音質の違いがわからない?分かるようになる方法

♨の人

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どうも、温泉の人(@otkZLQ2xGa4Fcqb)です。

本日は、オーディオにおける音質の違いを感じ取る方法について書いていきたいと思います。

それではどうぞ。





耳の良さ=音質の違いに敏感というわけではない


まず、音質の違いに気付くために必要なのは耳の良さではありません。

例えば若者にしか聞き取れないモスキート音というものがありますが、それが聞こえないような歳を召された方でも音質の違いに敏感な方は沢山います。

もちろん特定帯域が聞き取り辛い難聴などの症状もあるため常識的な範囲での耳の正常さは必要ですが、普通の聴力さえ持っていれば音質の違いは分かります。



音質の違いを感じるのに耳の良さは関係ない


音質の違いを感じ取るのに必要なのは才能ではなく経験です。

「音質の違いが分からない」と言っている人でも、例えばスマホのスピーカーとイヤホンの音の違いはわかると思います。でも、それがどう違うのか?と頭の中で整理する能力が足りていないだけなんです。

ではそのような違いに敏感になるためにはどうすればいいのか?ということですが、これにはやはりそれなりにトレーニングが必要になってきます。

トレーニングを積めば大抵の人は音質の違いに気付けるようになるでしょう。

トレーニングとは言っても、音質の違いを感じ取る能力というのはオーディオを楽しんでいれば自然と身につくものですので、微細な音の違いがわかるという人は既にトレーニングが終わっている状態です。

ここで私の話を少ししますが、私は過去はダイソーの300円イヤホンを愛用しており、高いイヤホンのどこがいいのか全く分からない耳でした。

そんな私ですが、色んなイヤホンを聴き、それをレビューしていくにつれて、だんだんと耳が良くなってきました。

昔はアンプの違いがあまり分かりませんでしたが、今ではアンプによる音の差を明確に感じますし、例えばUSBケーブルを変えることによる音質差とか、ヘッドホンの間にティッシュを挟んだ時の音質変化とか、ハイレゾリマスターの音質差とか、色んなものを記事にしています。

つまり聴き比べを沢山行うことで、だんだんと耳が鍛えられていったというわけです。

しかし、ただ闇雲に聴くだけでは些細な音の変化に敏感になるのに時間がかかることでしょう。そこで、今回は私がレビューの際にも使っている聴き方について公開したいと思います。






音質の違いに気付くためには、特定帯域にフォーカスを合わせることが重要


まず、私が音質を聞き比べる際には、一旦何も考えず聴いて、その後に特定帯域ごとにフォーカスを合わせて分析していく、という手段を取っています。

例えば高音域が強いか、弱いか。低音は締まっているか、それともぼんやりしているのか。ヴォーカルは近いか、遠いか。そういう感じで、特定の帯域のみにピントを合わせて聴いています。

もっと突きつめると楽器ごとに聞き分けるという手法もよく使います。ハイハットの音の分解能はどうか、とか、ドラムのキックの質感はどうか、とかですね。

こういう聴き方をすることで、些細な音の変化に敏感になります。

「今まで聞こえなかった音が聞こえる」という表現をレビューで見た事がある人は沢山いると思います。私もそういう経験をしたことが沢山あります。

しかし、音楽ソースに含まれている音というのは聴こえないだけでしっかりと鳴っています。一度その音に気付いてしまえば、他の機器で聴いてもその音が鳴っているのが分かるでしょう。

そのような微細な音を見つけることも、このような聞き方では可能になります。

ちなみに私は音質のレビュー記事を書く際は、同じ曲を何度も何度も聞いてじっくりと執筆するようにしています。







あとは文章力。というかオーオタは大袈裟


ぶっちゃけると、音の差について分かるようになっても、それを表現出来る文章力がなければ相手に伝わるような評論はできません。

私も文章力が高い訳では無いのでこの辺はよく苦労しています。どのように表現すれば適切か?とか、この表現は使いすぎるとくどいな、とか。そういうことを考えながらレビューを書いています。

例えば高音域がとても綺麗で、ギターの音色の解像度がとても高いイヤホンがあったとします。これを2種類の表現でレビューしてみた例を下に書くので、それを見比べてどちらが音の違いに敏感に見えるか確かめてみてください。




高音域がめっちゃ綺麗です。ギターの音の解像度が高くて、耳にスーッと入ってくる感じ!今まで聞こえなかった音も聞こえます!




高音域の解像度がとても高く、分離感も申し分ないです。特にそれを感じられるのがギターの音色で、ピッキングの質感や弦の震える一音一音までが全て分解されて聞こえるような明瞭さを持ちます。



どうでしょうか。なんか下の方がオーディオマニアっぽく見えますよね。結局はそういうことなんです。

いくら耳が良くても、文章力がなければ正確なレビューは書けません。あくまでもこれはレビューする側の話ではありますが、今はTwitterなどで発信する方も増えたので文章力は鍛えて損は無いでしょう。

文章力の鍛え方に関してはここで語ると脱線してしまうのでアレですが、私は主にオーディオで使われる用語を覚える事がいいと思います。あとは文章力が高いであろうレビュワーの方を参考にする、とかですね。

勘違いされやすいのが、文章力が高い=難しい言葉を使って長い文章を書ける、というわけではないところ。ただ冗長なレビューを書くだけではそれは文章力が高いとは言えません。

本当に文章力がある方と言うのは、情報量が多くても分かりやすく、それでいて長くともしつこさを感じさせないわかりやすい文章を書かれます。

まあかなり脱線したのでここで文章力についての話は一旦切りますが、レビューというのはポエムではなくあくまでも購入する人が参考にするために読むものです。なので他人目線から見てこのレビューはどうなんだろう、と考えると、分かりやすくていいレビューが書けるようになると思いますよ。

で、もうひとつ。オーオタの大袈裟問題についてですが、オーディオオタクというのは僅かな音の差をさもとんでもない差であるかの如く誇大させて書きます。

例えば普通の人が聞いても分からないような差を、明確に違う、と言い切るのがオーオタです。これは私も含めての話です。

他には、オーオタはプラシーボにとても弱いです。そのため、実際の変化はわずかでも脳内にてその変化を増幅させてしまう傾向があります。なので実際の変化は僅かでも、聞いている本人は大きく変化したと思い込んでしまっているわけです。

これを排除する方法は何度も聞き比べるか、ブラインドで聴き比べる、というものになります。後者は一人では出来ないので、主に前者を行うことになりますね。







あとがき


というわけで、オーディオにおける音質の差を聞き分ける能力についての記事でした。

なんか後半はレビューの書き方講座みたいになってしまいましたが、まあその辺はスルーしてください。

というわけで、今回はここまでとなります。

それでは、以上です。

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