イラストの顔の際違和感修正でゲシュタルト崩壊したら他のパーツを弄ってみよう

♨の人

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今回は前回描いたこのナギを


ナギナイズしました。

その途中ゲシュタルト崩壊しました。



何度左右反転しても違和感が消えない。
(凪って反転するとはーちゃんに見えますね)

なので、輪郭や口などを修正してみました。



すると、一気に完成に近づきました。目が歪んでいるのではなく輪郭の角度が違ったというわけです。

もしくは、輪郭も目も歪んでいたが、輪郭を治すことで違和感に気付きやすくなり修正しやすくなったということでしょうか。

で、今回はここまで修正しました。


輪郭がかなりシャープになっていますが、ナギナイズは成功していると思います。

今回は輪郭の滑らかなカーブを意識しました。

ほっぺたのこういう膨らみの部分を作ることで、顎は尖らせずに顔を細くシャープに出来ました。


ちなみに前から言ってますが、アナログ絵を描く時はこまめにカメラで写真取って左右反転しながら描くとスムーズに可愛くなりやすいです。カメラは絵を描く時の少し傾いた角度と違い正面からの角度で画像化するのと、広角レンズのため違和感が大きくなりやすくゲシュタルト崩壊の予防には非常に役に立ちます。また、ギャラリーで左右反転加工すればかなり違和感を発見するのに役立ちます。

ちなみにゲシュタルト崩壊とは、視覚心理学の概念であり、我々が物体やシーンを一貫した全体として捉える能力が乱れる現象を指します。他には同じひらがなとか漢字を見続けているとこんな文字だったっけ?ってなる現象です。

イラストにおいては、この現象がよく起こります。イラストを描いていると、初めは全体像を捉えていても、時間とともに細かい部分に集中してしまい、全体が分断されたり、違和感が生じたりすることがあります。

たとえば、森を描いているとします。最初は木々や動物たちが調和しているように見えても、徐々に細部にこだわりすぎるあまり、バランスが崩れてしまい、全体の調和が失われたり、違和感を感じることがあります。これは大枠を書いてから埋めていく方式の描き方だとありがち。

他に、何度も同じ絵を見続けることで、目が慣れてしまい、本来の全体像が見えにくくなることもあります。これはどんな絵でもずっと見てるとそうなります。それを解決するために一般的に使われているのが左右反転と絵を寝かせるという行為ですね。

ちなみにアナログでスマホカメラを活用した描き方は左右反転した画像を見つつ正位置の絵を修正するので、左右反転したものをそのまま修正するデジタルと違い空間認識能力が強く鍛えられます。

こういうの得意な人は絵も得意になりやすい説。
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以上です。

模写で絵のバランスを見る力を鍛えてみよう

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顔はバランスなんです。目、鼻、口、輪郭、髪型、全部好きな人の絵からトレスしたとして、絵を描いたことがない人はそれを組み合わせることが出来ず結局化け物が生まれるだけです。輪郭と目を左右反転コピペして左右対称にしたのになんか違和感が……というのも、顔のバランスを見て整える力が不足しているせいです。瞳孔の位置、瞳の位置、大きさや微妙な角度などを微調整しなければ完全に左右対称にしても多分いい絵にはならないで...

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