ノートパソコンのCPUが冷却してもクソ熱いから故障が怖い。なので夏場だけ電源プランからプロセッサの状態を下げる【90度】
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梅雨の時期もそろそろ終わり、いよいよ夏本番。本格的な暑さがやってくる
今年は5月時点でもう30度を超えるなど普通に猛暑と言っても過言ではないくらいなのだが、そうなると気になってくるのが電子機器、特にパソコンの発熱ではないだろうか
かく言う私も今現在使用しているノートパソコンがCPU温度80度前後を行き来している。
これは不味い。そもそもノートのCPU温度が80度前後という時点で少々ハードなのだが、私がさらに危惧しているのは今年の真夏のことである
去年の夏は、日本ではなんと40度以上ものとんでもない暑さが複数回記録されるなどというありえないくらいの気温だった
で、今年もそのような気温になることが無くはないかもしれない。
となると、今現在でさえCPUの温度が80度に達しているのに、そこにさらに気温の分が上乗せされることになる。つまりは高負荷時に常に90度を突破するという事だ
これは非常に危険だ。PCを壊しかねないし、なによりもそのような温度で使っていればパフォーマンスの低下や不安定化も免れないだろう
そこで、今回は仕方なく夏場のみ性能を下げる事にした
目次
1.CPUはインテル® Core™ i5-8250U。4コア8スレッドで性能はまあそこそこレベル
2.ただし発熱テメーはダメだ
3.というわけでCPUのパフォーマンスを下げる
4.電源プラン、プロセッサの状態からパフォーマンスを下げることが出来る
5.電源プランの変更+高パフォーマンスでCPU温度は高負荷時でも70度以下になった
6.あとがき。やっぱ高負荷な事するならデスクトップかな
1.CPUはインテル® Core™ i5-8250U。4コア8スレッドで性能はまあそこそこレベル
2.ただし発熱テメーはダメだ
3.というわけでCPUのパフォーマンスを下げる
4.電源プラン、プロセッサの状態からパフォーマンスを下げることが出来る
5.電源プランの変更+高パフォーマンスでCPU温度は高負荷時でも70度以下になった
6.あとがき。やっぱ高負荷な事するならデスクトップかな
CPUはインテル® Core™ i5-8250U。4コア8スレッドで性能はまあそこそこレベル
私のノートパソコンのCPUは、インテル® Core™ i5-8250Uというものだ
これは所謂第8世代で、名前こそi5だが、性能面ではCore i7を遥かに上回っている
例えば、性能を図るベンチマークソフトの1種であるCINEBENCH R15のマルチだと、このCPUはだいたい500点程度
同じUシリーズのCore i7-7500Uのスコアは400点にすら届いていないので、この時点で名前こそi5でもかなりの性能だと言えるのだ
またPassmark CPU MARKのベンチマークスコアは8000点を超えている。これもCore i7-7500Uを遥かに超えているし、なんならCore i7-7700HQと同じくらいのスコアとすら言えるだろう
このように、このi5-8250Uはコスパにかなり優れ、性能もそこそこいい、というCPUなのだ
ただし発熱テメーはダメだ
上でさんざん性能について語ったが、まあ性能がいいということは発熱するという事であって……私のノートパソコンは、かなり発熱する
具体的にはエンコードなどのCPUを100%近く使うような高負荷な処理を行うと、最高温度は95度を超え、あとは処理が終わるまで80~90度を行ったり来たり
これはマズいと扇風機やメッシュボードなどでフルに冷却しても、70~80度から下がらないのだ
勿論正常には動いているし、CPUのクロック周波数などを見ても動作に支障は起きていない
ただ、さすがに90度付近というのは精神衛生的にキツい
Xperia Z4のスナドラ810事件みたいな、まともに使えなくなるありえない発熱ではないものの、ノートのCPUが90度超えは普通に危ない
さらに上でも語ったように、まだまだ夏はこれから。気温も上がるだろうし、そうしたらCPUの温度は100度を超えてしまう。そうなったらもうおしまいだ
扇風機やヒートシンク、冷却台などをフル活用しても70度程度までしか下げられないのなら、もはや手段を選んでいる場合ではないだろう
というわけでCPUの性能をわざと下げる
CPUのパフォーマンス、つまり性能を意図的に下げることにより、発熱を少なくするという方法がWindows PCには存在する
1番簡単なものはバッテリー表示のダイアログボックスにある、電源モードの切り替えだ
より良いバッテリー、高パフォーマンス、最も高いパフォーマンスみたいなアレである
勿論これだけでも効果はある。今現在最も高いパフォーマンスにしているなら、それを高パフォーマンスに下げるだけで温度の低下を図れるだろう
しかし、これ以外にも方法は存在する
それが電源プランのプロセッサの電源管理である
電源プラン、プロセッサの状態からパフォーマンスを下げることが出来る
Windowsの設定→システム ディスプレイ、通知、電源→電源とスリープと辿っていき、電源の追加設定をクリックする
すると電源オプションというウィンドウが開くので、そこにあるプラン設定の変更をクリック
そうするとまた別の表示に切り替わる。最後に詳細な電源設定の変更をクリックしたらゴールだ
あとはプロセッサの電源管理→最大のプロセッサの状態と辿り、バッテリ駆動と電源に接続の双方のパフォーマンスのパーセントを90~70あたりまで下げる
あとはOKをクリックすればおしまいだ
電源プランの変更+高パフォーマンスでCPU温度は高負荷時でも70度以下になった
設定後同じように高負荷な処理を行ってみたところ、個別冷却なしでもCPU温度は60度前後に保たれるようになった
Open Hardware MonitorというCPUの状態をモニターできるアプリで見てみたところ、どうやらCPUのクロック周波数が下がっているようで1400MHzあたりに固定されて動作しているようだった
しかし、これでも最も高いパフォーマンスにするとクロック周波数は2500から2800MHzのあたりを行き来するようで、普通に80~90度まで上昇する
その後、テストとしてGoogle ChromeでYouTubeを1080pで再生してみたが、これは最も高いパフォーマンスでも60度以下だった(高パフォーマンスなら50度以下がベース)
これらを総合して考えるに、最も高いパフォーマンスは普通にブラウジングなどを行う時にして、高負荷時は高パフォーマンスに下げることが得策だろうか
もしくは高パフォーマンスでも特に困らなければ、夏場は最も高いパフォーマンスは封印するか……まあそれはおいおい考えていくとしよう
あとがき。やっぱ高負荷な事するならデスクトップかな
やはり、ノートパソコンというのは製品の性質上排熱はデスクトップに非常に劣る
デスクトップと違いケース内に隙間なくパーツが組み込まれているし、ファンも弱く小さいものが多い
これはスリムノートや2in1などで特に顕著だ
そのため、用意にこのような高温になってしまうのだろう
なので、高負荷な処理を行うのが前提であれば、ノートパソコンよりデスクトップを選んだ方がいいだろう
今回はパフォーマンスを下げるという手段を取ったが、私は気温が下がる秋頃まではこの運用をしていきたいと思っている
勿論パフォーマンスを落とせば性能は落ちるということになる。
しかしAtomやCeleronに比べれば、パフォーマンスを落とそうが比べ物にならないくらい快適なのだから困ることもないだろう
なによりもまだ購入して日が浅い。そのため、壊れると精神衛生的非常に厄介だ
巷では冬場に普通に運用できていたPCが、夏場に近付くにつれ熱暴走し壊れるというケースが多いと聞く
そういうものはできる限り避けたい。そのため、これからは毎年このような運用を続けていこうと思う
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