ダンゴムシの分類別の飼い方。ワラダン飼育繁殖マニュアル
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ネッタイコシビロダンゴムシ属のCubaris、メルラネラ属のMerulanella、オカダンゴムシ属のArmadillidium、他にスピノサスなどが属するPseudarmadillo、ホワイトスカルなどが属するLaureolaなどがあります。
Cubaris、Armadillidiumは比較的飼育も容易で流通も多く、情報もその分多いですが、MerulanellaやLaureolaはそもそも流通が少なく情報もほとんどありません。私は10数種類のワラジムシ・ダンゴムシを飼育していますが、トゲトゲはムリカタムとボルネオコブの2種、メルラネラは旧Cubarisのドリームのみです。メルラネラとトゲダンゴムシはとても高く、私の所有していない種類は最低でも1~2万円は用意しないと買えません。高いものは1匹1万円を超えることも少なくありません。
オカダンゴムシ属 Armadillidiumの飼い方
Armadillidiumはオカダンゴムシなので一般的に想像されるダンゴムシの飼い方で大丈夫です。個体の流通も多く、安価で大きくて丈夫。初心者に向いています。
マジックポーション、ゲストロイ、ゼブラ、モンテネグロなどが有名です。
昆虫マットや腐葉土、赤玉土やピートモスなど床材となる土を敷き、ミズゴケや落ち葉、葛の葉などで湿った場所を作り、逆の位置にコルク樹皮や朽木などを起き湿度勾配を付けます。餌は腐葉土や枯葉、朽木などを食べますが、別で餌皿に熱帯魚用の餌や亀の餌、ラビットフードなどを起き与えます。他に脱皮不全を起こさないためカルシウムを添加する必要があり、餌皿にカルシウムパウダーを置いたり牡蠣殻を床材に撒いたりして補給させます。炭酸カルシウム性のチョークやカットルボーンというイカの甲を使っている人もいます。
温度は20~25度の間で1番動きが活発になります。低温には強いですが越冬させないのならヒーター等での保温が必要です。
ネッタイコシビロダンゴムシ属 Cubarisの飼い方
Cubarisはネッタイコシビロダンゴムシ属の少し小型のダンゴムシです。Cubarisはカラフルで可愛い見た目のものが多く非常に人気の種類です。最近では有名な品種は価格が一気に下がりましたが、今でもサンセットクイーンやブロンドダッキー、カプチーノなど高額な品種は沢山あります。
バンブルビー、アンバーダッキー、ラバーダッキー、レモンブルー、オパールなどが有名で、見た目がかなりポップでカラフル。オカダンゴムシより少し小さめです。飼育はオカダンゴムシより少し難しいですが簡単です。基本オカダンゴムシと同じような環境で飼えます。色んなダンゴムシを同じ環境で飼っているという人も少なくありません。
ラバーダッキーやアンバーダッキーなどは多湿を好むようで、幼体は特に多湿を好むようです。しかし蒸れには弱くヒーターなどで保温するのであれば通気性は確保した方が良さそうです。
熱帯魚やカラーザリガニなどと同じく、葛の葉や熱帯魚の餌など与える餌により体色を少し変化(色揚げ)させることが出来るようです。
メルラネラ Merulanella
メルラネラはとても高額な品種で、尚且つまだ入ってきて間もなく流通も情報も殆どありません。また、高額品種はメダカのように厳選などを行うことが主流な感じがします。
スカーレット、レッドディアブロ、エンバービー、トリカラー、ラヴァなどが有名な品種で今でも続々新種が日本に行ってきています。
メルラネラは半樹上性で、コルク樹皮などを立てかけて置いておくと脱皮不全になりにくく上手く行きやすいらしいですが、基本はオーソドックスなワラダンの飼育方法を守りつつ個体の様子を観察して環境を安定させていく必要がある高難易度品種です。
Pseudarmadillo Laureola
メルラネラ並に高額かつ情報量の少ないトゲのあるダンゴムシです。ムリカタム、ボルネオコブ以外のトゲダンゴムシは基本5匹で1万円を超え、1~2万円で購入出来るスピノサスを除くと後はどれも数万円は当たり前の、メルラネラ以上の高額な品種が犇めく種類です。
ムリカタム、スピノサス、レッドヘッドスパイキー、ホワイトストライプスパイキー、ホワイトスカルなどが有名でメルラネラと同じく今でも新種が日本に続々と入ってきています。
飼育方法はそもそも高額種は情報がほとんど無く、スピノサスでようやく確立されているかといった感じです。
購入する際に飼育方法を聞くなり、Twitterなどで飼育している人に聴いたりして、それを踏まえて時分でトライアンドエラーで挑戦するしかないマニアの到達点的な存在です。
ワラダン飼育にオススメのアイテム
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ピートモスと違いphを気にしなくていいヤシガラ100%の土です。
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ワラジムシ・ダンゴムシ飼育専用の腐葉土です。
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土壌のphを安定させミネラル補給の餌にもなる牡蠣殻。
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非常に食い付きが良く色揚げ効果もある葛の葉。隠れ家や保湿にも使える。
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保湿と隠れ家になる水苔。
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隠れ家、登り木になるコルク樹皮。湿度勾配をつけるのに最適。朽木と違い餌にはならない。
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少し土に混ぜるとダニ防止になります。混ぜすぎ注意。
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