力にアシストしてくれるので、疲労感を全く感じさせません。
疲労感のないサイクリングってどうなの?という方もいるかもしれませんが、私はクロスバイクから電動自転車に変えてより気兼ねなくサイクリング出来るようになりました。
電動アシスト自転車、おすすめですよ。
というわけで今回はここまでとなります。
それでは、以上です。
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