カラオケで誰も知らないアニソン歌うとつまらない理由

♨の人

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まあ端的に言うと上手くないから。これに尽きるわ。

上手けりゃたとえ知らない歌でも、よっぽど好みから外れる変なジャンルでもない限りはシラケることなんか無いと私は思います。ブルータルデスメタル、ノイズ、超高音ボカロやヘヴィメタルとかでもない限り。

単純な話タカラで人の歌真面目に聞いてるやつなんざほとんど居ない。まず一般人のカラオケなんて音程を合わせられる人ですらマレだし、発声もめちゃくちゃ、テクもない。そして何もかもが中途半端で共感性羞恥強いひとなら耳すら塞ぎたくなるでしょう。いやいや、って思った人は自分のアカペラ録音してみてください。
そんなの真面目に聞く人居るのかな?居ないっしょ。

歌ってのは誰でも歌えるが故にピンキリの差が極端に激しい。相対音感鍛えることですらそれなりに難しいです。
更に相対音感のレベルが上がったところで、声帯を上手く使えるかは別物。なので正しい発声で正しい音を出すのには途方もない時間がかかるし、それをクリアしても声の魅力が乏しいならまたやり直し。

大抵の人はどちらのレベルも30~60%くらいでしょう。なので、音程外しまくってるプロのライブより全然下手に聞こえるということが成り立つ。

だから半端なレベルより、まだSyamuさんくらい吹っ切れてた方が真面目に聞く気になるのよね。

それでもまだ知ってる歌ならまあそこそこ普通に聞けるんですよ。歌詞に思いを馳せたり、思い出を振り返ったり。でも、全く知らん歌ならどうでしょうか。ただただ知らない曲の下手くそなカラオケを聞き続けるのは苦痛。だから「誰も知らない曲カラオケで歌うやつは寒い」って言われるんです。

これの解決策はまあ単純に上手い歌を歌うこと。それしかない。

例えば誰も知らないようなわけわからんアニソンでも、歌ってる人が西川貴教とかだったら寒いだのつまらんだの言う人は居ないでしょうよ。むしろ「めちゃくちゃ上手いじゃん!」「この曲も歌ってよ!」なんて大いに盛り上がるはずです。

カラオケでやると絶対シラケるシャウト。これも、デーモン閣下ばりの美しい発声のシャウトを曲の途中に入れ込むとかなら周りは息を飲むはずでしょう。





上手けりゃ上手いで問題あるけどね


上手い歌にも問題点があります。それは基礎を固めた上でテクを豊富に組み込んだ上手すぎる歌だと「自分に酔ってそう」とかいう訳分からん難癖つけられるところと、一般人は好みと上手さを別々で考えられないところ。

例えばこれ。



己龍というバンドの黒崎眞弥というヴォーカリストですが、どう思いました?

まあ好みはさておき、黒崎眞弥というヴォーカリストはめちゃくちゃに歌が上手いです。なぜなら、このような歌い方は喉の使い方に相当長けていなければ出来ないから。

例えばねじ伏せた眼で、のまなこの部分。


ここの入りの音自体はhiA、A4ですが、mid2F、F4からいきなり一瞬だけhiD、D5くらいまで上がってhiAまで下がるという感じになっています。


つまり普通に音程を合わせるとこうなるけど


入りと抜きの瞬間にしゃくりとフォールを組み合わせて、瞬間的な高低差を作り出して音程はそのままに表現力を高めているわけです。

これはしゃくりとフォールを組み合わせたビジュアル系でよく使われるテクニックですが、発声が正しく高音から低音まで一直線に繋げられるだけの技術がないと絶対に不可能なテクです。
あっ、音程に関しては正確なとこは分かりませんので適当です。あしからず。

他にも黒崎眞弥の特徴として閉鎖を弱めて呼気を強めた裏声のような声を混ぜ込んだりとか、演歌のこぶしのような拍の合わない深いビブラートを使ったりとか、声帯を鳴らして声に迫力をつけたりとか。どれも簡単に出来ることではありません。

こういう細かなテクが黒崎眞弥の歌には幾重にも重なり詰め込まれている。なので好みの差はあれど絶対的に上手いことは紛うことなき事実。嘘だと思うなら私塗レを黒崎眞弥以上に上手く歌える人を挙げてください。

でも、一般人はこれを聞いて「誤魔化してるだけ」とか「下手じゃん」「音程ブレブレ」って言うような人が普通に居ますよ。割とマジでそんなもんなんで。
特に若者はまだ受け入れてくれやすそうですが、年齢を重ねた人ほど受け入れてくれなさそう。黒崎眞弥のうっせえわ世界一上手いのでYouTubeでは大絶賛ですしね。ニコ動にないのが残念なくらい。



なのでまあ結局は「他人の知らん歌をタカラで歌うな」ってことですね。

以上。


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