激安銀メッキリケーブル JSHiFi Shadowの音質をレビュー

♨の人

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どうも、温泉の人(@otkZLQ2xGa4Fcqb)です。

本日は、JSHiFi-Shadowという、JSHiFiさんの新作リケーブルをレビューしていきたいと思います。

それではどうぞ。








見た目。取り回しは非常にしなやか



パッケージはこんな感じです。いつものJSHiFiという感じですね。


取り回しは非常にしなやかで、まとまりがいいです。同じJSHiFiの白龍と比較するとそれがよく分かります。



見た目としては2本の線をツイストしたケーブルで、BLON BL-A8 prometheusの純正ケーブルに似ています。
耳かけ部分は形状記憶チューブでワイヤータイプではありません。




今回は、CCZ Plume / 羽に使用してみました。







音質。わかりやすい透明感と重厚な低音が特徴。白龍とも比較


それでは音質のレビューに入っていきたいと思います。

アンプはmicro idsd BLを使用しました。


・アルルカン ジレンマ


まず純正ケーブルで聞いてみた感想ですが、このイヤホンは純正ケーブルでは中音域が少し凹んだドンシャリという感じの質感です。

高音域は非常にシャリシャリと綺麗に出ています。量感こそ多くないものの、非常にさらさらしつつも音像の太い音色です。

低音域はかなり多いですが、安価な中華イヤホンとは異なり中音域に干渉することの無い分離のいい低音を鳴らします。そのため迫力はありつつも、全体的な透明感を損なうことがありません。

中音域は上でも書いた通り少し凹んでいます。気になるほどではありませんが、ヴォーカルラインよりも楽器の音色、特にドラムのキックやギター、ベースが目立っており、ヴォーカルメインで聞きたいという人にとっては少し不満を感じるかもしれません。

ではJSHiFi-Shadowにリケーブルしてみた感想です。まず、このケーブルの特徴としては、音が明るくなるということが挙げられます。

全体的に高音域が強まったような印象で、ヴォーカルラインの主張がより強くなり、ドラムのキックなどの粒立ちもより良くなりました。

純正ケーブルではヴォーカルの遠さが気になったのですが、このケーブルでは高音域、例えばシンバル類やドラムのキックの高い部分などが強調されるため、よりブライトな印象を与えると同時にヴォーカルラインの遠さが気にならなくなります。

また、ベースラインの音色やギターの中低域がより締まるため、分離感も向上しています。

純正ケーブルは低音域と中音域が少し混濁しており、それにより少しモヤっとした雰囲気を感じるのでしょう。元値は2万円クラスのイヤホンなので決して純正ケーブルの質は悪くないと思うのですが、この値段で純正ケーブルよりクリアな音を出してくるとはさすがJSHiFiと言う感想です。




・己龍 虚仮威


このJSHiFi-Shadowはやはり高音域を強化する効果があるようで、純正ケーブルと比較すると明確に音がクリアになります。

純正ケーブルはベースラインの音が膨らみすぎており、それがギターの低域と重なることで少々くどい印象を与えてしまっています。それがこのケーブルでは解消され、よりクリアかつ音に立体感が生まれていますね。

純正ケーブルは聴き比べてしまうとどうしても篭った印象が否めず、音の差としてはかなり大きいです。

また、高域が強まるとは言っても低音域が弱まる訳では無いので、迫力自体は全く薄れていません。


では、価格が倍以上する同じJSHiFi-白龍と比較するとどうでしょうか。私は個人的にこのケーブルの音が大好きなので、それ相手にShadowがどれだけ戦えるか楽しみです。

さて、白龍の音ですが、やはり白龍の音はかなり私好みです。具体的には白龍はShadowのクリア感に加え、低音の空気を伝うような感覚がかなり良く再現されており、音の奥行と迫力がとても高くなります。

ただ、音がよりクリアなのはShadowです。また、Shadowも低域は非常にしっかりと出ているため、白龍と聴き比べても迫力不足は感じません。

値段が倍以上違うということで下位互換とかそういう形になりそうなものですが、決してそんなことはありません。やはりさすがJSHiFi、と言った所でしょうか。





・Lynch. CREATURE


やはり、純正ケーブルはShadowと比べると多少篭った印象が否めません。Shadowは中低域を整えて高域を強める効果があるので、よりクリアな音に変化します。

具体的にはやはりベースラインとギターの低域の音像がシャープになる、というのが一番わかりやすい変化でしょうか。それにより音の分離感が増し、より立体感のあるメリハリのいい音になります。

白龍と比較すると、白龍はやはり低域寄りで、重低音の再現力が高いです。どちらも同じメーカーの銀メッキを売りにしたケーブルですし全体的な音としては似ているのですが、やはり細部を見ると結構異なっていますね。

大きく異なる部分としては白龍はドラムのキックの音色が重厚で、重低音も非常に良く出ます。それと比較してShadowはもう少し音が軽めで、よりシャープでクリアな音色です。

Shadowの音を気に入る人はきっと白龍の音も気にいると思いますし、逆もまた然りでしょう。しかし、やはり両者には色んな部分で結構な差があります。両方買っても使い分けは出来ると思いますね。




・Drastic Melody


この曲では、純正ケーブルとShadowの差はそこまで大きく出ませんでした。やはり音源により変化の度合いは変わるようです。

僅かにShadowの方が高域が強めに出ており、シャープな音色になっていますが、高域以外の全体的な音色はかなり似ています。

これが白龍の場合は明確に変化します。低域のパンチ力が上がり、より音が重厚に変化します。どうやらこの曲はShadowとは相性が悪く、白龍はそのような事がないみたいです。何故このようになるのかは私もわかりませんが、やはりオーディオというのは奥が深いものだな、と再確認しました。






あとがき


というわけで、JSHiFi Shadowのレビューでした。

この値段でこの音質で本当にいいのかと思えるようなケーブルですので、文句なしにおすすめできます。この値段でこの音質なら文句は無いですし、音の質感もわかりやすく変化するのでどんなイヤホンにも合わせやすいと思います。

気になったら是非購入してみてください。

それでは、以上です。



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