テコンドーと空手とどっちが強い?テコンドーはスポーツなので武術として格闘技として弱いのは当たり前
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テコンドーは弱いです。それはスポーツであり格闘技ではないからです。
テコンドーが弱い理由 顔面への突き(パンチ)がない パンチのレパートリーがチルギしかない
脚のボクシングと言われるテコンドーですが、正確にはパンチはあります。突き(チルギ)です。
しかしテコンドーにはパンチがその一種類しかなく、それも腕の力と前に進む体の力のみを使った中段正拳突きみたいな感じでとてもじゃないですが効かせるパンチでは無いです。特典も低いし、連発しても特典にはならず、脚の方が長いのですから狙いに行く機会も少ないでしょう。なのでパンチの技術はほぼ素人同然になります。
テコンドーの組手(キョルギ)のルールはホールドや蹴り足押しが反則で格闘家に向かない
テコンドーの組手(キョルギ)はルールが完全なるポイント制スポーツです。格闘技でも武術でもなくスポーツです。
防具を着け、蹴り技を当てて、それを電子防具で計算して特典を競うもの。KO制ではないので相手の顔に思いっきりハイキックを当てて昏倒させたり、ボディ打ちで悶絶させるみたいな戦い方はしません。
言うなれば手足を使ったスポーツチャンバラみたいなものです。
それに、相手の蹴りを手で押したり、絡め取ったりすること、ホールドなどが完全な反則です。しかし、この程度他の格闘技なら普通にあります。つまりテコンドーは足技の攻防を魅せるためのスポーツなのでそれを阻害する要素を排除しているため弱いのです。
テコンドーはローキック、膝蹴りがない
テコンドーはローキックがありません。腰から下の蹴りは完全なる反則です。なので中段、上段への蹴り技しかなく、下段への攻撃手段が全くありません。この時点でフルコンタクト空手の方が明らかに強いです。牽制や体力削りの基本のローを防御する術がないからです。
また、ローはカットすれば打った方がダメージを受けます。ローよりさらに下のカーフならカットされた側の脛の骨が完全に真っ二つに折れてぶらんぶらんになることもあります。
が、テコンドー選手はローをカットなどしませんから、その点は素人同然。例え外側に出された脛に思い切りカーフやローを振り抜いても、部位鍛錬や蹴り込みをしている格闘家ならその上からへし折るかもしれません。
また、膝蹴りもテコンドーでは反則です。フルコンタクト空手は膝ももちろんOKですし、キックボクシングは基本テンカオは普通の攻撃手段、ムエタイ、MMAなどはティーカオ(掴んでの膝蹴り)までOKです。
フルコンタクトテコンドーではKO制だがやはり格闘技ではなくスポーツ
フルコンタクトテコンドーというものもありますが、負傷によるTKO勝ちはともかく一本勝ちや技有り勝ちがあるのはやはりスポーティです。
また、もちろんフルコンタクトでも顔面はNG。品位にかける中段突き(接近連打、フルコン空手的なやつ?、クリンチ時の脇腹攻撃等)はNG。技を出さない前身行為?がNGなど、ガラパゴス的な要素も多く、またグローブと足の甲にレガースを付けての試合になります。
フルコンタクト空手は顔面なしのKO制スポーツ
フルコンタクト空手は顔面なしであることがよく言われますが、それでもKO制スポーツなので耐久力は並の格闘家と同じ、もしくはそれ以上です。特にローとボディの耐久力は凄まじく、それで戦うので攻撃力も高いです。なのでスポーツと武道の中間であり、完全スポーツのテコンドーと比べてしまうとテコンドーに勝ち目はありません。
テコンドーが他流試合をしたのを想像してみる
テコンドーが他流と戦った際の想像をしてみます。
テコンドーVSムエタイ
肘とパンチへの対処法がありません。多彩な蹴り技も中段の回し蹴り類全般はカットされたら多分テコンドー選手の方がダメージ受けるでしょう。上段もムエタイはガードを高く広く構えるので肘あたりでガードされたりして不利です。
となると前蹴りや後ろ蹴りがメインになると思いますが、蹴り足を掴まれて軸足刈りで転倒させられるか、押し蹴りやミドルキックでガードや技ごと吹き飛ばされて数発で脚が使い物にならなくなると思います。あと、これは大抵の立ち技格闘技に言えますが首相撲に持ち込まれたら勝ち目がゼロになります。
テコンドーVS極真空手(フルコンタクト空手)
どちらも顔面への突きはなし。ただし普段からべしべしローを蹴り込んでいる空手家と電子防具のポイント制のテコンドーでは体の耐久力が違うので一気に詰められてしまうでしょう。あと、フルコンタクト空手は胸や腹へのパンチがメインなのに対してテコンドーの突きは1発当てても連発してもたったの1ポイントなのでそもそも近距離戦になった時点で空手家の勝ちです。あと、フルコンタクト空手は肘や膝もあり、尚且つ同じような上段への多彩な蹴り技がある格闘技ですので普通にテコンドーではあまり勝ち目は無いです。
テコンドーVSボクシング
ボクサーはローへの抵抗力がないことがよく言われますが、テコンドーはその肝心のローが使えないので至近距離ではまず勝てないと思います。ボクサーは弱いように扱われることが多いですが、至近距離で短時間での戦いとして考えるなら1発当てれば有効打の顔面をいかに素早く的確に撃ち抜くかに特化してるので普通にめちゃくちゃ強いです。特にテコンドーはガードを上げず顔面へのパンチを避ける技術もないので的です。
テコンドーVS総合格闘技
タックルで掴まれたらもう終わりです。テコンドーは掴み禁止で跳ねたり飛んだりするのと、ローと膝禁止なのでタックルに対して無防備です。そうでなくともMMAファイターとテコンドー選手ではルール的に根本的な体の鍛え方が違います。
テコンドーの後ろ回し蹴りや回転蹴りは強いしカッコイイ
テコンドーの遠い間合いからの素早い後ろ回し蹴りや360℃回転蹴りなどは技としては強いです。那須川天心選手の胴回し回転蹴りを見てればわかるように回転蹴りはカウンターなどほぼ不可能でまともに入れば1発KOの威力がありますから。
それに旋風脚とか1度はみんな憧れると思いますし、テコンドーはアクション俳優などにはうってつけの格闘技かなと思います。仮面ライダーみたいな演舞がしたい人もテコンドーをオススメします。
しかし格闘家として強くなりたい、ただそれだけを考えるのであればテコンドーよりキックボクシングやボクシング、フルコンタクト空手をオススメします。テコンドーはスポーツです。テコンドーで強くなる=組手で強くなり試合で勝つです。肉体を鍛え上げ相手をKOするために鍛錬している格闘技とは本質が違います。それに、すぐ取っ組み合いになる素人の喧嘩であれば尚更テコンドーは向いていません。もし間合いをとってお互い構えてから戦うならそれは喧嘩ではありません。
以上です。
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