コーヒーのタンニンはカフェインの吸収を防ぐ?含有量は?クロロゲン酸はカフェタンニン?気になったので調べてみた

♨の人

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緑茶のカテキン(タンニン)はカフェインと結合し、吸収を緩やかにするためコーヒーよりもカフェインの効きが弱くなる

これは昔からよく言われている定説です



しかし、少しだけ疑問に思っていたことがありました

それが、コーヒーにもタンニン含まれてるんじゃね?という事


そもそもタンニンは緑茶の渋みを構成している重要な成分であるため、それならコーヒーも渋いしタンニン含まれてるんじゃ……ってこの記事を書いている途中から今の今までずっと思っていました

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というわけで、今回はコーヒーのタンニンについて徹底的に調べてみました





コーヒーのタンニン含有量は緑茶よりも多い?



とりあえずはGoogleで「コーヒー タンニン 含有量」と検索すると、まあ今日日いくらでもそんな情報は出てきます

しかし、それらの情報は総じて「コーヒーは緑茶より多くのタンニンを含んでいる」というものでした



まあというわけで上の私の予想はビンゴだったわけですが、それならなぜ緑茶の方がカフェインの吸収が緩やかになるんだよ?という疑問がさらに強くなってしまいました


しかしそこから少し調べてみるもののあまりにもキーワードが不足しているために何を調べても大した情報が得られない

こりゃデッドエンドか……と思ったその瞬間、ふとある事を思い出しました



「あれ?確かタンニンってポリフェノールだよな?」

タンニンがポリフェノールの一種であるということ。これが大きな手がかりとなりました




というのも、コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールがとても沢山含まれています

これはもしやなんやかんやあるのでは……と思い、早速クロロゲン酸について深く調べてみることにしました









クロロゲン酸とカテキン(タンニン)について。どちらも同じポリフェノールだが……



調べてみた結果、コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノールは、どうやらタンニンとよく似た働きをするらしいです

構造も非常に似ているため、カフェタンニンとしてタンニンの1種として扱われていたことがあるそうです


しかし、コーヒーのクロロゲン酸類は緑茶などのそれに比べて活性が低いために、今現在はタンニンとして扱うのは不適切とされているとのこと
(イソクロロゲン酸には若干のタンニン活性あり。一般的にコーヒー豆のイソクロロゲン酸の含有量が多くなると、金属性の異味がコーヒーに生じるとされています)

そのため、カフェインの吸収を妨げる効果も弱いということです




ちなみに偏にポリフェノールと言ってもそれぞれ分類があるらしく、カテキンはフラボノイド類というものに属するポリフェノールだそう

またフラボノイド類には狭義と広義があり、構造の違いで区別され、狭義では淡黄色のフラボノール類フラボン類、無色のフラバノン類フラバノノール類イソフラボン類が存在し、その多くが配糖体だとか
(大豆イソフラボンとかね)

んで広義では2つのベンゼン環が炭素3つで結合された基本構造をもつものをフラボノイド系と呼んで、ブルベリアイでおなじみアントシアニン、この記事のポイントでもあるお茶のカテキンなんかが属するとか。

……自分で書いててなんだけど意味わかんねー



ちなみにポリフェノールはかなり広義で、フラボノイドだけでもこんなにややこしいのに更にフェノール酸類(クロロゲン酸はココ)やらエラグ酸類やらリグナン類やらめちゃくちゃ別れてるみたいでほんとわけわかめ



そろそろ私の頭がパンクしそうになってきたので、今回の記事では掘り下げるのはここまでにしておきます
(因みに上の表はExcelで自作しました)









てなわけでやっぱカフェイン取るならコーヒーが一番ということで



というわけで、今回はいろいろと小難しい話を並べてきましたので超簡単に結論を出したいと思います

コーヒーのタンニンは弱いからカフェインの吸収を阻害しない

以上です

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