オロチメダカはかっこいいけど明らかに弱い。成魚トリオが全滅は他品種では有り得ない

♨の人

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どうも、温泉の人です。

うちではメダカをそこそこの数飼育していまして、エメラルドフィン×マリアージュロングフィン6匹、令和黒ラメヒレ長サファイア5匹、深海10匹、幹之20匹、黒ラメMIX20匹、サボテン6匹、夜桜ゴールド×ラメ王4匹、オロチ5匹をこれまで購入しています。

で、今回はその中のオロチが明らかに弱いという話です。




成魚全滅はオロチのみ


うちで飼育しているメダカは基本的に落ちることはほぼありません。ほんとに小さい稚魚で買った黒ラメや幹之、深海は何匹か成長する前に落ちてしまいましたが、ある程度魚体が大きくなった個体は基本的にまず落ちていません。


令和黒ラメヒレ長サファイアに関しては少し調子が悪かったですが、最近はラメも飛躍的に伸び安定しています。深海も同じく成長が悪かったですが、餌を強化すると少し成長スピードが伸びて体内光もかなり濃くなってきました。


サボテンと夜桜ゴールド×ラメ王に関しては稚魚なのでまだ分かりませんが、今のところ特に問題もなく、同じく稚魚で買った黒ラメMIXと幹之は知らぬ間に成魚になって爆産してたのでこれも多分大丈夫。エメマリに関しては最初から今まで常に元気過ぎて困るくらいで、最初から綺麗だったのがうちに来てからは体外光の伸びが凄まじく、餌の食いも産卵数もとんでもないレベルです。

しかし、オロチだけは違います。導入当初から人馴れしない大人しい印象で痩せて餌の食いも悪く、泳ぎ方もゆっくりと言うか常に底の方でホバリングしている不思議な印象でしたが、最近になって限界が来たのかトリオが一週間に一匹のペースで落ちていき成魚で産卵可能個体にもかかわらず卵は両手で数える程しか産まずに全滅しました。

うちは室内のメダカ水槽は12個ありますが、どれも同じような環境です。エアレして、照明当てて、同じ日に同じ量水換えして、同じように餌やって、同じようなタンクメイトと床材入れて……しかし、オロチだけが全滅です。なんならオロチの水槽にはエアストーンの代わりに投げ込み式フィルターを入れてますし、水量も1匹辺り4L以上は確保しているVIP待遇です。にも関わらず落ちに落ちまくる。

詳細な原因は正直わかりませんけど、これは明らかにオロチが弱いと言っていいと思います。




そもそもオロチは特殊な遺伝子で奇形が産まれやすい


オロチは背曲がりや奇形などの弱い個体が他の品種に比べ明らかに生まれやすく、また保護色無視で真っ白な陽気でも背地反応による色抜けが全くなく、全身を黒色素胞が覆っている特殊な遺伝子のメダカです。なので、恐らくロングフィンやラメ系のような遺伝子のメダカより弱いのでしょう。また、うちに来た個体は調子の悪い状態で長く飼育しており、また照明を強くしたところ少し餌食いは良くなってはいたので、飼育する際は照明はガンガンに当てないとダメなのかもしれません。メダカは太陽光を浴びることでビタミンを生成しますが、ここまで体色が黒いと何かしらの影響もあるのでしょう。

また、底の方でゆっくりホバリングしていることが多く、フレーク餌などを上に撒いてもなかなか登ってきません。


いつでも食べられるフードという1日持続する餌も、そもそも浮上してこないのでほぼそのまま残ります。かと言ってタンクメイトのエビのためほんの少し入れた沈降性の餌を食ってるわけでもなさそうです。

なので私は濃縮生クロレラとタマミジンコを人口餌と併用して与えています。


タマミジンコは非常に食いが良く、入れた瞬間普段の鈍重な姿とはうってかわって狂喜乱舞します。クロレラに関してはグリーンウォーターですが、これはグリーンウォーターにすることで殆どそこで動かなくてもエラ呼吸してたら勝手に餌が口の中に入ってくるような状況を作れるのではないかと思い使っています。塩浴などはまだ試していませんが、流石に新たに買い足したまるまると太った成魚のオロチペアが弱り始めたら試そうと思います。今のところこの個体は前任のトリオより明らかにしっかりとした体格で動きも活発です。




オロチメダカは綺麗だけど人工餌の食いが悪く弱りやすい


オロチメダカは他のメダカとは一線を画すような漆黒の気品のある体色がまるで水墨画のようで、上見水槽での映え方は異次元です。キラキラのラメや幹之系の体外光などとは違い、全身が漆黒でさながら小型の鯉のようです。ヒレの動かし方もロングフィンのように優美で、和の心を強く感じる侘び寂びのある好きなメダカではあります。更に、同じような和風の佇まいである三色錦とは違い固定率が遥かに高く、3色錦は諦めてもオロチなら、と思えるようなメダカです。


しかしまあ明らかに弱い。結局小さめの成魚3ペアは大した成長もせず星になりました。


うちでは深海が明らかに他の品種と比べて成長が遅いものの、こいつらは全然成熟しないだけで特に他の問題は出ていません。

しかし、オロチに関しては最初から最後まであまり餌の食いも動きも芳しくない印象でした。



エメマリなんてエビのため入れた沈降性の餌すらものの数分で食い尽くすくらい食欲旺盛。恵体すぎてオスメスの判別やりにくいくらいなのにね。

気付いた時にはあ、こいつはもう無理だ、って感じ取り、次の日水槽を見れば数が減ってる。そんな感じで全滅です。

幸い新たに買い足したオロチのペアは前任のトリオと比べて明らかに体格が恵まれており、しっかりと太った成魚サイズで餌の食いも比較的いいです。表層のフレーク餌にも一応食いついてきますし、割としっかり泳いだり浮いて来る姿を確認しています。

一応卵は2~3個は取れてたと思うんで、照明をガンガンに強化してミジンコを併用しながらもしこの世代の針子が親を確保するくらいの数稚魚になったら累代しようかと思います。しかし、流石にこのペアのどちらかが落ちたらオロチはもう選択肢から外さざるを得ないでしょう。とても魅力的なメダカであるだけに悲しいですが、オロチに関してはペアの片方が落ちる=もう片方もそのうち落ちる、だと思うので落ちた性別買い足してもどうせまた片方が落ちます。


オロチもペア1000~2000円+送料が相場と比較的高めの品種ではありますから、正直なところ採算が取れなくなりそうなのでそれならほっといても増えるくらいの他のメダカに注力します。スペース的な問題ないだけ3色錦より遥かにマシですけれども、餌の食いが悪いから食べ残しが発生しやすく掃除やタンクメイトを入れたり、浮上の人工餌の食いが悪すぎてすぐ弱るからタマミジンコを繁殖させて入れたり、産卵数が少ないので何もついてない産卵床を頻繁に舐めるようにチェックしたり、明らかにオロチだけ手間がかかっていますので。

それでは、以上です。
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